【ニューヨーク共同】米国のクラフト国連大使は5日、電話会見し、中西部ミネソタ州での白人警官による黒人男性暴行死事件を巡り、中国やイランが米国の対応を批判していることについて「独裁国家と自由を愛する国には明確な違いがある」と述べ、強い不快感を示した。

 クラフト氏は「人種差別のような厳しい問題にも対処する自由な社会と議論も許さない社会とでは倫理的に全く異なる」と強調。中国による新疆ウイグル自治区チベット自治区での少数民族への抑圧的な統治を取り上げ、米国で起きていることとの「違いを議論する必要がある」と主張した。