パルデンの会

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九月連休が明けて、トランプのランドスライド(地滑り大勝)が視野に入った

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宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和2年(2020)9月10日(木曜日)
        通巻第6641号  
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 九月連休が明けて、トランプのランドスライド(地滑り大勝)が視野に入った
  最初はブーム、やがて萎んで惨敗となった韓国諭のパターン再現か
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 八月半ばまで、トランプ再選には赤信号が灯っていた。
 主因はコロナと失業である。小誌は「八月末までに失業率の大幅な改善がないと、再選は危ない」と予測してきた。

 コロナ災禍は拡がり、死者は20万人近くなり、ホテルもレストランは営業できず、失業は鰻登りだった。大不況なみに14・7%。こうなると誰であれ、有権者は現職以外を選ぶ傾向がある。

 七月から失業率が下がり始めた。株価は上昇し始めた。さらに中国バッシングが全米で受け入れられた。失業率は12・3%から8月速報は8・4%となった。
 CNNの世論調査ですら、バイデンとの差が3%に縮まった。マイケル・ムーアが予測した。『トランプ再選に備えよ』と。オッズメーカーの人気も、0・3%に縮まった。劇的である。

 2019年の台湾総統選挙を思い出す。
 蔡英文の再選は6月まで絶望的だった。国民党はむしろ勢い余って韓国諭(高雄市長)と郭台銘(鵬海精密工業CEO)の二人が名乗りを上げ、とりわけ中国の覚えめでたいき韓国諭が、飛び出した。どの世論調査でも韓国諭の圧勝を予測していた。

 劇的な状況変化は香港だった。
200万人のデモが発生し、中国共産党への抗議活動は11月になっても収束せず、民主化へのうねりが、台湾へ跳ね返った。
 2020年1月11日、蔡英文は圧勝した。

 雇用が増え続けて、米国経済が上向き傾向が続くと仮定すれば、トランプのランドスライドも視野にはいる。この可能性が25%ほどある。

 共和党の接戦州における巻き返しが遅れており、CMを撃ちすぎたため選挙資金の枯渇が見られる。そのうえ、メディアはトランプ叩きが続いているので、フロリダ、テキサスで逃げ切っても、イリノイミズーリ州などでトランプの苦戦が続いており、辛勝となる可能性が50%である。

 すると残り25%は認知症の老人が勝つ可能性がまだ残っている

    ☆○▽◇み◎○△□や○△□◇ざ◎○△□き△□☆☆