パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

不正な中国政府:制裁を課して、税関などで監査していても、どのような抜け道をかれらは活用しているかといえば、倒産企業の活用(米国籍の会社を擬装できるうえ、安値で買収。この手口は日本でも応用されている)。 また国際ファンドを活用し、たとえば北海道、沖縄の土地を日本企業が購入したことにして、実際は中国のファンドが買狩ったケースが多数報告されている。日本人がダミーとなって目先の売り上げ増大のため、中国ファンドに協力しているのだ。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和四年(2022)10月20日(木曜日)弐
         通巻第7498号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)小誌は明日10月21日~23日休刊となります!
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 中国系アメリカ人科学者1400名が米企業から中国系企業へ移籍
  超音速技術がいかにして中国に盗まれたか
****************************************

 超音速ミサイルを中国が完成したとき、ミラー米軍統幕議長は「スプートニクショックに値する」として衝撃の深さを吐露した。技術が劣勢である中国が米国を超えることがないとされた次世代技術を、中国が軽々と突破したからだ。

 米商務省統計によれば、トランプの中国制裁以後も、米国の50社から、およそ300の技術が中国に売られたと具体的な数字を挙げた。とくにブラックリストにあがった中国企業に米国からハイテクの機密が漏洩した。
 具体的には中国半導体製造メーカーの大手「飛騰集団」(本社天津)は台湾侵略シミュレーションのためのAIなどを入手していた。

 ブリンケン国務長官が「従来言われているより早く、台湾侵攻に中国が踏み出す可能性がある」とした発言も上記の動きを勘案してのことだろう。この発言は10月17日にカリフォルニア州の大学でライス元国務長官と公開対談した際に飛び出した。
制裁を課して、税関などで監査していても、どのような抜け道をかれらは活用しているかといえば、倒産企業の活用(米国籍の会社を擬装できるうえ、安値で買収。この手口は日本でも応用されている)。
また国際ファンドを活用し、たとえば北海道、沖縄の土地を日本企業が購入したことにして、実際は中国のファンドが買狩ったケースが多数報告されている。日本人がダミーとなって目先の売り上げ増大のため、中国ファンドに協力しているのだ。

 他方、米国から中国系アメリカ人技術者が1400名ほど、中国系企業や研究所へ移籍したことが分かった(サウスチャイナモーニングポスト、10月20日)

     □☆◎☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□    
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
(休刊のお知らせ)小誌は明日10月21日~23日休刊となります! 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇◆◇☆◇◆◇
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 神代のウガヤフキアエズの子が人代のカムヤマトイワレビコに「突然変異」
  ネアンデルタール人とホモサビエンスは交配していた
****************************************

 ロシア南部アルタイ山脈の洞窟遺跡(59000年ほど前の洞窟)から出土した13人のネアンデルタール人の骨や歯からDNAを抽出し解読したところ、2人は父と十代の娘であることが分かった。
https://www.nature.com/articles/d41586-022-03005-y
 (英悟原文は上記サイト、英科学誌『ネーチャー』、この記事は32ドル)

 本年度のノーベル賞受賞のペーポ博士(独マックスプランク研究所)らの国際研究チームが英科学誌『ネーチャー』(10月20日号)に発表した。
『ネーチャー』といえば、世界的な科学生物医学雑誌で、日本人で南方熊楠が初めて寄稿し合計51本が掲載された(熊楠の英悟論文集も翻訳出版されている)。

 ペーポ論文では10歳前後の男児と成人女性は孫と祖母か、或いは甥、叔母の関係、またはいとこ同士の関係とみられる。ネアンデルタール人のDNA解読で家族や親族の関係が明らかになるのは初めてのことだ。
 ペーボ博士と言えば、ネアンデルタール人細胞核DNAを初めて解読し、「ホモサピエンスネアンデルタール人は交接していた」と画期的な論文で世界的に知られる。
同書の日本語訳もベストセラーとなった。くわえてペーポ博士は近縁のデニソワ人を発見した。

さて、このニュースで直感的に連想したのだ。
神代のウガヤフキアエズの子が人代のカムヤマトイワレビコに突然変異したのは、ネアンデルタール人とホモサビエンスは交配していたとする仮説が正しければ謎は解ける。

 『古事記』では、この箇所はじつに神秘的に描かれている。
 神武天皇(カムヤマトイワレビコ)の母親となる「豊玉毘売姫、自ら参出て白ししく、妾は已に妊身めるを、今産む時に臨りぬ。こを念ふに、天つ神の御子は、海原に生むべからず。故、参出到つとまをしき(中略)。海辺の波限に鵜の羽を萱草にして、産屋をつくりき」

 そして豊玉毘売姫は夫(ヒコホホデモノミコト)に「お産の現場を見るな」と要請したが、夫は見てしまった。
 「八尋鮫になりて匍匐ひ委蛇(もこよ)ひき」。
 鮫の化身だった。見られて恥を知る母親はウガヤフキアエズをうみ置いて海原へ去った。

 そのウガヤフキアエズ(天津日高日子波限建鵜萱草葺不合命)が玉依毘売命と結婚し、イツセ、イナヒ、ミケヌノ、そしてカムヤマトイワレビコの四兄弟を産んだ。イツゼは神武東征に同行し紀国亀山で戦死し、イナヒ(稲氷)とミケヌノ(御毛沼)は『古事記では次兄が「波の穂を跳みて常世国は渡りました。稲イナヒは海原に入りましき」となる。
 生き残ったカムヤマトイワレビコ神武天皇として樫原に即位した

 この箇所を『日本書紀』でみると、過程はほぼ同じであり、肝心の神が人になった経過は、ウガヤフキアエズの母親が鮫の化身で大海原へ還ったという物語が、日本人の祖先誕生。すなわち天皇誕生という風に結びつけられている。

 日本に明石原人、中国に北京原人がいた。ネアンデルタール以前だろう。現存する原人の骨はインドネシアジャワ原人だが、学説はや山のように存在するにしても、ホモサピエンスに突然変異したのではなく、交接したという大胆な仮説が、生き生きとしてこないだろうか?
       □☆◎☆み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□