トランプ氏、スーパーチューズデーで12の州で圧勝確実
2024年3月5日、フロリダ州ウェストパームビーチのマール・ア・ラーゴでの選挙夜警パーティーに到着する共和党大統領候補で元大統領のドナルド・トランプ氏。本日、スーパーチューズデーの一環として16州が予備選と党員集会を開催した(Photo by Win McNamee/Getty Images)
米国では5日、15の州の大統領予備選の投票が集中するスーパーチューズデーを迎え、同日に開票も行われる。
トランプ前大統領は12州で勝利を確実とした。
トランプ氏はこれまでにバージニア州、ノースカロライナ州、アラバマ州、マサチューセッツ州、メイン州、オクラホマ州、テネシー州、テキサス州、アーカンソー州、コロラド州、ミネソタ州、カリフォルニア州の12州で勝利している。
一方、共和党の有力な対抗馬のニッキーヘイリー氏はバーモント州で勝利を確実にしたと伝えられている。
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)3月7日(木曜日)
通巻第8166号
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トランプの大勝は予期されていたので驚きには値しないが
支持基盤ががらりと変わっていることに注目
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トランプの支持者の46%が女性である。まったく様相が変わって きた。
51%がエバンジュリカル、また65歳以上の高齢者のトランプ支 持は36%となり、都会ではなく地方居住者にいたっては14%し かトランプ支持がない(ニューヨークタイムズ、3月5日)。
リベラル、左翼はトランプ選挙妨害のために裁判で言いがかりをつ け、イメージを損傷させるばかりか、弁護士費用を枯渇させ選挙戦 を不利にする作戦にでている。典型例がコロラド州最高裁判所で、 「トランプは議会乱入事件に拘わったゆえに大統領選挙にでる資格 はない」とした判決だった。
これに対して連邦最高裁は9名のうち3名はリベラルである。とこ ろが9名の『全員一致』で、コロラド州最高裁判決を無効とし、「 州の権限の及ばない判断」と、ほぼ門前払い。左翼判事ですら、 コロラド最高裁の判断は「出鱈目」と判定したに等しい。
共和党予備選は「スーパーチューズディ」前に決着している。いま から七月の共和党大会までに焦点は「副大統領候補」を誰にするか であり、本命は党内バランス重視ならニッキーヘイリー。選挙降板 をポピュリズムでいくのなら大穴はトゥルシー・ギャバートだと、 小誌は予測している。
ウクライナもイスラエルも選挙争点になっていない。争点の中軸は 不法移民問題に移っている。日本のメディアは、まだ「もし虎」 などと、トランプが好きか嫌いかの視点で論じているが、甚だしい 唐変木である。
◎◎み○☆や◎☆ざ○☆き◎☆◎ま○☆さ◎☆ひ◎◎ろ○☆
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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和六年(2024)3月7日(木曜日)
通巻第8166号
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トランプの大勝は予期されていたので驚きには値しないが
支持基盤ががらりと変わっていることに注目
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トランプの支持者の46%が女性である。まったく様相が変わって
51%がエバンジュリカル、また65歳以上の高齢者のトランプ支
リベラル、左翼はトランプ選挙妨害のために裁判で言いがかりをつ
これに対して連邦最高裁は9名のうち3名はリベラルである。とこ
共和党予備選は「スーパーチューズディ」前に決着している。いま
ウクライナもイスラエルも選挙争点になっていない。争点の中軸は
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