小学生に猛スピードで突っ込む車 血まみれの子供たち、どこまで続く「社会報復」=中国 山東
現在の中国では、経済不況などの外的要因ばかりでなく、社会に充満した「戻気(リーチー・邪気)」の影響により、さまざまな凶悪事件が発生しやすくなっている。なかでも、社会報復を狙ったとみられる無差別殺傷事件が相次いでいる。
3月1日午後1時40分頃(現地時間)、山東省德州市にある小学校の校門近くで、自動車が猛スピードで生徒の群れに突っ込む事件が起きた。犯人の動機は不明だが、これも社会報復を狙ったものと見られている。
「この世のもの」とは思えない、凄惨な光景
死傷者について、当局は「2人死亡、6人負傷」と発表している。しかし、目撃者によると「約40人が車に轢かれ、このうち少なくとも7人の生徒がその場で死亡していた。容疑者の運転手も死亡した」という。
ネットに流出した現場動画のなかには、この世のものとは思えない凄惨な光景が映っていた。
道端で泣きじゃくる小学生。地面に横たわって全く動かない子供の血まみれの体。まさに地獄絵図である。
また、別の動画のなかには、この「事件」を起こしたと見られる犯人の男の姿もある。地面に倒れている様子から、すでに意識を失っているようだった。そのそばには、フロント部分が破損している黒い車も停まっている。男が死んでいるかどうか、この映像からは分からない。
(3月1日午後、山東省德州市にある小学校の校門近くで、自動車が猛スピードで生徒の群れに突っ込む事件が起きた。現場動画)
「生徒が多い時間」を狙ったか
エポックタイムズの取材に応じた目撃者の陳鵬さん(仮名)は、当時の様子を次のように話した。
「事件を起こした運転手は、まず走行中の電動バイクにぶつかった後、小学生の群れに向かって突進した。1回ぶつけた後、車をバックさせて、すでに一度轢いた生徒を再び轢いたんだ。運転手はその後、車に乗ったまま逃走した」
現場にいて、警察に通報をした陳鵬さんは「当局は本当の死傷者数を公表する勇気などない。実際の死傷者数は、地元の人たちだけが知っている」と嘆いている。
また犯人について、陳鵬さんは「(犯人は)計画的に事件を起こした」として、次のように話す。
「あの犯人は、生徒たちが路上に多い時間をあえて選んだ。農薬と酒を飲んだ後、事件を起こして社会報復を行った。犯人は事件を起こした後、死亡した」
そのほか、一部のメディアは「自身が障害者であるうえ、癌を患っていることも知った犯人は、国からの補助金を申請したが承認されなかった。そこで社会報復を行うに至った」と報じている。
事件の後、当局はこのニュースの封鎖に躍起になった模様だ。ネットに流出した現場の動画や画像はいずれも削除されている。陳鵬さんは「動画を投稿した市民は皆、現地の警察署から警告の電話を受けた」と明かした。
他省でも起きている、同様の事件
昨年12月13日にも、四川省資陽市の中学校の校門近くで、路線バスが猛スピードで生徒の群れに突っ込む事件が起きている。
こちらも生徒たちが補習授業や自習時間を終えて、下校するピークの時間を狙った犯行だった。バスに轢かれた複数の生徒が、うめき声を上げながら地面に倒れ込んでいる様子を映した動画がネットで拡散された。
事件関連のトピックスは、一度は中国SNSウェイボー(微博)のホットリサーチ入りしていたが、程なくして、ホットリサーチを取り消された。その後すぐに、事件の関連報道までネットから削除されている。
ネット流出の画像では 多くの小学生が瀕死の様子、そこをオートバイに乗った 親父が介助、支援もせず 見物人で過ぎていく、最悪の国である。 神奈川で 身障者たちを殺害、傷害した犯人は 大学時代に日本人に帰化した人間
であることを、誰も伝えない。 大量殺戮の発想は日本人の教育からは生まれない。
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