パルデンの会

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トランプが2017年に発言している。 「中国人とみたらスパイと思え」  そして足しげく中国渡航する日本人はハニトラとマネトラの本人さんです。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)9月5日(木曜日)
     通巻第8396号 <前日発行>
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 NY州知事民主党)の前補佐官は中国のスパイだった
  文書改竄、不法移民補助、マネーロンダリングなどで逮捕、起訴
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 キャシー・ホークルNY州知事の前補佐官が、中国政府のスパイだった。
この補佐官はリンダ・サン(漢字名不明)。中国生まれ。夫とともにホークル知事の政策に対して中国の利益を図り、数百万ドルの資金洗浄を行っていた。

リンダ・サンと夫のクリス・フー(夫も姓からして中国人だろう)夫妻は、ロングアイランドにある豪邸でFBI捜査官に逮捕された。ブルックリンの米国連邦検事局はこの夫妻が中国人エージェントとして活動したこと、ビザ詐欺、不法移民の入国補助にくわえてマネーロンダリング共謀の罪で起訴された。
 夫は銀行詐欺共謀罪と身分証明書不正使用罪でも起訴された。

サンはニューヨーク州民主党で15年間はたらき、クオモ元知事の下で高官となり、クオモ辞任によって副知事から昇格したホークル女史の副首席補佐官に就任した。リンダは地位を利用して台湾の政治家がホーチョル知事にアクセスすることを阻止し、公式メッセージは中国共産党の指示によってか、改竄し、中国の政治家に知事の許可もなく招待状を送り、また不法入国の手助けをしていた。
見返りに夫妻は共産党筋から数百万ドルを受け取ったとされ、夫がマネーロンダリングしてハワイとニューヨークの600万ドル以上の不動産とフェラーリを購入していた。

ホークル知事は中国のスパイ活動に巻き込まれた最初のケースではない。
すでにダイアン・ファインスタイン上院議員カリフォルニア州民主党。故人)は、 20年間にわたり中国のスパイを秘書兼運転手として雇っていた。

クリスティン・ファンという中国のスパイは2011年から2015年の間に、ハニートラップを仕掛け、2人の民主党市長と関係したうえ複数のカリフォルニア州政治家に近づいた。 
そのなかには下院情報委員会に所属し、トランプ前大統領に対するロシアゲート」陰謀説を展開したエリック・スウォルウェル下院議員も含まれている。

    ☆◎☆◎ミ○☆◎☆◎ヤ◎☆◎○☆ザ◎☆○☆◎キ◎◎○☆□~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024年)9月5日(木曜日)弐
     通巻第8397号 
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 NY州知事の前補佐官が中国のスパイだった(その2)
  公文書偽造、改竄もさりながらマネーロンダリングの隠れ蓑では?
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9月3日に起訴された中国スパイ夫妻(孫文&胡暁)は合計200万ドルの保釈金で拘束を解かれた。(孫文の「文」は「雨」冠)。
いったい200万ドルの保釈金は誰がどのように調達したのか? 
孫・胡夫妻はブルックリン連邦裁判所における罪状認否審問で、外代理人登録法違反および共謀、ビザ詐欺、偽造文書による外国人の不法入国支援、マネーロンダリング共謀など十の容疑をすべて否認し無罪を主張した。

 ニュージャージー選出のメネンデズ上院議員民主党)は、エジプトから法外な金額や金塊を受け取りながら、外国代理人登録をしておらず、現在裁判中だ。この汚職上院議員ならまだしも、州知事の補佐官ふぜいで、想定外の巨額な金銭の授受は、ほかに大きな金融犯罪が絡んでいるのではないのか。

 FBIは 7月にスパイ夫妻の邸宅を捜索し証拠を押収している。
起訴状によれば、リンダ・サン(孫文=41歳)は中国当局者へのメッセージの中で、業績を自慢し、NY知事室がどのように決定を下したかの裏話が含まれていた。ハンター・バイデンのラップトップのようだ。
つまり公文書の改竄と偽造で、このましからざる中国人政治家のアメリカ招待や怪しい中国人へのヴィザ発給推薦など、たしかに重罪でありスパイ行為に該当する。
だが問題はマネーロンダリング地下銀行との関係ではないか。

 夫妻のハワイの豪華コンドミニアムの価値は210万ドル(3億1500万円)。NYロードアイランドの豪邸は355万ドル(5億円強。BBCは410万ドルと見積もっている)。フェラーリの「ローマ2024型」の価格は、日本で買うと3280万円です!

起訴状には、中国人民解放軍当局者の名前が42回も言及されている。ホークルNY州知事旧正月のメッセージで中国政府から迫害を受けている中国のイスラム少数民族ウイグル族の窮状に言及することを孫文は阻止した。この行為で中国から賞賛を受けた。

夫の胡暁がやらかしたマネーロンダリングの規模はかなり大きく、検察は「これは普通の金融詐欺ではない」とした。坊主頭の胡暁(40歳)はワイシャツだけで出廷したが、近親者の名前で80もの銀行口座を開設し、大規模な資金洗浄を行ったという。胡の表向きの「実業家」とは、シーフード会社とワイン店経営者となっているが、起訴状に因ればダミー企業とみられ、「利益を上げていなかった」。

夫妻は納税申告書を誤魔化し、水産事業で2021年に5万3000ドル以上の損失を出し、2023年にはわずか約12万3000ドル、2024年には5万ドルの利益しか出なかったと申告いた。この売り上げでフェラーリは買えない。
 検察側は罪状認否中に、この計画には「多数のダミー企業」が関与しており、連邦政府が80件の金融口座の記録を召喚したことを明らかにした。

 スパイの雇用主だったホークルNY州知事のオフィスは「不正行為の証拠を発見した後、2023年3月に彼女の雇用を解雇し、彼女の行為をすぐに法執行機関に報告し、捜査に全面的な協力をしてきました」と述べた。必至の責任逃れだ。
 そして事件が国際的に報道されてしまった以上、NY州知事は突如、「NY中国総領事館の総領事を国外追放して欲しい」と言い出した(NYタイムズ、9月4日)。

 告発から一年半も経過してからの逮捕、民主党の対応ぶりの曖昧さ、しかしホークル知事の任期はまだ二年あり、改選で落選の恐れがないため選挙前のスキャンダル公表となったようだ。

 ▼フィリピンでも中国スパイを摘発、インドネシアに逃亡していた

9月4日、フィリピン入国管理局はアリス・グオ(音訳=郭華坪)前バンバン町長が中国系犯罪組織に深く関与したとして解任され、逃亡していた。この中国人女性スパイはインドネシアで警察拘束されたと発表した。(郭華坪の「坪」は草冠、土編は「さんずい」)
グオ前町長は中国人、過去の履歴はまったく不明、フィリピン国籍があるのか、どうかも曖昧という。
いかにもフィリピンらしい話である。インドネシア警察は拘束したグオをフィリピンに送還する。

 グオはフィリピン北部、バンバン町の中国系オンラインカジノが人身売買などの疑いで摘発された事件の取り調べの過程で、違法ビジネスに関与していた疑いが浮上した。
 とくにマネーロンダリングに手を染め、180万ドルを不正に送金していたとされる(博訊新聞網、5月4日)。

彼女は2003年にフィリピンに入国した中国国籍の人物と指紋が一致したため国籍さえ怪しい。
グオの出生記録やフィリピンで学校に通った記録がないなど、22年に町長選で当選する前の経歴は闇の中、最初から中国から目的を指示されてフィリピンに送り込まれたスパイだったようだ。

トランプが2017年に発言している。
「中国人とみたらスパイと思え」

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