「どういう道を進むかは自分で決める」斎藤兵庫県知事、県議会全会派からの辞職要求にも改めて辞職否定
斎藤元彦知事の疑惑などが文書で告発された問題をめぐり、県議会第2会派の「維新の会」が9日、斎藤知事に対して、辞職要求を申し入れた。これで自民など全5会派が辞職を求める見通しだが、斎藤知事は「予算を成立させ、県民の生活をしっかりと支える」と改めて、取材陣に対して辞職を否定した。詳しい内容は次の通り。
-先ほど維新から辞職と出直し選挙を求める申し入れがあった
維新の皆さんには3年前の選挙から支援を頂いた。改めてお礼申し上げたい。申し入れがあったことは真摯(しんし)に受け止めたい
-維新の申し入れに応じる考えは
私としては先日の百条委員会に出席して自分なりの考えや認識を伝えた。県民に伝わったかというと不十分と指摘もあるだろうが自分なりの言葉で懸命に伝えた。これから百条委、第三者機関に出席してこの問題に不安を持っている方に説明していくことが私の責務。今月に始まる県議会。物価高騰対策、お米が高騰するなど県民生活は苦しい。現在、補正予算の最終調整をしているところであり、県民の暮らしをしっかり支えることが大事。来年度予算も部局別に議論している。県民の生活、安全安心な社会、元気な兵庫県をつくるための予算施策をしっかりやっていくことが私の大きな役割だ。
-辞職に応じないとなると不信任決議案が可決されるのも確実な情勢、可決されると失職か議会の解散になる
県議会の判断はこれからの話。今日の申し入れは本当に重く真摯に受け止めたい。この後の状況については、現時点でのコメントは控えたい
-辞職要求を拒めば不信任決議案の公算が大きい。どんな選択肢を考えているのか
議会側がどう対応するかはまだ決まっていない段階。仮定の状況についてのコメントは差し控える。今は、やはり第三者機関による調査、百条委が開かれている。知事として説明することが大事。ハラスメントの問題も不適切なことがあったのは改めないといけない。贈答品の問題についても社会通念上の範囲とはいえルール作りが大事。県の公益通報も外部に窓口を設置するなど改善すべきことはしっかりやる。
-百条委は辞職してもやれる。県政を前に進めるなら辞職して民意を問うべきという意見もある
もちろん、いろんなご指摘はあるが、私は3年前に付託を受けて選ばれた1人の政治家。至らないところはあるが政治家としてどう対応するかは自分で判断したい。3年しか知事はしていなくて政治家としては力が足りないところもあると思うが、県民から付託を受けた。どういう道を進んでいくか自分が決めるのが大事だと思う。
齋藤知事の退職金は 「1500万円以上」 運転手にも「自宅を教えない」特異な性格で「災害対策本部名簿も空白に」
「徹底した“秘密主義”」
兵庫県の齋藤元彦知事(46)がパワハラなどの疑惑を内部告発された問題を巡り、彼を擁立し後ろ盾となっていた維新の会は辞職を申し入れたが、本人は続投の意向を示している。なぜ、齋藤知事は一切の責任を取ろうとしないのか――そこには彼の特異な性格が影響しているという。 【写真をみる】“お土産”を「俺がもらっていく」と堂々お持ち帰り 高級ガニを手に満面の笑みを見せる“パワハラ疑惑”の齋藤知事 ***
「彼は一連の騒動で注目を集める前から、プライベートを全く明かさない“秘密主義者”として有名でした。たとえば普段、奥様を人前に連れて来ることは絶対にありません。3年前に知事選が行われた際、彼が当選した瞬間と他に1~2度ほど、奥様がチラッと現場に顔を出したことはありましたが、それ以外の公の場で彼女の姿を見た者はいないのです」(地元メディアの記者) また、送迎を担当する公用車の運転手ですら、彼の自宅住所を知らないのだという。
災害対策本部の名簿も空白
県庁の関係者によれば、 「運転手に自宅から少し離れた“ランデブーポイント”を指定しており、必ずそこで乗り降りをしてきたとのことです。一流芸能人のごとく、自宅住所がバレるのを極度に恐れていたとのことです。県の災害対策本部が作成した名簿にも、他の職員は皆住所を記載しているのに、知事の欄だけが真っ白になっていました」 精神科医の片田珠美氏はこう言う。 「秘密主義は、わずかでもあらや落ち度を見られるのを嫌うという、強烈な自己愛の延長上にあるものです。そのような性格の人は、得てして自身の能力や地位を過大評価しており、パワハラ気質に陥りがちです。さらに、批判に対して過剰反応し、自らの非を認めようとしない傾向が強いともいえるでしょう」
退職金の額は?
それゆえ、今なお自ら混乱の責任を取って辞めるといった判断を下せないのだろうか。 ただ、このまま知事を続けるのは困難というのは衆目の一致するところではある。仮に今辞任した場合、当面、頼りは貯金と退職金だけということか。 もっとも、その退職金について言えば、本来なら来年7月の任期満了まで務めた際の満額は約4052万円だった。だが、維新に擁立された齋藤知事は就任後、自らに“身を切る改革”を課してこれを約2026万円に減額した。仮にこの9月中に知事を退くとすれば、 「就任から今年8月までの計37カ月分で、約1561万円の退職金が支払われる計算となります」(県人事課の担当者) ちなみに、年収についても同様、維新の方針で、 「本来だったら約2471万円でしたが、約1775万円に減額されています」(同) 減額されたとはいえ、1561万円の退職金は庶民にはうらやましい限りである。県庁にはそんなカネは払う必要がないとの抗議電話が殺到しそうだが、ご本人はこんなことになるなら、身を切る改革なんて言わなきゃよかった、と内心思っているかもしれない。 9月12日発売の「週刊新潮」では、県政を混沌(こんとん)の渦に陥れている齋藤知事の素顔などについて、より詳しく報じている。 「週刊新潮」2024年9月19日号 掲載
そんな知事は 『いらん』 と兵庫県民は言うべき!だし、
そんな輩を 総務省、大阪府、自民党、維新の会が東大卒というレッテルを付けて議員に推薦した功罪も問われるはずである。
兵庫県民は総務省と大阪府と東大卒にごまかされた、辞任しなければ議会解散となる、県民は怒りの電話とメールを兵庫県に送ろう
『県政を前に進める』と言うなら、自身の言葉で具体的に説明すべきだ」とみんなで兵庫県に意見しよう!!!あるいは『嘘つき』というか!
9/11 追伸12:00
斎藤知事の後援会、トップのアシックス尾山氏辞任 「言動にがっかり」経済界との断絶決定的
兵庫県の斎藤元彦知事がパワハラ疑惑などで内部告発された一連の問題を巡り、知事の後援会組織「ひょうごを前に進める会」の代表世話人、尾山基氏(アシックス・シニアアドバイザー、神戸商工会議所副会頭)が辞任していたことが10日、分かった。
同会は片山安孝元副知事や有力経済人らでつくられたが、名簿も事務局もなく、片山氏が7月末で副知事を辞職して以降、事実上有名無実化している。元々、経済界と知事との間で微妙な距離感が指摘されていたが、断絶は決定的になった格好だ。
【写真】斎藤知事の後援会の代表世話人を辞任したアシックス・シニアアドバイザーの尾山氏
尾山氏は「県議会調査特別委員会(百条委員会)などでの言動や次々に明らかになる事態にがっかりした」と述べ、支援できる状況ではないことを明らかにした。「この状態になってまでして知事を辞めないのも不可解だ」とも述べた。 同会は2021年の前回知事選を前に片山氏や経済人らでつくられた。昨年7月には政治資金パーティーを神戸市内で開催。パーティー券は1枚2万円で約800人が参加した。 神戸経済界は歴代知事と良好な関係を築き、地域開発や阪神・淡路大震災復興プロジェクトなどを協力して推進してきたが、斎藤県政になり、風向きが変化。神戸商工会議所の川崎博也会頭は先の会見で「『県政を前に進める』と言うなら、自身の言葉で具体的に説明すべきだ」と批判した。 斎藤知事は10日朝の登庁時、報道陣の取材に「直接聞いていないのでコメントできない。過去のパーティー開催時に代表世話人として対応いただいたが、組織の役員に就いていたわけではないので、辞任や辞職には当たらないのでは」と説明。組織は政治団体として存続していると話した。尾山氏には「ご指導、力添えをいただいたことには心から感謝申し上げたい」とした。(加藤正文、大盛周平、金 慶順)