パルデンの会

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「赤ん坊に熱々コーヒーかけた事件」をめぐり、今月28日、20数名の黒ずくめの男たちは、オーストラリア、メルボルンにある中国大使館前で抗議をした

国際 容疑者は犯行後に中国へ「逃げ帰った」

【動画あり】「赤ん坊に熱々コーヒーかけた事件」 豪州市民が中国大使館前で抗議=豪州

【動画あり】「赤ん坊に熱々コーヒーかけた事件」 豪州市民が中国大使館前で抗議=豪州
「コーヒー事件」の容疑者の男と大けがを負った赤ん坊。(ネットより)
 
2024/10/29
 

「事件」

いまから約2か月前(8月27日)、中国人の男がオーストラリアの公園で、見知らぬ赤ん坊・ルカくん(Luka、生後9か月の男の子、オーストラリア籍)に熱々のコーヒーをかけて大やけど負わせた。男は事件後、中国に逃げ帰ったとされる。

ルカくんは顔と体に大やけどを負い、これまで7回も手術を受けた。危篤状態からは脱したが、一生消えない傷跡がその体に残された。

この件について、目下のところ、中国側はこの事件に対するいかなる反応やコメントも出していない。

「抗議」

「熱々コーヒー事件」をめぐり、今月28日、20数名の黒ずくめの男たちは、オーストラリア、メルボルンにある中国大使館前で抗議をした。

男たちは手にスローガンを掲げてのろしを上げ、赤ん坊にコーヒーをかけた中国人の男と毛沢東習近平の写真、中国国旗を燃やすなどして抗議の意を表した。

参加者の1人は拡声器を通して次のように訴えた。「犯人の永住ビザ申請が却下された後、『白人を傷つけたい』と周囲に話していた」

そして、「あの臆病者は白人の赤ん坊を襲って傷つけた。白人として、もう容認することはできない。あのような外国人が私たちの国に来て、私たちの法律も習慣も守らずに、この大地も尊重しない。もし、あの人でなしがまたオーストラリアに入国してきたら、私は個人的に彼を絞め殺すだろう。オーストラリアで一番高いビルに吊るすつもりだ」

(抗議の様子)

 

「動機」

現地警察によると、容疑者の男は学生ビザでオーストラリアに来た中国人(33歳)で事件後に出国している。現在、世界範囲で指名手配にしており、捕まえたら最高で終身刑となる可能性がある。

男児に一生残る傷を負わせた容疑者を、必ず見つけ出して責任を負わせる」とオーストラリア警察は決意を表明している。

「熱々コーヒー事件」の容疑者の男(ネットより)

 

男の身元や動機については、事件の後、中国SNSに関連情報が続々と上がった。関係者によれば、男は杭州出身で、オーストラリアでの犯行後、すでに中国に逃げ帰ったという。

容疑者の友人(中国人)はメディアの取材に対して、「容疑者は学生ビザなどで長くオーストラリアの食肉工場で働いて来たが、オーストラリアに滞在するためのビザが再度拒否されたことが動機。オーストラリアを後にする前に腹いせに無関係な赤ん坊を傷つけて白人に復讐をした」と明かしている。容疑者は犯行後の8月31日にシドニーから飛行機に乗り、オーストラリアから逃げたという。

また容疑者の同僚だったという市民に証言によれば、容疑者は「変わった人」で付き合いにくく、「頭がおかしい人だった」と証言している。

 

華人圏からも怒り

事件後、ルカくんの両親はネット上で医療費の寄付を募った。そのもとには、現在20万ドルの募金が寄せられており、寄付者の中には多くの華人がいるという。

「同胞が本当に申し訳ないことをした。私も私の華人の友人ともに胸が張り裂けそうです」

「この件に心から憤りを感じています。ルカくんの回復を祈っています」

「あの男は中国人の恥だ」

華人は団結して、中国政府に対してあのクズ犯罪者を逮捕して、オーストラリアに引き渡すよう求めるべきだ」

ルカくんの両親のもとには、募金と共に、華人からの謝罪の声も多く届いた。

なかには「善悪の区別もつかないなクズを無神論などで育てた中国共産党にも責任がある」という声もあった。

エポックタイムズ記者。主に中国関連報道を担当。大学では経済学を専攻。カウンセラー育成学校で心理カウンセリングも学んだ。中国の真実の姿を伝えます!