超党派の「日本チベット国会議員連盟」(会長・山谷えり子元拉致問題担当相=自民党)は19日、国会内にチベット亡命政府のロブサン・センゲ前首相を招き、講演会を主催する。自治区では漢民族への同化政策が加速され、89歳のダライ・ラマ14世の後継選びに中国政府が介入しかねないと懸念されており、チベット支援議連として世界最大規模の議連として民族文化の尊重へ働きかけを強めたい構えだ。
亡命政府は1959年のチベット動乱を契機にダライ・ラマ14世がインドへ亡命し、樹立した。センゲ氏は2011年から21年まで亡命政府の首相を務めた。
自治区を巡っては23年2月、国連人権理事会で特別報告者が100万人のチベット人の子供らが親元から引き離され、中国語教育を推し進める寄宿制学校での生活を余儀なくされていると報告するなどチベット文化や歴史、言語、宗教といったアイデンティティーの喪失への懸念が強まっている。
議連の総会では、チベット支援策を話し合う国際会議が6月初旬に東京都内で開催することも報告される。約26カ国から約100人の国会議員や学者らの参加を見込み、1994年に初めて開催され今回が9回目。亡命政府の立法機関である亡命チベット代表者議会が主催し、日本では初めてとなる。
(奥原慎平)
#山谷 えり子
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