パルデンの会

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中国経済の頂点を極めた不動産デベロッパー「恒大集団」は、8月25日に香港証券取引所から正式に除外 一社だけの負債が邦貨換算で49兆円!恒大集団は不動産ばかりか、テーマパーク、保険、メディア、EV自動車、旅行代理店、広告会社など数千もの子会社を抱えるコングロマリットで複雑な事業構造となっていた。伏魔殿だ。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
      令和七年(2025年)8月26日(火曜日)
         通巻第8921号  
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 恒大集団のその後は? 49兆円の債務をかかえ清算が進まない
  ファミリーはカナダへ”逃亡”、隠し財産はいくらあるのだろう?
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中国経済の頂点を極めた不動産デベロッパー「恒大集団」は、8月25日に香港証券取引所から正式に除外された。
 かつて華僑ばかりか世界中の投資家にとって、最も急成長を遂げた不動産銘柄だった。中国政府の「大きすぎて潰せない」という微温的な政策の結果である。たとえば河北省の過疎地に20階建てのタワマンをイキナリ二十五棟も建設し、北京、上海などのマンションギャラリーで模型を見せて、売った。
殆どの購買者は現地も見ないで、誰かに勧められて気軽に株を買うように購入契約を結んだ。投機のつもりだった。だから騙されて買った方も馬鹿だったことになる。

常大集団一社だけの負債が邦貨換算で49兆円!
残されたゴーストタウンは、280以上の都市で1,300件の“未完成”タワマンからなる。引き渡しを待つ数十万人の住宅購入者。さらに、恒大集団の従業員の未払い給与。恒大集団に投資したロンドンやニューヨークの投資家まで、債権者の長い列が、返済を待っている。といっても返済されるのは夢でしかない

契約していた企業、下請けや建材供与企業などへの未払いは邦貨換算で30兆円、つまり債権者の六割は関連業者ということになる。
2023年9月にCEOの許家印は逮捕されており、会社清算業務は遅遅としている
債権者も必死で、恒大集団の中国におけるプロジェクトに対して数百件の法的措置を講じ、数十件の資産が凍結された。日本で言う差し押さえである。

なにしろ恒大集団は不動産ばかりか、テーマパーク、保険、メディア、EV自動車、旅行代理店、広告会社など数千もの子会社を抱えコングロマリットで複雑な事業構造となっていた。伏魔殿だ。

香港の清算人が他の債権者のために資産を回収することは既に困難となっている。恒大集団の残った財産から資金を搾り取るために、清算人は子会社を一つずつ買収する必要があるのだが、実際に回収されたのは雀の涙に過ぎない。

実際の問題とはなにか。許家印の海外隠匿資産である。中国国内ではすでに保有した高級住宅三軒や蒐集した美術品などを売却し、返済の一部に宛てたが、当局が狙っているのはその程度ではなく米国とカナダに隠している財産の行方だ。

逮捕直前に恒大集団はアメリカで破産を申請しており、財産の保全措置をとった。
 ここで注目されるのが「前妻」(擬装離婚と言われる)の丁玉梅である。彼女は美人との噂もあるが、息子二人とともにカナダへ事実上の逃亡、丁の個人資産だけでも邦貨で2140億円と言われる。カナダからアメリカへ移住するといわれ、法的には前妻ゆえに財産没収にはならないだろう。

 ご参考までに!
 宮崎正弘『中国大富豪残酷物語』(ビジネス社)
 https://www.amazon.co.jp/dp/4828427260/

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