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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)11月16日(日曜日)
通巻第9029号 <前日発行>
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トランプ、こんどは応援団長格だったグリーン議員に「さようなら」
タッカー・カールソン、イーロン・マスクにつづいて保守応援団と別離
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トランプ大統領はマジョリー・テイラー・グリーン下院議員に「さよなら」を言った。あれほどの堅い絆は、これほど脆弱だったのか。
イスラエルのガザにおける軍事行動をジェノサイドと批判した共和党支持者は多いが、タッカ-・カールソンとの冷えた関係への変化もそれが原因だった。イーロン・マスクとは政府効率化政策推進での路線対立が原因だった。
マジョリー・テイラー・グリーン下院議員との関係を終わらせることとなった原因は有罪判決を受けた性犯罪者ジェフリー・エプスタイン(獄中で“自殺”)に関する司法省のファイルの公開を求めたことらしい。しかし彼女は、反シオニズム、ジョージソロスをナチス呼ばわりするなど過激な陰謀論者としても知られる。過激なトランプ支持は陰謀論と重なるため、トランプ陣営としては好ましからざる応援団という恰好だった。
トランプは11月13日にSNSに投稿してこう言った。「偉大なジョージア州の『下院議員』マジョリー・テイラー・グリーン氏への支持と推薦を撤回します。ここ数週間、『変人』マージョリーの言うことは文句、文句、文句ばかりでした」。
グリーン下院議員は9月11日同時多発テロや学校での銃乱射事件、宇宙レーザーによる山火事などの陰謀論を唱えて非難されていた。トランプは彼女を擁護していた。
「彼女は私がもう電話に出ないことに腹を立てていると多くの人に話しているが、219人の下院議員、53人の上院議員、24人の閣僚、約200カ国を抱え、それ以外は普通の生活を送っている私には、毎日、暴言を吐く狂人の電話に耐えることはできない」とトランプはつめたく言ってのけた。
グリーン議員の選挙地盤はジョージア州アトランタ郊外で、共和党の圧倒的な地盤、彼女は選挙に強いことでも知られる。
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