中国政府、ウイグル人指導者の家族保有のビル3カ所を破壊へ=新華社
2009年 09月 8日 14:50 JST[ウルムチ 8日 ロイター] 新華社によると、中国政府は、ウルムチの治安回復を目指し、ウイグル人亡命組織「世界ウイグル会議」のラビア・カーディル主席の家族が所有する3つのビルを破壊する方針。 政府は、ウルムチ中心部の店舗や企業に対し、7日は終業時間を繰り上げるよう指示した。 市内では、注射針を使った刺傷事件が続いており、市民の間ではこの命令を受け、新たな騒乱があるとのうわさなども飛び交っている。 警察には、6日夜から7日夜にかけて、77件の新たな針刺し事件が報告されている。 先週には、栗智共産党委員会書記の解任を求め、数千人の漢族が抗議デモを行った。漢族の安全確保に失敗したことと、7月5日に起きた暴動の首謀者の裁判に向けて迅速に行動しなかったためという。この件では、同書記のほか2人が解任された。