パルデンの会

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<転載>チベット人とはの法王様のお言葉

チベット NOW@ルンタ
ダラムサラ通信 by中原一博(www.lung-ta.org)


2010年06月16日
法王と一緒に葉っぱをお皿に食事会
http://blog.livedoor.jp/rftibet/

から 転載の 法王様のお話ー


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我々チベット人は亡命者となって51年になる。このダラムサラに来てから、もう50年以上になる。
この間、一般的にはチベット人はどこへ行って住もうと、その地域の人たちと仲良くやってきた。
ちょっとした問題が確かに起こったことはある、そういうこともたまにはあるだろう。
インドの中だけでなく、スイスにも60年代からチベット人は移住したが、みんな地元の人たちと非常に仲がいい。その他アメリカ、カナダ、オーストリアとかどこでも地元の人たちはチベット人を好きになっている。

内地のチベット人たちは恐怖や不信の状況下に暮らしているにも関わらず、チベット人は元来やさしいのでみんな好きになっているではないか。沢山の中国人もチベット人を好きになっている。

チベット人は周りの人たちがなぜチベット人を好きになるか、という理由根拠を知っておくべきだ。

チベット人は金持ちだからと言って、好かれているわけじゃない。
チベット人はよくものを知っている、特別に知識が豊富だと言って好かれているわけでもない。
チベット人は特別カッコイイとかいう理由で好かれているわけでもない。

そうではなくて、チベット人の心根が一般的に言って、正直で、謙虚で、誠実で、時に人に害を与えることもあるかもしれないが、それでも心の中でそのことを良いとは思わず、後悔するというようなものであるからだ。
どこに住もうと正直に生き、人をだまさず、害心を持たず、愛情深いなら、こういう人を動物だって好きになるであろう。
これが、チベット人の価値だ。
だから、チベット人は誰でも、自分たちの価値をはっきり認識しておくことが大事だ。

中にはちょっとばかり生活が豊かになって来た人もいるかもしれないが、チベット人としてのこの心の価値を失ってしまえば、何の意味もない、台無しだ。

だから、我々はチベット人の真の価値を認識して、生活の仕方は変わるであろう、経済的な変化もあろう、その中で、周りの人に好かれるチベット人の心の価値に目覚め、常に気を付け、それを決して衰えさせないということが非常に大事なことだ。

我々は先祖代々伝えられてきた善なる資質を衰えさせることなく、その精髄を守り、その上に21世紀の知識と技術を修得し、時代に追いつくことが大事だ。

もう何回も言ってきたことだが、我々は亡命の身となり、流離いの人となり、一方で悲しい状況の中にある。しかし、一方で復とない機会を与えられていると考えることもできる。
この好機を十分に活用するための支えを与えてくれているのは、主にはインドの中央政府や地方政府だ。しかし、実際には多くを日々こうして接している地元の人たちの支えに依っているのだ。
だから、ここで再び、インドのみなさんへ、特に地域のみなさんへ、また今日の食事を用意して下さった人たちに、お礼を言いたい。
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法王様がいつも言われる「人は支えあって生きている、他人を尊重してとのお言葉そのもの」

詳しくはチベットnow@ルンタをお読みください

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