拉致問題その他北朝鮮当局による人権侵害問題への対処に関する法律
川崎市が平壌研修に補助金支出、朝鮮学校教員の渡航費用負担
川崎市の「川崎朝鮮初級学校」の教員が平成20年8月、北朝鮮・平壌で行われた「教員祖国研修」に参加した際、市が渡航費などを補助金で負担していたことが19日、監査請求資料などから明らかになった。研修は在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)の主催だった。ほかにも補助金の支出先が朝鮮総連になっているケースがあり、「不適切な支出」との指摘が出ている。朝鮮学校への補助金支出の必要性が改めて問われそうだ。
目的は「母国語の向上」となっており、実質的な研修は3日間だけで、残りは「平壌見学」や「休息」「意見交換」「出発準備」など。市に提出された研修の報告書には「受講」「実技」などとしか書かれていなかった。領収証の写しもなく、提出文書には不備が多かったことから、市監査事務局は「国交のない国での研修は実施の有無や内容の確認が困難で詳細な報告が必要」と指摘。市はチェックの甘さを認め、「真摯(しんし)に反省している」とした。
貼り付け元 <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101220-00000503-san-soci>
朝鮮学校に補助金支出決定、知事「こういうときこそ、冷静に判断」/神奈川
教育内容を確認する必要があるとして、県が朝鮮学校への補助金支出の内示を留保していた問題で、松沢成文知事は15日、補助金を支給することを決めた。拉致問題を「極大化」とした教科書の表現見直しを働きかけることなど、学校側の回答を受け判断した。知事は「拉致問題や砲撃事件は非道な行為で北朝鮮への怒りは収まらないが、朝鮮学校で学ぶ子どもにまったく罪はない。こういうときこそ、冷静に判断しなければならない」と述べた。
朝鮮学校側は回答書で、「拉致問題はあってはならない、非人間的行為だと教えている」。教科書の「拉致問題を極大化し、日本社会には極端な民族排他主義的雰囲気がつくりだされた」という表現は、北朝鮮が拉致を認めた2002年9月以後、「一部の心ない人によって朝鮮学校生徒への暴行、脅迫などが頻発したことを指しており、他意はない」と説明した。その上で、「極大化という表現は一般的に誤解を与えている。教科書編纂(へんさん)委員会に働きかけ、その間、拉致問題をしっかり教えたい」との見解を示した。
大韓航空機事件では、「歴史的評価の定まっていない出来事は表現を見直す方向で検討するよう同委員会に要望する」と回答。高校に掲示されている故金(キム)日(イル)成(ソン)主席らの肖像画は訪問時に、「学校設立時などの支援への感謝を示したもので、個人崇拝の推奨ではない。その必要もない」と説明し たという。
知事は「一部誤解を与える表現は見直しに向けた取り組みが明言された。経理処理もおおむね適切」などと補助金を支給すると表明。「肖像画があることをもって、許し難い行為だから補助金を止めるというのは行き過ぎ」と述べた。教科書改訂時の13年には見直し状況を確認する方針。
貼り付け元 <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101216-00000015-kana-l14>
朝鮮学校への補助金支出、横田滋さん「知事の判断を尊重する」/神奈川
横田さんは、朝鮮学校で使用されている歴史教科書の拉致問題と大韓航空機爆破事件の記述について「歴史は自国に都合よく書かれるものだが、世界的な認識とあまりに違う内容には抵抗感があった」という。今回、学校側が記述の見直しを図っていく意向を示したことで「是正を前提に支給するなら、知事の判断を尊重する」といい、「子どもたちにとってもいいことではないか」と話した。
貼り付け元 <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101216-00000016-kana-l14>
朝鮮学校に「総書記忠誠」命令 総連、祝電を指示
在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)が全国の朝鮮学校に、金正日総書記に忠誠を誓う新年の祝電を送るよう指示していたことが13日、朝鮮総連の内部文書から分かった。無償化や自治体補助金をめぐり、朝鮮学校への北朝鮮の政治的支配が問題となっているが、今回の指示は金総書記を絶対化する支配がいかに学校まで及んでいるかを浮き彫りにした。無償化や補助金見直への影響は避けられそうにない。
表題は《主体100(平成23)年の新年に際し、偉大なる領導者、金正日将軍様に謹んで祝電をささげる件について》。文書では、来年を「将軍様の賢明な領導に従い、奇跡と革新が多段階で起きる激動の年」と位置付け、在日朝鮮人に対して「核心的な成果を成し遂げる重要な年だ」と指摘。その上で「敬愛する将軍様を高く奉じ、愛族愛国事業で新たな転換をもたらす忠誠の決意を込めて、電文をささげる」よう命じている。
祝電には、将軍様の偉大性への称賛と、将軍様を忠誠であがめ、祖国を擁護し抜く決意を盛り込んだ上で、将軍様の健康を祝願するよう指示。各朝鮮学校には、地域ごとに連名で400~500字で、12月15日までに電報料とともに北朝鮮に必着させるよう事細かに命じている。個人に対しても手紙や電文を書くよう指示し、親北日本人にも手紙などの送付を働きかけることも求めている。
貼り付け元 <http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20101213-00000610-san-soci>