パルデンの会

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ンガバの僧侶が抗議の焼身自殺・その後大規模デモ




チベットnow@ルンタよりの転載

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/2/9/29ff5973.jpg写真は2009年僧タベーの焼身自殺(ICTwebより)

このニュースを最初に伝えたのはVOTチベット語放送。私はこれを昨日の夕方聞き、すぐにツイッター上で報告するとともに、いつもチベットの事を気にかけて下さっている某通信社に連絡した。その人は北京に連絡し、数時間後には北京発の記事を出して下さった。
その記事は>http://p.tl/2fxl

昨日のVOTではチベット内地からの直接の電話情報とダラムサラのキルティ僧院の情報係僧ツェリンに内地から伝えられた情報が紹介されていた。

その2人の情報によれば、昨日北京時間午後4時頃、アムド、ンガバ(རྔ་པ་ 四川省ンガバ・チベット族チャン族自治州ンガバ県ンガバ)のキルティ僧院の近くにあるホテルの前で、キルティ僧院の僧侶ロプサン・プンツォ(21)が自分の身体に灯油をかけ火を付けた。

彼は炎に包まれながらも中国政府への抗議の言葉などを叫びながら走ったという。これを見た警戒中の警官隊は彼を囲み殴り倒して火を消した。目撃者の話によれば、その後も彼に対し警官隊は暴行を加えたという。他の情報には、火を消したのは回りにいて駆けつけた僧侶や町の人々だというものもある。警官は彼を運び去ろうとしたが、集まった僧侶や町の人々がそれを阻止し、彼は僧侶たちによりキルティ僧院内に運び込まれたという。

しかし、ひどい火傷を負ったプンツォはその後しばらくして息を引き取ったと最初の情報は伝える。中国当局は病院に運ぼうとしたところを僧侶が妨害し、僧院に運んだため、手当が遅れプンツォは死んでしまったと報道した。これに対し、僧侶は火傷と警官の暴行により死亡した。死体を僧院に運んだだけだ、という情報もある。
さらに、彼は今病院にいる、まだ死んではいないという情報もある。

警官隊は彼を奪おうと僧院に押し掛けたがそれを阻止するために大勢の僧侶と町の人々が門前に集まった。僧侶側は「もう彼は死んでしまったので、僧院が葬式を行う」と主張したという。

その後、集まった僧侶と市民約1000人が僧院から県庁舎に向かって抗議の行進を始めた。しかし、1キロも歩かないうちに大勢の武装警官隊に阻まれ、衝突が起こった。武装警官隊の暴行により大勢の人々が負傷し、また約30人の僧侶が拘束されたという。

夕方には僧院の前に1500人ほどの僧侶と市民300人が灯明を灯し、彼の供養と抵抗の印とし、さらに拘束された僧侶たちの解放を要求した。しかし、この集会も夜11時頃には武装警官隊により解散されられたという。

僧院管理員会の責任者と戒律師は拘束された僧侶たちを解放するようにと当局に掛け合ったが最初は拒否された。2度目の交渉により夜11時頃7名が解放された。

現在キルティ僧院は完全に武装警官隊に包囲されており、さらに町中に武装警官隊が配備され緊張状態にある。

未確認情報ではあるが、この事件を知ったアムド、レプゴン(レゴン、同仁)とラプラン(サンチュ、夏河)では昨日すでに連帯を示す抗議デモが行われたという。

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/b/9/b966879b-s.jpg写真は2008年3月16日ンガバ蜂起(phayulより)

彼が抗議の焼身自殺を行った16日は3年前にこのンガバで大きな中国政府に対する抗議デモが行われ、当局がデモ隊に向かい発砲することで少なくとも10人が死亡した(30人という情報もある)日であった。ンガバの町では3月10日以来当局による警戒が続き、この日も特に大勢の保安部隊が動員され厳しい警戒態勢の中にあった。この間に数人の僧侶がインターネットカフェから拘束されていたという情報もある。

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/a/4/a4cf9cd5.jpg写真は保安員に撃たれ倒れたタベー(RFAより)

ンガバのキルティ僧院の僧侶が焼身自殺を計ったのはこれで2度目である。
2009年2月27日にはタベーと呼ばれる僧侶が抗議の焼身自殺を行った。保安員は彼を撃ち倒し、連れ去った。現在まで彼の消息は明らかではないが、成都付近の病院に収容されているという情報がある。


昨日の事件について、参照:
RFA英語版:http://p.tl/-itt
チベット語版:http://p.tl/z7oR
phayul:http://p.tl/EUur
AFP:http://p.tl/D8Jg
Reuters>guardian:http://p.tl/fv5R
ICT:http://p.tl/I9U0

タベーについては
過去ブログ:http://p.tl/qJvT
http://p.tl/jOOA
http://p.tl/iFix
ウーセルさんの記事訳:
http://p.tl/9S_i

後記:TCHRD(チベット人権民主センター)は先ほど、同センターに寄せられた情報として、プンツォは今日午前3時に病院で死亡したと伝えた。彼の写真も入手している。http://p.tl/Qw3P

2011年03月18日

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/0/7/07a5202e.jpg昨日お知らせした、僧プンツォの焼身自殺に関する続報が入っている。

一昨日の時点では彼の死の状況について、様々な情報があり、断定できない部分も多かった。昨日、複数の内地からの情報と共に彼の写真2枚が送られて来た。左の写真がその内の1枚。昨日は彼の年齢は21歳と発表されていたが、再確認された後、年齢は20歳と訂正された。http://p.tl/2Ap8

TCHRDその他によると、彼は昨日の朝3時に運び込まれた病院で死亡したという。
警察が、運び去ろうとしたところを、僧侶、市民が阻止し、一旦キルティ僧院内に運び込まれ、その後、病院に運ばれた。ある情報によれば、病院側は彼の治療を直ちに初めず、治療するには当局の許可が必要だと言った。そこで、仲間の僧侶が当局に掛け合い許可を受けた。しかし「その手続きに手間取り、結局手遅れとなったのだ」と伝えた人がいる。



http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/3/d/3db1c773-s.jpgまた、亡骸を引き取ろうとした家族に対し、当局はすぐにはそれを許さず、「中国の高官が町を通過する予定だから、その高官が通過するまで死体は引き渡せない。通過した後に渡す」と言い渡されたという。それは17日の午後遅くまで続いた。http://p.tl/rX3J

目撃者の話によれば、プンツォは炎に包まれながらも「チベットに自由を!ダライ・ラマ法王のチベットへの帰還を!ダライ・ラマ法王が一万年生きられますように!」と叫んだという。また、「彼を見つけた警官たちは彼に向かってレンガを投げ、倒し、火を消した後も、彼をこん棒などで殴り付けていた」という。

昨日朝から再びキルティ僧院の僧侶約1000人が僧院の前に集まり、逮捕された僧侶たちの解放を要求するために県庁舎に向かい行進を始めようとしたが、市民たちが、「今日またデモを行うと、当局が無差別発砲する危険性が高い」としてそれをとどまらせたという。

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http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/c/3/c3f0c8ac-s.jpg僧侶プンツォの焼身自殺のニュースが広まったダラムサラでは昨日夕方6時半より、彼の冥福を祈り、ンガバの人々との連帯を示すためのキャンドル・ライト・ビジルが行われた。

行進の後ツクラカンで集会が行われ6~700人のチベット人や外人が彼のために祈りを捧げた。
集会ではTYC(チベット青年会議)議長のツェワン・リクジンが壇上に立ち、「僧プンツォはチベットの自由のために己の身を灯明として捧げたのだ。彼の究極の利他心を無駄にしてはならない。彼のこの行動は、どれほどチベット人たちが追い詰められているかを知らせるものだ。中国の不当な侵略に対する抵抗運動を決して諦めてはならない」と述べた。

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/8/2/82aac7d6-s.jpgまた、これを主催した政府外5団体は共同で「チベット人に対する中国政府の非人間的扱いを避難する」声明を発表している。

これまでにチベット内地で抗議の焼身自殺を行った人は彼で2人目だが、その結果死亡したケースはこれが初めてだ。その他中国の政策に抗議して自殺したケースは沢山ある。ウーセルさんは17日のブログにそのような自殺のケースを列挙されている。

http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/6/1/61d40fba-s.jpgその他の参照記事:
New York Times:http://p.tl/Y3nK
RFA英語版:http://p.tl/ot_G
チベット語版:http://p.tl/j4f2
phayul:http://p.tl/ITTH
ウーセルブログ:http://p.tl/VES0






http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/f/6/f6222b4b-s.jpg












http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/2/8/284617d4-s.jpg












http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/4/7/47dbd4d3-s.jpgドゥンドゥップ・ワンチェンの妻ラモ・ツォ











http://livedoor.blogimg.jp/rftibet/imgs/6/5/651b9e30-s.jpg集会の後、ダラムサラにあるキルティ僧院の僧侶たちは「英雄プンツォ!チベットに自由を!中国人はチベットから出て行け!法王に長寿を!」等、拳を振り上げ声を張り上げていた。そのまま道に出て道路を塞ぎ、警官に蹴散らされるまで、長い間大勢の僧侶や町の人々が叫び続けていた。