パルデンの会

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東京消防庁 3号機へ放水開始・ 完了60トン注入


やれやれ 少し安心!
外部電源がうまく行って欲しい!


<福島第1原発東京消防庁も3号機に放水

東日本大震災で被災した東京電力福島第1原発の事故で、東京消防庁ハイパーレスキュー隊も19日午前0時半ごろから約20分間、約60トン放水した。放水用の海水のくみ上げを予定していた岸壁が崩壊しており作業が大幅に遅れたが、隊員らは交代しながら手作業でホースを海まで延ばした。(毎日新聞)


東京消防庁 3号機へ放水開始

3月19日 0時47分 http://www3.nhk.or.jp/news/img/twitter.png
福島第一原子力発電所に派遣された東京消防庁の部隊は、地上22メートルの高さから放水することができる特殊な消防車を使い、午前0時半すぎから3号機に向けて放水を始めました。

放水を始めたのは東京消防庁の「屈折放水塔車」という消防車で、3号機の使用済み燃料を保管するプールに向けて高い位置から放水しています。東京消防庁は、政府の対策本部からの要請を受けて、18日午前、深刻な状態が続いている福島第一原子力発電所に向けて、特殊な機能を備えた消防車30台と隊員139人を派遣しました。部隊は福島県内の拠点に集合して放水活動の方法を検討したうえで、午後5時前、消防車5台と隊員13人が現地に入って送水の準備を進めました。現場は、地震津波によるがれきなどで足場が悪く準備作業は難航しましたが、部隊は離れた場所でくみ上げた海水をホースで放水車に送りながら連続して放水できるよう手作業で全長およそ300メートルのホースを設置しました。そして、午前0時半すぎから、最大で地上22メートルの高さから放水できる「屈折放水塔車」を使って3号機に向けて放水を始めました。放水はおよそ30分の予定で、くみ上げた海水をそのまま連続して放水し続けるということです。




「想像以上の放射線原発冷却総力戦 東京消防庁も参加

2011年3月18日14時9分 朝日新聞

 東京電力福島第一原子力発電所への放水・冷却作戦に、東京消防庁も参加することになった。18日、消防救助機動部隊ハイパーレスキュー)を現地に派遣、1号機への放水を検討している。自衛隊の消防車は前日より台数を増やして午後2時前から3号機に放水を始めた。東電は米軍から借りた特殊消防車2台も使う。ヘリからの投下は見送り、地上からの放水態勢を拡充して事態の打開をはかる。

 第一原発では午前中、注水ポンプを動かすために外部から電力を引く作業が実施された。このため、放水は午後2時前からになった。

 1号機は東日本大震災直後の12日に水素爆発し、建屋が損壊しているが、現在は比較的安定を保っている。1号機を対象にしたことについて、枝野幸男官房長官は18日午前の記者会見で、「3号機、4号機ほど切迫した状況ではないが、それぞれの(使用済み核燃料棒を貯蔵する)プールにできるだけ水を増やし、冷却に万全を期しておくことが重要」と述べた。3号機への自衛隊の放水作業を優先させ、この作業に影響のない範囲で1号機の作業に入る方針だ。

 一方、17日に自衛隊が空と陸の両面から放水した成果については「(3号機から)水蒸気が出ているので、プールに水が入っているのは間違いないと思われるが、どの程度入っているかは確実な情報は入っていない」と述べた。

 東京消防庁の派遣は、菅直人首相が同日に東京都の石原慎太郎知事に要請した。同庁のハイパーレスキューは翌18日未明に東京を出発。同日朝に福島県いわき市の同市消防本部四倉分署に到着した。

 派遣されたのは車両30台と隊員139人。毎分3.8トンの水を22メートルの高さから放水できる屈折放水塔車や、毎分5トン放水できる大型化学車、40メートル級のはしご車などで構成。大量の水を継続してくみ上げられる送水車やホースを延長する車両、放射線量を測定できる特殊災害対策車などもある。同庁の災害対応部門の責任者、佐藤康雄警防部長が総隊長を務める異例の態勢だ。

 一方、陸海空3自衛隊の消防車による放水部隊も、3号機に放水した。17日は5台で計30トンを放水したが、18日は7台で計50トンを目指す。

 陸自のヘリコプター4機も上空から水が投下できるよう待機したが、この日は投下の予定はないという。

 防衛省は17日夜、消防車5台を3号機近くに集め、約80メートルの距離から約30トンの放水を実施した。放水にあたった隊員や消防車の除染作業が終わったのは18日早朝だったという。「想像以上に放射線の濃度が濃く、除染にも時間がかかっている」(防衛省幹部)という。


自衛隊消防車が3号機へ放水、建屋に届く 福島第一原発

2011年3月18日3時15分 朝日新聞

 東日本大震災で損傷した東京電力福島第一原子力発電所に対する放水・冷却作業で、自衛隊は17日、ヘリコプターに続いて消防車5台で放水を実施した。東電は「一定の効果はあった」としているが、現場付近の放射線量の目立った変化は報告されていない。自衛隊は18日も空と陸の両面から放水を試みる。警視庁も17日に放水したが目標に届かず、作業から退く。

 17日の放水の対象は、震災で冷却機能を失った原子炉のうち、放射性物質の大量放出の危険性が最も高いとされる3号機。自衛隊は同日午前、陸自のヘリコプター2機で4回放水。ヘリにつり下げたバケツ(容量7.5トン)から、

計30トンの海水を投下した。午後7時35分からは陸、海、空の3自衛隊の消防車で地上から放水した。5台が3号機に向かって順々に水を放ち、34分後の午後8時9分に計30トンの放水を終えた。

 自衛隊によると、水は3号機の建屋内部に届いた。東電の吉田薫・広報部部長は同夜の記者会見で「継続的、波状的に実施することが必要だ。一定の効果はあった」と語った。ただ、巻上毅司・原子力設備管理部課長は「(放水前後の放射線量に)大きな変動はなかった」とも述べた。ヘリの放水に関わった自衛隊員19人は着陸後に検査を受けたが、放射線量は毎時1ミリシーベルト以下で、健康にまったく問題のないレベルだった。

 自衛隊は当初、大型の消防車2台と小型9台をホースでつなぎ、海水を取水しながら毎分6トンの水を連続して放水する計画を立てた。

 だが、この方式だとホースをつなぐために隊員が車外に出なくてはならない。現状では3号機周辺の放射線の濃度が極めて高く、車外での作業は危険と判断。今回は諦め、あらかじめ各車両のタンクに積んだ水を放水する作戦をとった。この方式なら隊員が車外に出る必要がなくなる。

 5台のうちの2台は大型車両の「AMB3」を投入。防衛省によると、この車両が積み込める水の量は約10トンで、1分あたり約6トンを放出できる。

 自衛隊は18日も放水を続ける構えだ。ヘリを4機待機させ、天候や放射線量などの条件が整えば出動する。消防車の態勢も整えており、現場の放射線量が下がれば当初の11台計画に切り替える。

 警視庁機動隊も17日午後7時ごろ、特殊車両の高圧放水車1台で3号機へ放水したが、初回の放水が終わったところで放射線量が基準を超えて警報が鳴り、2回目の放水はせずに撤退した。

 17日夜時点で隊員の健康に異常は報告されていないが、警察庁は「本来こうした事態に対応する機材ではなく、隊員の安全性も万全を期せない」として18日以降は作業を実施しないことを決めた。

 機動隊員らはこの日午後4時前に原発構内に到着したが、放射線量の測定などに数時間かかったという。

 警察当局によると、今回出動した高圧放水車は4トンの水を搭載。消防車両を大きくしのぐ12気圧の水圧で、80メートル程度の距離まで水を飛ばす力があるが、30メートル程度の高い場所を狙ってホースを30度の角度に設定した場合、建物まで50メートルの地点に近づく必要があった。

 放水車は暴徒化したデモ隊や過激派などの鎮圧、規制を想定しており、消火活動のためにつくられたものではない。放射性物質に対する防護機能もなく、今回の作戦は隊員に健康被害を出さないことが条件だったため、慎重を期したという。

 一方、米軍は日本政府の要請に基づき、イラク戦争やハイチ大地震にも使った無人偵察機グローバルホークを被災地上空に投入。米国からの遠隔操作で、福島原発の破損状況などを撮影し、日本政府に提供している。