やまと新聞より転載
北秘密交渉の怪…エリート職員ルール破りの渡航
http://img.addclips.org/addclips_0.gif11-07-27 17:30 配信
菅直人首相の意を受けた中井洽・元拉致問題担当相が、中国・長春で行った北朝鮮側との秘密交渉に、政府の拉致問題対策本部の職員が同行していたことが27日、分かった。「通訳を頼まれた」「休暇で」というが、渡航許可も出さず、渡航費用は自己負担など、怪しさ満載なのだ。
自民党の小野寺五典議員の質問に、松本剛明外相と中野寛成拉致問題担当相は秘密交渉をともに否定。中野氏は「中井氏は長春生まれで、生まれ故郷に旅行しただけ。同行職員は、中井氏の個人的要請を受けて、休暇を取って中国語通訳として同行した」と答弁した。
日本の優秀な役人が、役所のルールを破り、休暇中に自腹を払って、担当外の通訳を買って出ることがあるだろうか。
外務省関係者は「休暇で同行などあり得ない。中井氏が、北朝鮮の宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使とひそかに会うため、『休暇扱い』にして韓国語(朝鮮語)の通訳として同行したのだろう。ただ、秘密交渉の場合、北朝鮮側は見返りとして多額の金銭を要求してくるはず。以前、アフリカ某国を関与させて、何千億円も要求してきたことがあった。菅政権がだまされなければいいが」と語っている。
「夕刊フジ/ZAKZAK」