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北秘密交渉の怪…エリート職員ルール破りの渡航



やまと新聞より転載

北秘密交渉の怪…エリート職員ルール破りの渡航


 菅直人首相の意を受けた中井洽・元拉致問題担当相が、中国・長春で行った北朝鮮側との秘密交渉に、政府の拉致問題対策本部の職員が同行していたことが27日、分かった。「通訳を頼まれた」「休暇で」というが、渡航許可も出さず、渡航費用は自己負担など、怪しさ満載なのだ。

 現時点で、菅首相も中井氏も秘密交渉自体を否定しているが、27日午前の衆院外交委員会を見る限り、「語るに落ちた」といえそう。

 自民党小野寺五典議員の質問に、松本剛明外相と中野寛成拉致問題担当相は秘密交渉をともに否定。中野氏は「中井氏は長春生まれで、生まれ故郷に旅行しただけ。同行職員は、中井氏の個人的要請を受けて、休暇を取って中国語通訳として同行した」と答弁した。

 ところが、拉致問題対策本部の審議官に話を聞くと、同行職員は「韓国語の専門家」で、休暇中の海外渡航にもかかわらず「海外渡航許可申請は出していない」といい、「渡航費用は本人が負担した」というのだ。

 日本の優秀な役人が、役所のルールを破り、休暇中に自腹を払って、担当外の通訳を買って出ることがあるだろうか。

 外務省関係者は「休暇で同行などあり得ない。中井氏が、北朝鮮宋日昊・朝日国交正常化交渉担当大使とひそかに会うため、『休暇扱い』にして韓国語(朝鮮語)の通訳として同行したのだろう。ただ、秘密交渉の場合、北朝鮮側は見返りとして多額の金銭を要求してくるはず。以前、アフリカ某国を関与させて、何千億円も要求してきたことがあった。菅政権がだまされなければいいが」と語っている。



 
夕刊フジ/ZAKZAK