パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

日中国交正常化の時にすでに「パンダ依存症」を仕掛けてきた支那の狡知

勝谷誠彦氏の有料ブログより転載


パンダ、いりません。
<パンダ貸与/駐日大使前向き/仙台市長「子どもに元気を」>
http://www.kahoku.co.jp/news/2011/10/20111018t11005.htm
仙台市が中国にジャイアントパンダの貸与を要望していることについて、程永華駐日大使は17日、訪問先の宮城県南三陸町で、「具体的な話はこれからだが、個人的には貸与が実現できるよう努力したい」と話した。また、奥山恵美子市長は同日、「パンダで、被災地の子どもたちを元気づけたい」と期待を込めた。>
何なのかね、日本人のこのパンダ依存症は。そもそも温家宝首相のこの行動そのものが「営業」だったのではないかとすら私は邪推する。
<大使は、温家宝首相が5月、被災地の避難所を訪問した際、子どもたちにパンダの縫いぐるみをプレゼントして喜ばれたことに触れ、「東北の皆さんに元気を与えられるよう政府に働き掛けたい」と話した。>
そこに「日支ブローカー」の加藤紘一代議士が加担するわけだ。
<奥山市長は9月上旬、日中友好協会会長の加藤紘一自民党幹事長(衆院山形3区)と中国大使館を訪ね、程大使に口頭でパンダの貸与を要望している。>
加藤さんにとっては広い意味で「地元」である。支那にいい顔をして地元にもウケる、いかにもおいしい役割であろう。

阪神淡路大震災のあと支那がパンダを送りつけてきたことがあった。神戸の王子動物園が受け入れた。
当然のことながら「お見舞い」なのでタダだろうと私は思ったのだが支那はきっちりとレンタル料をとった。
それだけならまあ「しかたないよね、支那人だもの」なのだがそのうちの一頭が去年9月に死んだ。
この時の支那の対応は確かここでも書いた。因縁をつけて損害賠償をとろうと調査団を派遣して
きたのである。
その結果については私は見逃していたが、いま改めて調べてみると、なんと神戸市はカネを
むしりとられている!
<パンダは窒息死/中国側に(最高)50万ドル補償へ>

神戸市立王子動物園(神戸市灘区)で2010/09に死んだ雄のジャイアントパンダ興興
(コウコウ・14歳)が胃の内容物による窒息死だったことについて、神戸市は2010/10/02、
中共同の調査結果として、不可避の事故で動物園側にミスはなかったことを明らかにした。
ただ、病死などの自然死ではないため、中国側との契約に基づき、損失補償として最高50万ドル
(約4150万円)を支払う。>
被災地からカネとるか?
仙台、やめなさい。生きている間は毎年カネをせびられて、死んだら死んだで損害賠償をむしりとる
のである。復興のためにはおカネは何よりも必要でしょう。こんなことに使っている場合ではない。
今回はひょっとすると「タダでいいよ」と言うかも知れない。しかし死んだ場合は確実にこういうふうに
やられる。悪いことはいわない。子供たちに希望をという気持ちもわかる。しかし支那人との取引には
注意した方がいい。
しかも今回の申し入れに裏側にはまことに嫌らしい事情が私には透けて見えるのである。
ドジョウがパンダを利用しようとしているのではないかということだ。

<仙台にパンダを!12月訪中で野田首相が要請へ>
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2011/10/17/kiji/K20111017001835930.html
<日本政府が中国に対し東日本大震災被災地の動物園へのジャイアントパンダ貸し出し要請を検討していることが16日、分かった。仙台市の動物園が震災で傷ついた子供たちを癒やしたいと中国側との交渉を開始、日本政府にも後押しを依頼した。複数の政府関係者が明らかにした。
日中両政府は国交正常化40周年となる来年に向け、両国の友好を演出したい意向だが、昨年の中国漁船衝突事件などで関係はぎくしゃくしたまま。このため日本政府は中国側の出方を探った上で、12月に訪中する見通しの野田佳彦首相と胡錦濤国家主席との会談で取り上げ、進展を図りたい考えだ。>
事実とすればサイテーだね。被災地を利用して支那との有効をオノレの人気とりのために利用するという、二重三重の外道ぶりというほかはない。
活躍する防人たちの背中を見て育っている被災地の子供たちにはこんな「子供だまし」は必要ない。年間のレンタル料数千万円があれば、どれだけの子供たちに奨学金を出すことができるのか。子供たちに必要なのはそうした支援であってあの目のまわりの隈をとればただの凶暴なクマではない。
地元からそうした良識的な声が上がることを願う。
 

ウォール街や中東の街頭に出る人々ばかりに目がいっているが、世界でもっとも虐げられている人々のことを忘れてはいけない。
<中国・チベットでまた焼身自殺図る/寺と政府、対立深刻>
http://www.asahi.com/international/update/1017/TKY201110170494.html
<中国四川省アバ・チベット族チャン族自治州で15日、元僧侶の青年が「チベットに自由を」などと叫んで焼身自殺を図った。3月以降、同州で焼身自殺を図った僧侶らは8人に上る。締め付けを強める中国政府当局と僧らとの対立は深刻さを増している模様だ。
英国に拠点を置く支援組織「フリー・チベット・キャンペーン」などによると、15日昼ごろ、重要寺院「キルティ僧院」があるアバ県中心部の市場で、僧院の元僧侶が「ダライ・ラマ14世を戻せ」などと叫んで自身の体に火をつけた。警察官が駆けつけて消火して連れ去ったという。>
注意したいのはときどき伝えられるこうしたニュースがチベット自治区ではなく四川省などの周辺部だとういことだ。支那人と混住しているためにニュースをおさえきれないだけであって、自治区ではもっとこうしたことや弾圧が行われているという可能性を忘れてはいけない。
焼身自殺をはかったのが「元僧侶」だというのも気になる。チベット人にとって出家するというのは人生の夢である。それが還俗して「元僧侶」になったというのはもうその時点で当局による何らかの働きかけがあったのではないかと私などは思うのだ。
ディアスポラ』が読まれて嬉しいのは「チベットとはこういうところだったんですか」という声が寄せられることだ。拙著の宣伝を、まあしているわけだが(笑)チベット世界の空気を知ることのためにもぜひ読んでいただければと思う。そうするとこういうニュースがまた違って見えて来る。
 
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