パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

<焼身抗議>は<焼身自殺>ではない



焼身抗議>は<焼身自殺>ではない
焼身した僧侶達を 棍棒や鉄棒で殴り殺して消火する 中国武装警官の非道な行為である>
どうか <自殺などの言葉を使ってほしくない>
もし使うなら <焼身抗議>=<焼身攻撃> と考えてほしい


勝谷氏の有料ブログより


昨日の日記の末尾に触れたが、チベットがまた緊迫している。
<連鎖するチベット族抗議行動/治安部隊発砲/3人死亡>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120130/chn12013020230003-n1.htm
旧正月を祝う春節に入ってから、
中国四川省チベット族自治州で住民による抗議行動が続発している。治安部隊の発砲で少なくとも3人が死亡。国際社会からの批判が集まる中で中国当局は現地の統制を強化する一方、中国共産党機関紙は連日、人権状況の改善をうたって反論している。
英国を拠点とする人権団体などによると、同省カンゼ・チベット族自治州炉霍県で23日、チベット族住民数人の拘束に抗議する群衆に治安部隊が発砲し、1人が死亡した。24日には同州色達県に飛び火し、治安部隊の発砲で1人が死亡。26日にもアバ・チベット族チャン族自治州壌塘県で1人が犠牲になった。>
注目すべきは別々の場所で3人が支那の治安当局に殺されているということである。つまり「勢い」で一カ所で蜂起が起きているのではなく、チベット人たちが居住する一帯すべてが不安定な状態なのだ。
もっと言うならば、チベット自治区本体では起きていない。おそらくあちらでは弾圧する「仕組み」が完成しているのだろう。だからおさえ込めている、もしくは情報を完全に統制して外に出さなくしているのだ。
ディアスポラ
http://www.amazon.co.jp/dp/4163807500
を読んでくださった方から寄せられる感想に「チベットの状況がわかった」というものが多いのは嬉しかった。あの小説は日本人の物語であると同時に、支那によるチベット侵略と弾圧を伝えるものである。私が潜入したのは十年以上前。現在の状況ははるかに悪くなっているように思われる。そしてその十数年の間に支那は増長し、ますます傲慢になり、よりひどい弾圧をチベットの人々に加え、更には開き直るようになった。
<中国「人権状況は最高」>
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120130/chn12013020230003-n2.htm
<一方、党機関紙、人民日報は連日、「中国の人権状況は史上最高の時期にある」などとして、チベット族に対する優遇政策の成果を強調し、人権問題の政治化を牽制(けんせい)する論文を掲載している。>
ナントカにつける薬なし、だ。チベットをはじめとする迫害を受けている人々を救うには、やはりあの国の独裁体制をたたき潰すしかないのだろう。しかし、それをなすべき自由主義諸国の足腰はいまボロボロだ。まずはそれを立て直すところからはじめなくてはいけない。

昨日書いた北京の日本大使館移転容認についての記事をめぐって、とんでもない売国密約のニュースが入ってきた。
<外務省、北京大使館の移転許可をめぐり中国側に「口上書」提出>
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/120202/plc12020200120002-n1.htm
<外務省は1日の自民党外交部会で、北京に新築した日本大使館の移転許可を得る直前に、日本国内での中国の総領事館の移転などに協力するとした「口(こう)上(じょう)書(しょ)」を中国に提出したことを明らかにした。「国内法令の範囲内で協力する」という内容だが、外務省が他国の在外公館建設で口上書を出すのは極めて異例だ。
外務省幹部は「やましい約束ではないので、中国側がそれで気が済むのなら、と口上書を出した」と説明したが、出席者から「明らかなバーター(取引)だ」などと批判が相次いだ。>
となれば昨日私がリンクした朝日新聞の記事は明らかに北京に指示された謀略工作である。こうありましたよね。
<今年、日中両国は国交正常化40周年を迎え、2月から記念行事が相次ぐ見通し。中国側が双方の国民感情を刺激しないよう問題の収束を図った可能性がある。>
しかし事実は産経新聞が抜いたように、
<外務省が1月19日付で口上書を出すと、中国は同21日に移転を許可した。>
だったのだ。
これ、大事件ですよ。玄葉光一郎外相は知っていたのか。離島の名称問題などで抗議のポーズをとりながらこんな土下座文書を出していたのか。野党は国会で徹底的に追及せよ。野田佳彦首相のタマをとれるネタだ。

_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/
(c)2012 勝谷誠彦katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved.
問合せ:info@katsuyamasahiko.jp
情報提供・感想:stealth@katsuyamasahiko.jp
購読解除:http://katsuyamasahiko.jp/dissolve.html
発行:株式会社 世論社