パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

英国人は遺体ではなく遺灰で遺族に返され、検死はなかった < チベットと同じ>


日中国交40年で浮かれる日本人達、 中国は何十年たっても 実体は変わっていない。
我々日本人は 中国を買い被りすぎているのではないか?
あの国は 2000年前からまったく変わっていないし、共産国家が誕生しても本質は変わっていない。
そういう国に対して、外側の見てくれでのみで対応する日本人の対応は悲しい。

チベットの悲しい宗教弾圧を横目でみて、中国仏教社会と連携をとる日本仏教会。何十人のお坊さんが
体に火を放っているのにもかかわらず、何もしない。

日本のすべての お寺で チベットのお坊さんを供養する法要を 毎朝できないのか?
すべての お寺、神社、教会で 供養することを出来ないのか?
無暴力の 声なき 抗議は 日本人に どう写っているのか?



パルデンの会では 日本の宗教団体 30団体に チベット仏教弾圧に対しての 其々の宗教への抗議要請を行ってみた。
残念ながら 受け取り拒否の 1団体以外 何も反応はない。 残念である。

以前ダライ・ラマ法王の講演開催に尽力を尽くした仏教の方々が、何も考えずそのあとすぐ、中国政府が収奪した仏教美術の展覧会、海外ではモラルから中止に追い込まれたものを 日中友好と称して支援していたのが現実なのです。


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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 
    平成24(2012)年3月29日(木曜日)弐
通巻第3605号 
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 重慶ミステリー その3


英国人ヘイウッドは遺体ではなく遺灰で遺族に返され、検死はなかった

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 昨秋十一月に重慶のホテルで変死した英国人ネイル・ヘイウッドは「アルコール中毒」と発表され、検死された痕跡さえなく、しかもロンドンから妹のレオニーと妻のルールー(中国名、音訳不明)が重慶に駆けつけたとき、遺体ではなく火葬された遺灰が返却されただけだった。

 英誌『テレグラフ』(3月28日付け)は、重慶に特派員を飛ばして、追跡調査。
 「彼の友人はそろって彼が冷静沈着、かつ純潔で博学だった。スパイの気配などなかったが、薄一家に深く食い込んでいることは知っていた。彼は多くの高級官僚と企業人を結びつける仲介稼業に勤しみ、調査会社の依頼で定期的に報告書をあげてもいたが、その会社が嘗てのMI6の幹部が設立したというだけの理由でスパイという秘密はあたらない」。

 ヘイウッドは「グレアム・グリーンの小説の主人公のようだった」と別の友人は彼の印象を語った。
 また或る友人は「薄夫人とのビジネスで、かれは知らなくともいいことを知ってしまった可能性がある」と証言した。

 さて重慶での薄一味はその後の調べで「打黒」の捜査実態が明るみに出た。
 NYタイムズ報道(3月28日付け)によれば以下のごとし。
 マフィアを懲らしめるはずの捜査は政敵を撲滅する目的で、最初からでっち上げが多く含まれ、しかも「重罪」となった多くは政敵ならび政敵とビジネスをする豪商で、冤罪をでっち上げて拷問し、嘘の自供のもとに関係者を逮捕するという、毛沢東の武力革命、人民裁判の非情な手口、陰惨な拷問とリンチ殺人という暗い時代を思い出させる。
 
財産はすべて没収され、親兄弟親戚も刑務所送りとなり、財宝は山分けされた。これは山賊、匪賊の手口ではないか。

そうだ、中国共産党は山賊、匪賊の類だったが、毛沢東の部隊はもっとも陰惨なリンチと殺人を好んだ(ユン・チアン『マオ』、講談社、上下弐巻)のだっけ。薄が唱えた「唱紅」、「毛沢東に返れ」とは殺人と拷問と匪賊の強盗の奨励だったのか。