パルデンの会

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とにかく 原発を止めろ! 民主党を含め政党政治を検証せよ!

勝谷誠彦katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved.
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有料ブログより
6/11

 確かに今朝の報道など見ているともはや民主党でも何でもない。


 <後期医療・最低保障年金棚上げ/民主党社会保障で譲歩>
 http://www.asahi.com/politics/update/0612/TKY201206110607.html
 <野田政権は11日、後期高齢者医療制度の廃止法案の今国会提出を断念し、最低保障年金創設とともに超党派で議論する国民会議に棚上げする方針を固めた。社会保障分野の譲歩で、消費増税関連法案をめぐる修正協議は合意へ詰めの段階に入った。野田佳彦首相は15日にも自民党谷垣禎一総裁と会談する方向で調整し、トップ会談で最終合意を目指す。>
 いや、もうこれは<譲歩>などというものじゃないでしょう。「こういうことをやるために増税する」の「こういうこと」を丸ごと先送りしてしまうのである。「お母ちゃん、参考書買うからお金ちょうだい」と言っていたのが「お金ちょうだい」「何に使うの?」「今から考える」だ。しかもこのバカ息子は、これまでいくら参考書代をを渡してもキャバクラとパチンコで使い果たしたあげくに、サラ金から莫大な借り入れをしているのである。今度という今度は具体的な参考書名まであげて手を出してきたので「仕方ないなあ」とサイフを取り出したところ、このとんでもない言動。
 頑固オヤジの小沢さんが後ろから「かあさん、よしなさいよ」と言っているのに「止めるなら離婚します」。わははははは。本末転倒というか、気が狂った母親だな、野田ママは。まあいろいろとおいしそうなことがありそうな谷垣社長との不倫に走って、もう何も見えなくなっているんだろう。「うちのバックには財務省土建がついているから、カネには不自由させないよ」とか言われてね。
 小沢パパにしてみれば「誰のおかげで食えてきたと思っているんだ。出ていくならおまえだろ」。正論ですよね。
 いよいよ「離婚」は時間の問題になってきた。どっちについて行くかで、子どもたちも浮足だっている。「小沢パパについていく」と確実に言っているのが今のところ数十人。しかし、どちらかといえばそちらに雪崩を打つ空気にはなっているようだ。そりゃそうでしょう。あれだけいろいろな約束をしていたのをすべて裏切ったら、選挙区を歩けないのではないか。その「地元の空気」と「永田町の空気」の怖いほどの違いを、現場の議員たちはわかっている。わかっていないのは、永田町に立てこもって御用官僚の囁きと、記者クラブ馬鹿のヨイショだけしか聞いていない方々だ。さきほどの『関ヶ原』にたとえるならば大坂城の奥深くにこもっている秀頼と淀君状態になってしまっているのだろう。
 昨日、議員たちと話していて、その空気がよくわかった。ずっと国会や議員会館で廊下トンビをやっている大マスコミの記者のみなさんもわかっているだろうになあ。なぜかそれを報じない。
 ギリシャやエジプトの選挙もある。シリアもいよいよ風雲急を告げてきた。国内外、今週はなかなか面白い週になりそうだ。

 かねてから私はこの場で「福島原発事故は、司法の場での対決になる」と言ってきた。国家賠償や、刑事告訴の可能性を指摘してきた。いよいよ動き出した。
 

<福島の住民1324人、東電幹部らを告訴>

 http://www.asahi.com/special/10005/TKY201206110455.html
 <東京電力福島第一原発の事故で、福島県の住民1324人が11日、東電幹部や国の関係者ら33人について、業務上過失致死傷などの容疑で告訴・告発状を福島地検に出した。安全対策を怠った結果、住民を被曝(ひばく)させたなどとして、刑事責任追及を求めている。地検は「今後、受理の可否を検討する」としている。>
 無実の人々に罪をきせるのにあれほど熱心な検察は、これほど明白な告訴は受理しなきゃダメでしょう。しかし、告訴する側にもまだ、いささか迷いがあるように私には思われる。
 <事故で飛散した放射性物質による被曝を傷害ととらえたほか、避難中に亡くなった人なども被害者に含めている。>
 ここに、以前も書いた「避難地域に放置されたために餓死などをした人々」をぜひ含めるべきだ。本人が死亡をしているならば、遺族に働きかけよ。その人々こそ「事故がなければ死ななかった」わけで、救助が及ばなかったことも含めて、まさに殺されたのだから。訴える相手も絞りすぎている。
 <今回、菅直人前首相ら政治家は対象に含まれていない。告訴団の弁護士は「法的な責任と政治的な責任を混同されるのを避けるため」と説明している。>
 そうかなあ。スピーディのデータを公開しなかったことなどをはじめとして、政治家の責任こそもっとも重いと私は思うのだが。国会の事故調査委員会は、まあまあよくやっているが、最終的には法廷の場に菅直人元首相その他を立たせることが必要だ。かねて私が言っている「フクシマ裁判」である。
 しかし、とにもかくにも始まった。今後、さまざまな形で被害を受けた人々が司法の場で立ち上がるだろう。二の矢三の矢どころか、無数の訴訟が起きるに違いない。これは実は、大きな「抑止力」になる。いま、あまりにいいかげんな形で原発を再稼働させようとしている連中は、自分たちが被告になることを考えるがいい。株主たちもね。