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核問題:中国のネットユーザー「北朝鮮に制裁を」



(朝鮮日報日本語版) 核問題:中国のネットユーザー「北朝鮮に制裁を」

朝鮮日報日本語版 2月14日(木)10時32分配信

 北朝鮮が中国の制止を無視して3回目の核実験を強行したことを受け、中国のインターネットユーザーの間では「反北朝鮮世論」が高まっている。中国のネットユーザーが北朝鮮の挑発にこれだけ集団的に反感を表明するのは今回が初めてではないかとの見方が支配的だ。

香港紙サウスチャイナ・モーニング・ポストは13日、中国のソーシャルメディアのユーザーが核実験を強行した北朝鮮当局を「狂犬」に例え、控えめな反応を示した中国当局を非難していると報じた。中国外務省は北朝鮮の核実験を受け、「断固反対する」との声明を発表したが、ネットユーザーは「『反対』という言葉ばかり繰り返すのではなく、報復や制裁に言及すべきだ」と主張している。

中国の代表的シンクタンク、社会科学院の馬勇研究員は、中国版ツイッターの「微博」で「現在官営メディアは『周辺環境に(核実験による)問題はない』という北朝鮮の発表だけを引用し、愚かに自分を安心させている。中国東北部の数千万人の(放射能汚染に対する)懸念を解消するには、当局が直接環境調査の乗り出すべきだ」と主張した。馬氏の文章は同日午前までに2万5000回以上リツイートされ、3000件を超える反応の書き込みがあった。
これを受け、中国環境保護省は同日夕、中国に放射能汚染被害はないと発表し、微博の影響力を見せ付けた。
香港の衛星テレビ局、鳳凰衛視(フェニックステレビ)の閭丘露薇記者は「今回中国は完全にメンツをつぶされた。中国が制裁を行うに当たり、弟(北朝鮮)の立場を考慮する必要はないはずだ」と指摘した。

北京の外交筋は「ユーザーが3億人を超えた微博の世論は領土紛争など中国の対外政策にかなりの影響を与えている。現在の反北朝鮮世論が中国当局には圧力となる可能性がある」と述べた。中には「北朝鮮は米国に対抗する唯一の国だ」「自衛のための核開発だ」などという反応も見かけるが、反北朝鮮世論が圧倒的多数を占めている状況だ。

ネットユーザーは春節旧正月)期間中に核実験が行われたことにも怒りを感じている。あるネットユーザーは「数十年間にわたり食糧と石油を支援してやったら、北朝鮮春節に『核の爆竹』で応えた」と皮肉った。上海在住の斯偉江弁護士は「大国の言行が一致しなければ、周辺国に笑われる」として、北朝鮮に対する援助の中断を訴えた。「米軍が(北朝鮮への対応に)動員されるならば、給料を米軍に差し出したい」という書き込みまで登場した。官営メディアの環球時報は、北朝鮮が核実験を行った場合には、「援助を減らすことになる」と言及していた。

中国の反体制活動家、胡佳氏は微博で「北朝鮮は最も悪質で無慈悲な悪党だ」とし、在中北朝鮮大使館に核実験に反対する抗議の電話をかけたことを明らかにした。電話に出た北朝鮮の外交官には「あなたは狂ってるのか」と返答されたという。
微博に「習近平学習粉絲団(ファンクラブ)」を開設した張宏明氏も「核兵器のない地球が全ての人の究極的な目標だ」と主張した。