な
去る4月17日、
巨大掲示板に富士山付近の
地震を予言する奇妙な図が書き込まれ、話題を呼んでいる。
それは、ここ2週間以内のうちに、M5を超える強い
地震があった「宮城沖」「淡路島」「三宅島」を点と線で結ぶと、「富士山」を示すといった内容だ。
http://happism.cyzowoman.com/images/fujisan.jpg
富士五湖周辺!?
実は、ハピズムでも“
地震の起きた場所を結ぶと次に起きる
地震がわかる”この現象を取り上げており、実際にこの方法を使って淡路島の
地震を的中させた
Twitterを紹介した。(記事は
コチラ)
それは、4月6日に投稿されたツイートで、「4月5日にM6.2の
地震が起きたロシアと4月6日にM7.1の
地震が起きた
パプアニューギニアを線で結ぶと、淡路島に当たる」という内容。淡路島の
地震を1週間前に予知していたのだった。
http://happism.cyzowoman.com/images/awajishima.jpg
画像はTwitterより
単純計算となるが、これを踏まえると、巨大
地震が起きた1週間後に、新たな場所で巨大
地震が起きることになるため、今回話題となっている「4月7日にM7.2の
地震が起きた宮城沖」「4月13日にM6.3の
地震が起きた淡路島」「4月17日にM6.2の
地震が起きた三宅島」の場合、遅くても4月24日ごろに富士山付近で
地震が発生するのでは? と推測できるのではないだろうか。
また、4月17日に「NEWSポストセブン」が報じた記事によると、
地震と火山の噴火は、どちらもプレートの移動によって起こるという点で非常に関係性が高いとのこと。火山の火口の下には、マグマが滞留している「マグマだまり」というものが存在し、プレートの移動で「マグマだまり」に影響がおよぶと噴火につながるそうで、その「マグマだまり」が
東日本大震災以降、刺激を受けて地下数キロメートルまで迫ってきているというのだ。
いよいよ秒読みとなりつつある富士山の
地震、そして噴火……オカルト的な話ではあるが、万全を期することに越したことは
2013.03.26 火
http://happism.cyzowoman.com/images/okinawa.jpg
地震の前兆だったら怖い……
複数の住民が、「窓や建具などがカタカタと揺れた」「寝ていたが、起きてしまった」と、揺れを報告している。また、
本部町の男性は「1秒ぐらいだがわずかに揺れた。風もないので原因が知りたい」と心配気に語る。
沖縄気象台は「
地震計はまったく動いていない」と、
地震であることを否定しているが、
地震でなければ、何なのだろうか?
実は、2年前の東日本大震災が発生した3日後の3月14日にも、沖縄の読谷村で謎の揺れがあったというツイートがTwitter上で集中した。また、同日の夕刻に、那覇でもベランダのガラス戸がガタガタ震えたり、那覇空港近くでは、夜に短い揺れが突発的に繰り返されたという。また、宜野湾や豊見城でも「揺れた」という報告があった。
その時は、
読谷村と
恩納村の境界線付近にある山奥の演習場での「射撃練習」の振動ではないか? という説も出た。だが、その地域以外でも飛び地的に揺れが確認されているので、この「射撃練習」による振動の可能性は低く、結局原因がわからずじまいで終わった。
そして、今回の揺れはオスプレイの飛行による「共振現象」ではないかと疑う声も上がっている。だが、地元民の男性によると、オスプレイは確かに独特の振動を起こして飛行するが、それとは明らかに違っていたとのことだ。また、オスプレイの振動によるものならば、なぜ気象庁が可能性としてでも指摘しないのかが疑問であるし、沖縄ではすでにオスプレイの振動が問題となっているため、オスプレイが振動の原因なら、このように「謎の揺れ」とはならないのではないだろうか。
さらに、ネット上では、「空振」ではないかという声も多いが、空振とは、通常火山の爆発的噴火に伴う急激な気圧変化で起きるもので、今回は、対応する噴火はどこにも起きていない。
また、今年2月に、箱根で震度5の
地震があり、ロープウェイが止まったが、
気象庁の
地震計が記録しないほどの超局地的な
地震だった。今回もその類かというと、揺れが起きている地域が広範囲にわたるので、可能性は低いだろう。
こうして引き算式に考えていくと、あり得る可能性というのがどんどんなくなり、ますます謎が深まっていく。
沖縄といえば、謎の揺れ騒ぎと同時期の3月20日に、読谷村の米陸軍トリイ通信施設内トリイビーチに、ザトウクジラ1頭の屍骸が打ち上げられた。ザトウクジラは体長約10メートルの若い個体で、死因は不明。大地震の前にイルカやクジラが座礁するケースは多く見られるが、屍骸が漂着することはあまりなく、今回も地震との関係は微妙だ。
だが、この件は別としても、3月15日には島根県の隠岐の島で、「地震魚」の別名をもつ深海魚「サケガシラ」が出現しているので、やはり西日本での地震が気になるところだ。隠岐では今年に入って、サケガシラが漂着したり釣り上げられたりするケースが相次いでおり、大地震の前兆ではないかともウワサされる。
そのほかに、最近の地震前兆ではないかと思われるものでは、ちょっと専門的になるが、電子数の増大がある。地球の上空の電離圏に存在する電子の数が、東日本大震災など巨大地震の前に増大していた。この電子の総数(TEC)の値は研究機関で公開されていて、民間で地震予知に利用する人も多い。実は、現在、このTEC値が沖縄あたりで高い状態が続いていて、地震に警戒が必要なのだ。
沖縄では大きな地震がないと思っている人が多いが、実際は歴史を通じて多く起きている。昭和元年には沖縄北西沖M7.5があり、今世紀に入っても、2010年2月27日沖縄本島近海でM7.2、2011年11月8日沖縄本島北西沖でM7.0の地震が起きている。これらの地震は規模は大きくても、震源が沖合のために大きな人的被害はなかったが、いったん津波が発生すると、そうはいかない。たとえば昭和8年の八重山地震津波(推定M8.5)では、1万2,000人もの死者が出た。
阪神・淡路大震災の時と同様に、「ここでは
地震が起きない」という油断がある地域で大
地震があると、大きな被害が出てしまいがちだ。日本ではどこにいても
地震の被害は免れないものとして、日頃から注意を怠らないようにしたいものだ。