パルデンの会

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キリスト教原理主義が チベット人を標的にしている

ニュースチベット文化圏より
なんてこった キリスト教原理主義が チベット人を標的にしている
Tibet is one of the most coveted locations for nondenominational American and Korean Christian groups angling for mass conversion

転向信者獲得を狙っているアメリカや韓国の新興キリスト教にとってチベットは最も切望される場所の一つだ

記事抜粋

転向信者獲得を狙っているアメリカや韓国の新興キリスト教にとって、チベットは最も切望される場所の一つだ。そのほとんどは原理主義キリスト教で、慈善活 動に重点を置いてきた従来の布教活動と違い、転向を勝ち取ることに優先を置いている。イエス・キリストは地上の全ての言葉、民族、国家への伝道が完了した 時に復活するという大宣教命令の聖書の考えを信じる、より過激なエヴァンジェリスト福音主義者)組織だ。


例えば、アメリカに拠点を置くJoshua Projectでは少数民族未達成タスクとみなされており、チベットは長年、最大の挑戦の一つとされてきた。1892年に、ハドソン・テイラー は言った。チベット人を転向させるのは、ライオンの穴に入ってライオンの子どもを奪ってくるに等しい


宣教師の活動は西洋の侵入の道具とみなされており、中国では依然として違法だ。2011年には、中国当局キリスト教への勧誘活動の疑いのある外国の生徒 に対して、対策をとるよう大学に命令を出している。しかし、青海省の一部では、布教活動は黙認されているという。コロンビア大学チベット学、ロバート・ バーネット氏によれば、青海省省都、西寧に住む数百人の外国人のうち80-90%はキリスト教原理主義者だという推計を出した。


バーネット氏は中国政府がチベットでの布教に寛容な理由は二つあると言う。第一に、教会によって支援されている宣教師たちは、安い価格で英語を教えてくれ る貴重な存在であるということ。第二に、チベット仏教を標的にすることによって、宣教師たちがチベット人アイデンティティの大事な部分を浸食し、中国政 府にとって都合がいいということ。1949年から1950年に中国が侵略して以来、反抗的なチベットに蓋をしておくのは中国政府にとって最も価値のあるこ とだ。最近では宗教的、政治的な弾圧への抗議で焼身自殺するチベット人は日常的になっている。チベット語の学校は閉鎖され、遊牧民は町や都市部に定住させ られた。修道院は警察の監視下に置かれ、チベットの精神的指導者ダライラマの写真を飾ることは禁止された。


エヴァンジェリストと近代化しつつある中国政府には共通の目的がある。双方が協力し合うのが都合がいい。」「今日の宣教師は、共産党に便乗した方が大きなチャンスを得られる。」とバーネット氏は説明する。


ジェイソン、彼のリクエストで名前を変えてある、は学生ビザでそのような秘密活動をするアメリカ人の一人だ。彼は当局により追放された友人を知っていると いう。しかし彼は西寧で成功している。彼は西洋式のビジネスをここで営んでおり、なぜ中国に来たかをこう説明した。「当初の目的はイエスの教えが全く知ら れていない環境で、布教が成功するか知りたかった。」


ジェイソンは、神の王国を、誰でも掴むことのできる伸ばされた手に例える。しかしほとんどのチベット人にとっては、イエスの手を掴むことは議論の的にな る。何人かのチベット人にとってイエス多神教の神の一人としてなら受け入れられるかもしれないが、多くの場合、チベット人にとって、イエスの話はつまら ないものに見える。
(宣教師が言う)「さあ、イエスのできる奇跡を見よ。水をワインに変え、病人を治すことができる。」するとチベット人はこう返す。「彼にはそれだけしかで きないの?そんな現象はラマの高僧にすでに起こっている。」と、西寧でチベット文化を研究する、フルブライト奨学生、エリザベス・レイノルドは説明する。


このような無関心と戦うために、急進的なキリスト教徒は過去に、パンフレット爆弾と言われる戦術などをとってきた。これは何千枚ものパンフレットを仏教徒 の地域に秘密裏にばらまくことだ。若い狂信者によって2006年に書かれたあるブログには、チベット悪魔的な修道院での、パンフレット爆弾戦術の詳 細が書かれている。作戦が終了した時、彼は「ああ、チベット人とは何と盲目な人々であろうか」と述べている。


多くの宣教師は今日ではより穏やかだ。多くは自力でチベット学者になった。ほとんどは地元の生活に溶け込んだ。西寧の多くの非公式の英語学校と外国のカ フェは宣教師によって運営されている。彼らは聖書をチベット語に翻訳し、信仰や替え歌の入ったフラッシュドライブを配布している。孤児院の運営を手伝う者 もいる。若者を標的にするのが鍵だ。ある韓国の宣教師は、どの層のチベット人が助けを必要としているか尋ねた時、チベット人が老人たちだと答えると、韓国 人は「老人はいらない。子どもが欲しい」と答えた。


攻撃的な戦術も残っている。西寧から3時間の静かな町で、ある地元の人はコインを空に投げる宣教師を見たと言う。「このコインはイエスから来ている。」宣 教師は驚いている群衆にそう言った。彼はキリスト教がお金を持って来るという宣教師の嘘臭い話を笑いながら思い出す。「仏教国は全て貧乏だ。」「イエスを 信じれば、あなたは豊かになる。」とその宣教師は言ったという。

2013/11/09 TIMEより
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