ダライ・ラマ 「手塚治虫のブッダ」にお墨付き
女優・吉永小百合(68)らが声優を務める映画「BUDDHA2 手塚治虫のブッダ―終わりなき旅―」(小村敏明監督、2月8日公開)の特別番組「BUDDHA2 公開直前スペシャル」が、13日午後8時半からTOKYO MXで放送される。目玉はチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世(78)のインタビュー。作品を一足先に見たダライ・ラマ14世は「ブッダの世界を映画で広めてくださることに感謝します」と喜びを見せたという。
公開約1か月前に放送される特別番組は、2011年に公開された前作のダイジェストや今作のメーキング映像、見どころに加え、吉永、松山ケンイチ(28)、真木よう子(31)ら声優陣のインタビューなどが収められている。その中でも注目なのが音楽評論家ピーター・バラカンさん(62)とダライ・ラマ14世の対談だ。
ダライ・ラマ14世は、昨年11月中旬に講演などを行うために来日し、10日間余り滞在。多忙なスケジュールの合間を縫って作品を観賞した後、対談を行った。
日本語で書かれたパンフレットにも熱心に目を通し、バラカンさんの「ブッダの生涯をアニメーションにすることをどう思うか?」「ブッダの教えは、21世紀にどれくらい当てはまると考えているか?」などの質問に答えた。
映画を見たダライ・ラマ14世は、1989年にノーベル平和賞を受賞しているだけに「彼(ブッダ)の教えは愛のメッセージですが、この作品は、人々にいろいろなことを伝えようとしている。平和促進の一助になるはずです」とコメント。「仏教の実践者として、また一人の人間として、人間の価値を深めようとする皆さんの仕事に感謝します」と、映画の内容が、自らの教えにつながっているとした。
[2014/1/5-06:00 スポーツ報知]