パルデンの会

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「政教分離」の意味がわからない新聞が書く憲法解釈変更


勝谷誠彦氏の有料ブログより転載

朝日、とうとう聖教新聞になっちゃいましたよ。
 <

創価学会憲法解釈変更に反対/集団的自衛権協議影響も


 http://digital.asahi.com/articles/ASG5J4407G5JUTFK004.html?iref=comtop_6_03
 <公明党の支持母体である創価学会は16日、安倍晋三首相がめざす憲法解釈変更による集団的自衛権の行使容認について「本来の手続きは、一内閣の閣僚だけによる決定ではなく、憲法改正手続きを経るべきだ」として反対する見解を示した。>
 <学会は朝日新聞の取材に文書で回答した。回答では、集団的自衛権について「基本的な考え方は、『保持するが行使できない』という、これまで積み上げられてきた憲法第九条についての政府見解を支持する」と明言し、行使容認へ転換をめざす首相の姿勢を強く牽制した。>
 驚くべき紙面だと言っていい。創価学会の回答の書面はまた引いて分析しようと思うが<学会は>と「日本を代表するクオリティペーパー」が書くか?海外ではありうる。「厳格なイスラム指導者は」とか「ローマ法王は」とかね。しかし、政教分離(実はこれも占領軍による強制で、本来はおかしいのだが)を憲法9条と同じように金科玉条にしてきた朝日新聞が、いかにもう外壁を突破されてとはいえ、とうとうカルト宗教団体を持ち出してきたとは。「真言宗は」とか「本願寺は」とは言わないよね。ということは、創価学会が政治的な影響力をもって発言していると、朝日は考えているわけだ。
 では私のひとり朝日新聞社説モノマネ(あっこれ新しい芸としてできるかも)。タイトル。「政教分離が心配だ」。書き出し。
 <「安倍内閣集団的自衛権容認に対して、創価学会が批判を強めている。そのことを朝日新聞が17日の1面で報じたことに驚いた。GHQの押しつけとはいえ、わが国はこれまで政治に宗教が介入することを厳格に禁じてきた。しかし、朝日の質問に創価学会が回答したことは、それを破り、朝日新聞はそのことを容認したことになる。ゆゆしき事態である。>
 いや、いいんですよ。別に。公明党創価学会というフランス政府にははっきりとカルトだと認められている宗教団体を背後にしていることを日本人ならみな知っている。それを表に出して論ずると朝日が決めたなら、むしろめでたい。覚悟、あるんだろうね。

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