2014-06-12 カナダ人権弁護士 著書『中国臓器狩り』発売記念講演 チベット情報 #練習用 http://www.epochtimes.jp/jp/2014/06/img/s89650.jpg来日講演会でスピーチするデービッド・マタス氏 (大紀元) カナダ人権弁護士 著書『中国臓器狩り』発売記念講演 【大紀元日本6月12日】カナダ勲章受章者で人権弁護士デービッド・マタス氏は2日~6日に来日。著書『中国臓器狩り』の日本語版の発売にあわせて、大阪や名古屋、横浜、東京、埼玉で講演会を開き、中国での臓器狩りの実態について語った。 『中国臓器狩り』は、同氏とデービット・キルガー氏(カナダ外務省元高官、元下院議員)の共同著書。収監された法輪功学習者を対象とする、中国当局の臓器狩りに関する調査報告書であり、各種の証拠が収められている。 「この地球上の未曾有の犯罪を一刻も早く制止するには、国際社会に広く真相を知らせるほかない」と両氏はここ数年、世界各国に訪れて、精力的に活動を展開している。 2006年初め、米国の大紀元時報本社に、中国軍部の医者などから匿名の内部告発が複数寄せられた。中国の監獄と病院が組織ぐるみで、集団弾圧されている法輪功の学習者の臓器を収奪・密売し、莫大な金を得ている、というショッキングな内容だった。同年、国際人権団体の依頼を受けて、両氏は独立調査に乗り出した。 今回の来日講演会で、マタス氏は調査の経緯を明かした。 はじめから大きな困難に直面した。「被害者はこの地球上から完全に抹消された上、独立調査を行うため中国当局に入国ビザを申請したものの却下された」とマタス氏は当時の状況を振り返った。 一方、進展もあった。 労働教養所を出所した多くの学習者からある共通の証言が得られたという。「日常的に虐待や拷問を受けている学習者だが、なぜかほかの収監者が受けない、血液検査を含む精密検診をよく受けさせられた。そして、刑務官に呼び出されたまま突然姿を消した学習者も少なくない」 その後、両氏は決死の覚悟で調査を続行し、各方面の証拠を収集したという。 中国で臓器移植を受けた外国患者の多くは、ほぼ数週間以内に適合する臓器が見つかった、という事実をも突き止めた。「周知の通り、通常それは不可能のことである。『中国には厖大な臓器バンクが存在している』。そのことを裏付ける重要な証拠の一つである。謎の精密検診は学習者の臓器データを収集するためとしか考えられない」 死刑囚からの臓器提供を完全否認していた中国政府は、2007年両氏が調査報告書を発表した後、はじめて死刑囚の臓器利用を認めた。「それでも数万件以上の臓器移植のドナーは謎のままである」とマタス氏は中国政府の事実隠ぺいを改めて指摘した。 今回の来日講演会に、元衆議院議員の中津川博郷氏と、元東京都議会議員の土屋敬之氏が出席した。 「日本の国会でこの人権犯罪を討論し、そして制止すべき」と語った土屋氏は、今後このことに携わる意気込みをみせた。 講演会に出席した貿易会社の社長は、日本のメディアはこの方面の事をもっと報道すべきと嘆いた。「もっと多くの人がこのことを知れば、中国の臓器狩りもここまで深刻にならなかったであろう」「中国当局からの様々な圧力を受けるはずだが、それに屈して報道しないのは、メディアとして不名誉なことだ」 さらに同社長は、「臓器狩り問題をしっかりと究明しなければ、いまの中国が抱えている様々な社会問題を解決できるはずがない。その根源は繋がっているからだ」と懸念を示した。 講演会に出席した米国在住の政治評論家陳破空氏は、「この臓器狩りの組織犯罪を裁く日は必ず来る」と確信を持って話した。 (記者・遊沛然、翻訳編集・叶子) (14/06/12 15:50)ソーシャルブックマーク: http://www.epochtimes.jp/img/twitterit.jpg http://www.epochtimes.jp/img/facebook.png http://www.epochtimes.jp/img/bookmark_hatena.gif http://www.epochtimes.jp/img/bookmark_yahoo.gif http://www.epochtimes.jp/img/bookmark_livedoor.gif http://www.epochtimes.jp/img/bookmark_buzzurl.gif http://www.epochtimes.jp/img/bookmark_icio.gif ■キーワード臓器狩り デービット・マタス 法輪功 臓器移植 ■関連文章 法輪功弾圧の違法性 中国当局の発表に新たな根拠http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/06/03) 世界臓器移植業界に影響を与える人権弁護士、中国の「闇」と戦うhttp://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/05/29) 北京在住者、海外サイトに「臓器狩り」情報提供で逮捕(14/05/16) 高智晟弁護士のドキュメンタリー「恐怖を超えて」、ブリュッセルで上映会http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/04/18) 中国当局、英国との人権対話を拒否 人権レポートが要因か(14/04/16) 「軍史上最大の汚職将軍」立件へ 江沢民軍内勢力の瓦解http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/04/01) 4人の人権弁護士に拘留処分、当局「法輪功に関わった」=黒龍江省(14/03/25) 中国の大学付属病院も臓器狩りに関与か 医療関係者が証言「年間2000件以上」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/03/18) 中国臓器狩りへの調査要求、決議案が可決=イタリア上院(14/03/14) 雲南省副省長の調査を発表 昆明事件直後 事件への関与は?http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/03/11) 米イリノイ州議会、「法輪功弾圧の即停止」求める決議を採択(14/03/05) 中国の政協報道官、周永康氏の汚職問題否定せず、息子逮捕の報道もhttp://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/03/04) 太子党数百人が集会 習主席への忠誠誓う 江沢民調査も視野か(14/02/22) 習主席、公安・司法を掌握か 江沢民派が反撃http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/01/10) NYタイムズ買収は建前か 「真意は当局の広報活動」 中国富豪、謎の記者会見http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif(14/01/09) トピックス ◆中立装うも背後に北京 香港メディアの悲哀http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆特別報道: 「610弁公室」トップが失脚 江沢民一派の裁きは間近http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆欧州議会 中国「臓器狩り」停止求める決議を可決http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆ドラマさながらの周永康事件 汚職 政変 暗殺 習氏の「背中の負傷」も関与かhttp://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆中国大手ポータルサイト「周永康氏を拘束」 政変に言及http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif http://www.epochtimes.jp//gimg/2009/sy_banner_ss.jpg 神韻芸術団 世界ツアー ◆【神韻日本公演】会社代表取締役「もっと広く知られてほしい」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆【神韻日本公演】病院長「今まで感じたことのない感動」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆【神韻日本公演】著名雑誌編集委員「中国史ちりばめた演目が面白い」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆【神韻日本公演】ついに開幕 光と希望のステージ「皆きれい。心が洗われる」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆神韻芸術団 日本到着 専属日本人指揮者「最高の音楽を」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆【神韻ブログ】二胡の妙 心惹かれる音楽http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆日本人が神韻を見る意義http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif ◆スパイダーマン製作者「ダンスは美しい。インスピレーションを受けた」http://www.epochtimes.jp/img/photo.gif 特 集 More... ・天安門 車両炎上事件 ・河北省300人陳情 ・盲人弁護士陳光誠の脱出 ・2012両会観察 ・重慶亡命騒ぎ ・烏坎村の大規模デモ ・中国環境問題 ・金正日死亡 ・中国高速鉄道事故 ・東日本大地震 ・中東アフリカ民主化運動と中国 ・神韻芸術団 世界ツアー ・ウィキリークス ・グーグルvs中国 ・中国の旧正月 ・江沢民起訴案件 ・ベルリン壁崩壊20年 ・九評及び中共脱退