パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

7月5日 日本ウイグル協会「7・5ウルムチ大虐殺5周年記念講演会」講師 エリキン・

毎年行われている抗議デモに変えての講演会です。
長い時間の 映像ですが 

ラジオフリーウイグルジャパンの支援に感謝

(現在イスラムではラマダン時期ですが、支那共産党は全面禁止中)

2014年7月5日 日本ウイグル協会「7・5ウルムチ大虐殺5周年記念講演会」講師 エリキン・

 ラジオフリーウイグルジャパンより転載


2014/07/06 に公開
2014年7月5日に東京のTKP神田ビジネスセンターで行われた「7・5ウルムチ大­虐殺5周年記念講演会 講師 エリキン・エメイト氏」の動画です。

※告知より
2009年7月、ウルムチでは中国共産党の弾圧と民族浄化政策に抗議する人々が立ち上­がり、尊い犠牲を出しながらも世界にウイグル問題を訴えました。
今年日本ウイグル協会は、ますます弾圧の強まるウイグルの現状を訴えかつ、今後の運動­のあり方を考えるために、トルコからエリキン・エメイト教授をお招きし記念講演会を行­います。エリキン氏は東トルキスタンウイグル)のカシュガル地区に生まれ、1982­年北京中央民族大学ウイグル言語・文学学部を卒業、1988年まで同大学でウイグル語­講師として努めました。88年トルコに留学、97年トルコ国籍を取得、現在はアンカラ­大学教授。トルコで著作やテレビ出演などを通じて、ウイグルの歴史、言語、文化につい­て語ると共に、民族問題や人権侵害の実態についても訴え続けています。

司会:グリスタン氏(日本ウイグル協会)

講師:エリキン・エメイト氏(トルコ在住、アンカラ大学教授)

登壇、通訳:イリハム・マハムティ氏(日本ウイグル協会会長)

※この講演についてのお問い合わせは、日本ウイグル協会にお願いします。

●日本ウイグル協会
http://uyghur-j.org/

●ラジオフリーウイグルジャパン Radio Free Uyghur Japan
http://rfuj.net

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質問であった ウイグル人の臓器移植についての情報を挙げておきます
彼はロンドンで FREE ウイグルの運動を行っています




亡命ウイグル人医師アニワル・トフティ氏の講演(日本政策研究センター主催)がありました。
2008年8月7日午後6:30~8:30、都市センターホテル

以下はそのときの講演の内容の要約です。


アニワル氏は、共産党員の家庭に生まれ、育ち、成績優秀で医学系の大学に進学し、卒業後鉄道局付属病院の医師となる。
父からいつも、将来のために共産党に入党しろと言われ、渋々入党しようとしたものの、緊急の手術を要する急患が入ったため、入党審査会議に出席できなかった。アニワル氏は、理由を説明しても、書記から散々叱責された。日本ならば、人命のためなら、やむを得ない行動、というよりむしろ賞賛されるはずだが、共産主義国家では、党のことを何よりも優先しなければならないのだと言う。これは彼の運命だったのか、次回の入党審査会議のときも、同じことが起きたために、彼は共産党に入ることはなかった。

1994年、彼が勤務する鉄道局付属病院の病床は40あるが、そのうち10をウイグル人が使っていた。鉄道局の職員数は16万人で、ウイグル人はそのうち5千人。彼はなぜウイグル人の入院患者比率がそんなに高いのか、と疑問に思った。
また、その年、彼は、ウイグル全土をまわって、鉄道関係者の悪性腫瘍の診断を行った。そのときもウイグル人や30年以上ウイグルに住む漢人に、異常が多く見られた。

1994年、ある老人から興味深い話を聞いた。太陽の何千倍も明るい光が現れたのだと言う。老人は、神の怒りだと理解し、祈り続けたという。その老人の体の右半分は、ケロイド状態になっていた。
1992年、彼が手術して一命ととりとめた漢人の息子が警察官で、お礼に山に狩猟に連れて行ってくれた。そこで彼は異常に大きなネズミを目撃する。警察官の話では、この動物は、ここ数年見かけるようになったが、ハンティングしては食べていると言う。
彼はやむなく死刑囚の臓器移植に関わったことがあり、そのことで今も自分を責め続けている。会場でも、その話をしたときは、かなりつらそうだった。

ウイグル人であることで差別されたり、そのような臓器移植をやらされたりしたことで、彼はこれ以上漢人と一緒に仕事をしたくないと思い、トルコに留学する。
そのとき、イギリス人の記者が彼に接触し、彼らは東トルキスタンに潜入して取材を行い、物的証拠を英国に持ち帰り、ウイグルの核汚染の実態を明らかにした。その内容は「シルクロードの死神(Death on the Silk Road)」というドキュメンタリーとして放映される。この番組は、これまで83ものテレビ局で放映された。

アニワル氏は、1999年、英国に政治亡命し、2005年に英国国籍を取得、現在は英国で暮らし、在英ウイグル人協会会長、世界ウイグル会議イギリス全権代表を務める。
来場者の質問に、よく中国でそんな取材ができましたね、というのがあったが、アニワル氏は、007やMI6の国、英国らしい見事な手口を紹介していた。

東トルキスタンをどうしたいのか、という質問ついては、自治ではなく完全な独立を望んでいる、と回答した。
ウイグル人武装闘争についてどう思われるか、という質問に対しては、皮肉を込めて、徹底的に教育された毛沢東の言葉「弾圧あるところに抵抗あり、抑圧あるところに反発あり」を紹介し、我々は、この言葉を誰よりも実感し、また理解していると答えた。

今回の五輪についてどう思うか、という質問には、中国が東京五輪のときに原爆実験を行ったこと、中国が五輪を開催できる国にまでなった裏には、ウイグルの大きな犠牲があること、五輪招致のときに人権擁護を約束しておきながら、まったく守っていないこと、について抗議する、と答えた。

日本に言いたいことは、という質問には、広島の惨状をこの目で見て確かめて、被害に遭われた方々を追悼したい、世界で一番原爆の悲惨さを理解している日本人に、他にも原爆で苦しんでいる人たちがいることを伝えたい、また、日本の進んだ原爆症の治療技術で東トルキスタンの人々を支援してもらいたい、と答えた。

トルコ系の民族の国家による支援の状況についての質問については、東トルキスタンに隣接する国々は、中国の金の力で完全に中国の言いなりになっていて、我々は活動できない、トルコは我々を受け入れてくれているが、活発な活動はできない、私はトルコで犯罪を犯したことはないが、中国からの圧力があったのか、入国を許可されなかった、と答えた。


このときの講演の内容のかなりの部分は、水谷尚子著「中国を追われたウイグル人-亡命者が語る政治弾圧」文春新書.2007年、にも含まれているので、そちらを参照してほしい。
また、講演の全内容は、日本政策研究センター発行の、「明日への選択」という情報誌に掲載される予定。


1980年代初め、中国における平均月収は3000円だと言われていた。もし、我が国が中国の状況を冷静に分析、判断し、中国への援助を必要最低限にとどめていれば、中国は、今のような札束外交はできず、東トルキスタンのまわりのトルコ系の国々は、もっと積極的に東トルキスタンを支援できたはずだ。そうであれば、どれだけ東トルキスタンの人たちは心強く思えたことだろう。

その意味で、我が国は、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する」という平和憲法の理念に反して、人権を弾圧する側に立つ国に成り下がっていると言える。


Death on the Silk Road (yout ube)
http://jp.youtube.com/watch?v=akfpO1cr_kY
http://jp.youtube.com/watch?v=vdKcoTcKbi4
http://jp.youtube.com/watch?v=E8yUDAYi9jY


ウイグル人医師が北京五輪抗議のため来日
http://www.seisaku-center.net/modules/wordpress/index.php?p=565

広島原爆忌:祈り 世代、海を越え 被害各地から参加者
http://mainichi.jp/select/wadai/news/20080806k0000e040057000c.html

ウイグルの原爆被害を知ってもらいたい
http://sankei.jp.msn.com/world/china/080807/chn0808072104008-n1.htm

日本の反核団体、政党はチベットウイグル問題をどう扱っているか
ウイグルを完全無視)
http://tibet.blog.shinobi.jp/Entry/6/

Database of nuclear tests, China-PRC
http://www.johnstonsarchive.net/nuclear/tests/PRC-ntests1.html

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中国の核実験-シルクロードで発生した地表核爆発災害
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http://www15.ocn.ne.jp/~jungata/NEDonSilkRoadJap1.html
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