パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

。<政治資金の「新たなあら探し」をしてもらうために私たちは地元から国会に議員を送り込んでいるのではないのだが。別の委員会でやってえ>


勝谷誠彦氏の有料ブログより

小学校の時。ある学年の先生は強烈な日教組の活動家であった。
授業をまったくしない。子供たちに「自主授業」をさせておいて、自分はいま思えば、組合の仕事をずっと教卓でしていた。時、あたかも文化大革命のど真ん中である。クラスでもよく「糾弾」が行われた。「だれだれ君がこんなことをしました」というと、授業が学級会にかわるのである。1年間、ほとんどマトモな授業はなかったのではないか。あの時の学力の不足が級友たちの将来に影響していなければいいが
私はこのころから学校の授業などまったく無視していたので関係が
なかった。文革的に言えば糾弾の対象になり得たが、ひと睨みで相手は退いた。体力ではなく知識で闘えるということをこのころの私は知った。と同時に「やるべきこと」と「やらねばならないこと」の混同の怖さも。
朝日新聞などは鬼の首をとったように閣僚の「不祥事」
を報じている。これまでと同じだ。「秘書給与問題」「事務所費用問題」と次々と大マスコミはネタを発掘してきた。今回「補助金と寄付問題」という金脈を発掘して、これで大マスコミと無能野党はしばらく踊るのだろう。国家が経済においても安全保障においてこれから生きるか死ぬかという論議が必要な時に、人気とりだとオノレだけが思っていることではしゃぐのは、いいかげんにしていただきたい。いや「区別」しましょうよ、ホントに。

環境相側に寄付140万円/補助金交付企業から>

 http://www.asahi.com/articles/ASH2V5RHQH2VUTIL02M.html?iref=comtop_6_02
望月義夫環境相が代表の自民党支部が2013年、
総合物流会社「鈴与」(静岡市清水区が国の補助金2件の交付決定を通知された4カ月後と9カ月後に、同社から140万円の寄付を受けていたことがわかった。補助金の交付決定通知から1年以内の政治献金を禁じる、政治資金規正法に違反する可能性がある。朝日新聞の取材に対し、月氏側は26日午後11時までに回答を寄せていない。>
もちろん、望月義夫環境相のワキが甘かったのはよろしくない。
私だったらすべての献金をネット上にあげて「何か怪しいと思ったら教えて下さい」とやるね。これが究極の「透明性」ではないでしょうか。戦略としてもいいと思う。少なくともその政治家のイメージのひとつになる。
それはそれでちゃんと追及すればいい。ただし「別の場所で」だ。
さきほど私の小学校の時の体験を書いたのはそのことだ。別に尼崎の小学校で知識を得ようと期待していなかったが「ものごとの優先順位」については当時から考えていたと今ふりかえって思う。「授業が先でしょ」だ。「糾弾」の学級会をやるなら、放課後にすればよろしい。なんで児童の本分である学習がそれによって阻害されるのだ。子どもでもわかる(子供と子ども、実は使い分けています・笑)理屈が国会では通じないようである。

 <政治とカネ、野党が追及強める/文科相にも献金問題>


http://www.nikkei.com/article/DGXLASFS26H7V_W5A220C1PP8000/
衆院予算委員会大島理森委員長は26日の理事会で、
政治献金問題で辞任した西川公也前農相が顧問を務めた会社のリストを与野党に示した。西川氏が2012年12月に国会議員に復帰した後も顧問料を受け取っていたことが新たに判明。同日の予算委では、下村博文文部科学相に関する政治献金問題も浮上した。野党は27日以降も政治とカネを巡る追及を続ける。>
続けなくていい、というのではない。別の場所でやって~(悲鳴)
。まさに日本の経済と安全保障は切所なのである。それを論議していただきたい。「政治資金等検討特別委員会」か何かを作って、そっちでやってくれ。予言しておきますが、そうなると、野党の方々は出席しないよ。目立たないから。与党にとってはこれはいい方法なのだが、だから野党は応じないだろう。
これだけいろいろと問題が噴出して来るというのは、
政治資金規制法そのものが時代にあっていないのだ。時代にあっていない法律に反したと言って、ひとつひとつ日本国の将来を決める法律の審議を止めていてはダメでしょう。まずは与野党でプロジェクトチームを作って、政治資金について今に応じた法律を作りなおす相談をすればどうなのか。民間ではクラウドファンディングがかなり普及している。こういうものをもっと政治を支える構造の中にに取り入れるべきではないか。ちなみに、政治ではないが、お金をいただいて何かをするということで、もっとも先進的なモデルはこの日記ですよ。私はヨロンさんが苦労して構築した。あなたや、あなたのおかげで、今日も私は世界に発信している。

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