2015-04-04 なぜアナウンサーごときに 金が動く? これこそ北朝鮮の裏の動き マスコミがんじがらめ 拉致問題 #東京都 2015年4月4日号。<2015年4月4日号。拉致犯罪解決の闘士(のつもり)を切ってあとに座ったのが北からカネを借りていた社員とはねえ。ふっふっふっ>。 受信トレイ x 勝谷誠彦の有料ブログより転載 2015年4月4日号。<2015年4月4日号。拉致犯罪解決の闘士(のつもり)を切ってあとに座ったのが北からカネを借りていた社員とはねえ。ふっふっふっ>。 大マスコミの「偽善」はもうオノレでも収拾できないところに来ているのではないか。「残業代」ねえ。どこまでわかって書いているのかね。 <「残業代ゼロ」国会論戦へ/法案提出 野党、対象拡大に懸念> http://www.asahi.com/articles/DA3S11687337.html <政府は3日、残業代や深夜手当が払われなくなる新たな制度を柱とした労働基準法などの改正案を閣議決定し、国会に提出した。政府は成長戦略の目玉の一つとして今国会での成立をめざすが、野党の一部や労働組合は「残業代ゼロ法案」と批判し、対象拡大への懸念も強めている。> 聞きますがね、朝日新聞はきちんと「残業代」を出しているのかね。大マスコミのほとんどがわあわあ騒いでいるが、どこがどれだけ出しているかオノレのところをまず示せよ。毎日新聞なんて、出したらすぐに倒産しちゃうよ。みんな身を粉にして働いているのでしょう。私はそのことに尊敬を惜しまない。ひょっとすると、キー局の社員の方々におかれては残業代をもらっているのかも知れないが、下請けにそれはあり得ない。そういう構造の上にメディアは成り立っているのに、何を偽善的なことを言う。 「残業代をもらうような人々」を上から目線でバカにしているのである。敢えて言う。蔑んで「カネをあげたらいいじゃん。政府はひどいね」と書いているのである。一流の職人であれば、残業代など考えることもない。もちろんこれはメディアにおいてでもある。私は文藝春秋に入社した最初の年に、休んだのは正月だけだった。それでも花田紀凱師匠に「何サボってるんだよ」と叱られた。ということは、その日も彼は会社のソファで寝ていたのである。まあいろいろと家庭的な理由は…つるかめつるかめ。 仕事って、楽しければやれるだけやれれば嬉しくないですか。私はそうであった。「いくらでも、もっと働かせてくれ」だ。だからこの論調はわからないと同時に「朝日は違うのかよ」である。いや、朝日でも本当に優秀な記者ならば逆のことを考えているであろう。典型的な『築地をどり』の「愚民に媚びてやるの所作」なのだ。 <働きすぎ、不安拭えず/労基法改正案、裁量労働の拡大盛る> http://www.asahi.com/articles/DA3S11687465.html <国会に提出された労働基準法などの改正案には、「残業代ゼロ」制度だけでなく、裁量労働制の範囲拡大も盛り込まれた。長時間労働を抑える仕組みも加わってはいるが、働きすぎを防げるのか、なし崩しに対象範囲が広がらないか、不安の声は多い。> 「働きすぎ」という概念がよくわからない。奴隷のようなものを考えているのだろうか。だったら「貴族」の朝日らしい発想だねえ。ここ、実は面白いところなのである。朝日はひょっとして残業代があるのかも知れない。そういう「大マスコミ」の方々の発想と私のような「屑マスコミ」で生きてきた人間とは、根本的に違うのだ。いやクオリティで「屑マスコミ」ではないです。お世話になっていた文藝春秋などは「貴マスコミ」としか言いようがない。しかし「貴マスコミ」だけではなかなか食えないのよ。私はそこで仕事をしながら「屑マスコミ」(誇りをもって言っているのよ)でも書いていた。その「アディショナルな蓄積」がまあ、そのあとすぐに自分で飯を食えることにもなったのだけど。 ここまでは前振りである。何を言いたいか。これね、書くか書かないかちょっと迷ったのだけれども、私がいた二つの組織が両方ともかかわっているからねえ。スルーすると「卑怯者」だと思う。「大マスコミの方はいいねえ」という話だ。『スッキリ!!』を10年ほどやらしてもらった。まあションベンのようなギャラですよ。私は吉本興業にギャラのことを一回も聞いていない。聞くとミジメな気持ちになるからだ。メインの方々はいざ知らず、コメンテイターなどというのはそんなものである。「出してやってナンボ」ですから。『SHOW』や『めんたい』はいいんですよ。おっと『あさパラ!』もかな。一緒に何かを造って、送り届けている達成感がある。 『スッキリ!!』も初期はそうだった。村上知彦という天才プロデーューサーとわあわあいいながら面白く作っていた。それが、途中から「このヒトたちはナニでおカネを貰っているのだろう」という方々にかわっていった。ホント「ナニでおカネを貰っているのだろう」ですよ。会話もできないくせに。 まあ、その行き着いた先がこれだと、申し訳ないが書かせていただく。こういうことがなければ、辞めた番組のことをわずかでも批判はしたくないのだが。私なんてホントにションベンギャラだったのだと思う(知らないから)でもそれを切って、社員アナウンサーを並べると、安くてすむと思ったんでしょうね。経費的にはそうだ。でも、あの、何をやっているのかわからない連中を切る方がはるかに効果的だとは思うけどね。 私のような自由人は「醜聞」は命取りなのである。だからこう見えても身ぎれいにはしている。おね~ちゃんはいいと思うんですよ。アピールしているのにどこも撮ってくれないけど。まあ、怖いんでしょうね。でもね、カネまわりは良くない。マネジャーのT-1君は私よりも敏感で、いつも顔を見合わせて「やめときましょうか」と言う。そのセンスは二人で一致している。 風俗ライターとして私が売れたのは本能的にこのことを身につけていたからだが、それは文藝春秋で更に磨かれた。花田師匠は、まことにそれにうるさいひとであった。叱られるようではダメなのである。彼の「空気」からそれを読まなくては。だから日本テレビというのは優雅な会社だなあ、と思うのだ。「危なそうだからクビにした」おっさん(私のことね)のあとに座った「クリーンそうなイケメン」がこうなるとはねえ。 <上重聡アナ 有力スポンサーから「1億7千万円マンション」利益供与!/日テレ「スッキリ!!」新キャスターの資質を問う!> http://shukan.bunshun.jp/articles/-/4971 朝日まで嬉しそうに書いている。 <日テレ上重アナ「スッキリ!!」で謝罪 無利息融資報道> http://www.asahi.com/articles/ASH433PP6H43UCVL005.html <知人の番組スポンサー企業の元会長から無利息で融資を受けたと2日発売の「週刊文春」で報じられた日本テレビの上重聡アナウンサーが3日、司会を務める朝の情報番組「スッキリ!!」の番組冒頭で視聴者に謝罪した。> あの番組は「お願い」が多かった。スポンサーや何かのからみで「ヤバい発言はしないでね」である。私はそれをすべて聞いてあげながら、現場ではちょっとギリギリのことで遊んでいた。いずれも、言わせてもらうなら「プロの仕事」である。それを社員で失敗するというのは、いかにも日本テレビらしい。ちなみに『週刊文春』からあったコメントの依頼は断ったからね。それくらいの恩返しはしてもいいかと。 よくみんな助かりました。月曜日の『ザ・ボイス』では飯田浩司アナウンサーとこの話題で盛り上がるかも知れない。助かったから、だからね。 後略 _/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/ (c)2015 勝谷誠彦、katsuyamasahiko.jp All Rights Reserved. 問合せ:info@katsuyamasahiko.jp 情報提供・感想:stealth@katsuyamasahiko.jp 購読解除:http://katsuyamasahiko.jp/procedure/dissolve 発行:株式会社 世論社