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習氏への皮肉?ただの偶然? 英晩餐会、ワインは天安門事件の1989年モノ


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習氏への皮肉?ただの偶然? 英晩餐会、ワインは天安門事件の1989年モノ

産経新聞 10月28日(水)7時55分配信



 【ロンドン=内藤泰朗】英国を訪問した中国の習近平国家主席を歓迎する公式晩餐会(ばんさんかい)で出された高級ワインが関係者の間で話題になっている。民主化を求める学生を中国当局が武力で鎮圧、多数の死傷者を出した天安門事件と同じ1989年のワインだったためだ。ただの偶然か、英国的な皮肉を込めた無言の抵抗なのか、さまざまな臆測を呼んでいる。

 晩餐会は、エリザベス女王の主催で20日夜、バッキンガム宮殿の大広間で執り行われた。主賓である習氏の隣には、ウィリアム王子や中国を意識してか、赤いドレスに身を包んだキャサリン妃が列席した。

 話題となったのは、フランス・ボルドー産の赤ワイン「シャトー・オー・ブリオン1989年」。著名なワイン評論家、ロバート・パーカー氏が「世界で最もエレガントで、アロマの複雑なワイン」と絶賛し、市価で1本約30万円はする正真正銘の高級ワインだ。

 消息筋は「89年はワインの当たり年。英国に巨額投資する賓客への特別なもてなしであることは間違いない」としながらも、「数あるワインの中から、中国政府にとって最も触れてほしくない89年をあえて選んだ意図を想像せざるを得ない」と指摘する。

 中国に対して批判的なチャールズ皇太子は、晩餐会を欠席している。


 



   民主化を求める学生を中国当局が武力で弾圧し、多数の死傷者を出した天安門事件は、2015年6月4日で丸26年になる。香港では追悼集会が開かれ、台湾の馬英九総統は「歴史を正視」することが中台関係の前進につながるとする談話を発表した。中国政府の建前としては「中国の一部」だとされている地域でも、事件に向き合うように求める声はやむことがない。
   もちろん中国政府が進んで天安門事件について触れることはない。記者会見で、中国が日本に対して「過去を直視」するように求めていることにからめた質問が出ると、「どうしてそんな理屈になるのか」と「逆ギレ」するほどだ。
毎年6月初旬の天安門広場は警備が強化される(2014年5月撮影)

「改革開放の経験と成功」理由に事件を正当化

   中国では「天安門事件」「六四事件」といった関連キーワードを検索しようとすると、一時的にネットにつながらなくなってしまう。今でも中国政府が事件の扱いに神経をとがらせていることを表すエピソードのひとつだ。
   事件発生日の前日にあたる6月3日に行われた中国外務省の定例会見で、その「最も触れてほしくない部分」に関する質問が出た。
   香港のサウス・チャイナ・モーニング・ポストや、英BBCの中国版ウェブサイトによると、スペインメディアの記者が、
「日本には第二次大戦の歴史を直視するように求めているが、中国政府はいつになったら六四事件(天安門事件)を直視できるのか」
と質問。これに対して華春瑩報道官は、
「どうしてそんな理屈になるのか」
「日本は70年前に中国を侵略し、国際社会はこのことについて大昔に結論を出している。2つの事柄は全く別物だ」
などと反論し、事件の評価を見直す考えがないことを改めて強調した。
「1980年代末に発生した政治的混乱には、中国の党と政府が明確な結論を出している。中国の30年以上にわたる改革開放の経験と成功は、中国が選択してきた道が完全に正しかったことを示しており、中国人民全体の支持を得ている


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