2016-08-11 中国に無力な外務省と安倍政権 中華情報 #アジア情勢 中国に無力な外務省と安倍政権 王道日本の会 mag2 ブログより転載 中国公船の尖閣諸島沖への領海侵入が激しい。岸田外相が何度、駐日中国大使を呼びつけて抗議しても素知らぬ顔である。 中国は、「釣魚島(尖閣の中国名)は中国の領土」と言い、裏では「日本はつべこべ言うべきではない」と悪態をつく。 まことにやっかいな国で、すこしでも監視を怠れば、実際に尖閣諸島に上陸し、実効支配する可能性さえある。 一方、中国に対して、抗議する以外に手段を持ち合わせていないのが外務省であり、安倍政権である。 それでは厚顔無恥な相手になめられるだけである。 そこでいくつかの提案をさせていただく。 まず、「尖閣は中国領」と書く中国人記者を国外退去にする。中国側が良くやる手であるが、それをまねて、「歴史的事実をねじ曲げてウソを書き、領海侵犯を助長する記者は許さない」と退去させるのである。同時に、尖閣は歴史的に日本の領土である旨の海外広報をもっと徹底させる。 次に米軍と尖閣諸島防衛の共同訓練を実施し、同時に、尖閣に監視用のレーダーを設置する。これは8月に、中国が日中中間線付近で ガス田開発の海上施設に水上レーダーを設置したことへの対抗である。 日本は尖閣を国有化して以降、中国側の抗議が厳しくなったことに配慮して、漁船も近づかないように指導している。 それでは相手をつけ上がらせ、国際的にも「尖閣は中国領の可能性がある」と思わせるだけである。 日米での尖閣防衛の共同訓練をやる効果は大きい。そのための日米安保だと考えて米軍を説得するぐらいでなければ、 外交力の無さを示すだけである。 尖閣を守ることは米軍にとっても意味がある。尖閣を乗っ取られて中国のミサイル基地を置かれれば、至近距離のため 沖縄の米軍基地はすべて撤退の可能性さえある。そうなると第1列島線はやすやすと突破され、日本の海洋資源・海底資源は 彼らの取り放題となる。米軍はグアム・サイパンまで下がらざるを得ないから、南シナ海・東シナ海などは中国の思いのままとなる。 日本も選挙やオリンピックに盛り上がるのは良いが、国の守りに対する危機感が無さ過ぎて、手遅れになりかねない。 ※ご意見をお聞かせ下さい。必ず本人が目を通しますが、返答は答えに窮するものもあり、省略させていただきます。下記へどうぞ e-mail: y-sano@sage.ocn.ne.jp 627