パルデンの会

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文在寅大統領が韓国に誕生したが、、反対派の総得票数は文氏を越えている



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宮崎正弘の国際ニュース・早読み」
平成29年(2017)5月10日(水曜日)
        通算第5286号
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 文在寅大統領が韓国に誕生したが、米国は冷ややか結果も過半数に達せず、反対派の総得票数は文氏を越えている


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 5月9日に行われた韓国大統領選挙の結果は、投票率が77%を超えた。
9日午後八時時点での出口調査速報では、文在寅候補が41・4%で、対立候補をおさえて当選確実となった。
しかし第二位の安哲秀は23・3%、第三位に追い上げた保守系の洪準均は21・8%となり、後者二人の票と、あと二人の有力候補の分をあわせると文在寅の得票より多い。
つまり「圧勝」とは言えない。中道左派と保守の連携が実現しなかったために、反文票がわれた結果である。

 朴権惠前大統領が弾劾で起訴されているため、大統領が不在。このため、文在寅は10日午前に大統領職について青瓦台のあるじとなるが、反米・反日親北大統領の誕生に、ワシントンは戸惑いの色を隠さない。
 「アメリカにNOと言おう、THAAD配備は見直す。北への制裁は問題解決にはならず、開城工業団地を再開し、拡大し、北朝鮮との交流を拡大させ、金正恩との対話に道をつける。いろいろな批判が金正恩に対してなされているが、対話の相手は彼しかいない」と文在寅は選挙中に訴えていた。

 選挙終盤で米国メディアのインタビューに応じると、過去の発言を部分修正し、「米国は韓国民主化の恩人であり、米韓同盟は友情で成り立っており、大切な友人であることには変わりない」と発言して、ワシントンへ安心感を与えようと躍起になる一方で、「中国との関係改善を急ぎたい」とも発言した。
 日本との最終合意については「見直し」を主張しており、日本との関係をどうするかという態度表明はいまのところない。
 
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