パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

漂着船調査 現在すごい数の船が漂着しており、北朝鮮人の密入国も考えられる


拉致事件は終わっていないし、現在進行形である。  これを報道しないマスコミの自由もマスコミ労連に隠れる反日朝鮮人の影がある。


平成30年3月2日に実施した特定失踪者問題調査会特別検証(石川)と同日夜の「『その後』を考える集い4」の模様です。撮影:予備役ブルーリボンの会・編集:映像教育研究会(稲川和男代表)

 

Face Bookより転載
これは、先日の「その後を考える集い」でしゃべった内容なのですが、一応ここにも書いておきます。
90年代末でしたか、私があるところで、北朝鮮崩壊時に大量の難民が日本に来るのではないか、という意味のことをあるところで言ったところ、専門家の方から、船もろくにないので、その危険性はそんなに高くない、というお答えが返ってきました。
その時は、確かにそうかもしれないな、ということで終わったのですが、昨日、「その後を考える集い」で、下記の漂着した映像を見て、やはりそんなことはない、いや、北が仮に崩壊しなくても難民が来ることは充分ありうるんじゃないかと思いました。
まず、こんな、正直遊園地にあるようなボートで漁をする(させられる)漁民の人たちには本当に同情します。というか、難破した時どんなに恐ろしかっただろう、亡くなった人はどんな思いだったのだろうと思います。しかし同時に、少なくとも漁に出るという理由でならば、中朝国境を命がけで(わいろを払えばともかく、そうでなければ後ろから撃たれることもありますから)超えるよりも、公然と海に出ていくことができるわけですよね。
これは北朝鮮難民救援基金の加藤博氏がおっしゃっていたのですが、今回、数名の漁民(だけではないでしょうが)が日本で保護され、北朝鮮に戻っています。あの国は秘密警察に支配された国ですが、同時に、うわさが(多少歪んだ形であれ)すごい勢いで広がる国でもあります。日本に行くことができた、別につかまって殺されもせず、いい待遇を受け、治療も受けて戻ってきた・・・・という情報は必ず伝わります。
そして、もっと重要なのは、中国人のブローカーたちが「この手があったか」と絶対に考えているはずです。加藤さんたちの組織はそのような人たちを使いませんが、多くの場合、脱北者が韓国に逃れる時は、お金をもらってパスポートや証明書を偽造し、彼らを商売で運ぶブローカーが介在することがしばしばあります。彼らとしてはある意味商売です。北の体制に動揺があれば、自分たちの船を使い、お金をもらって日本に送り込むことはあり得ます
そして、これも特定失踪者家族会の竹下さんがおっしゃっていたことですが、万が一にも、拉致被害者の中で、何とか海から日本に逃れようとした人がいたのではないか、という意味のことをおっしゃっておられました。
この件に関してですが、二つ、そのような可能性を示唆する話があります。一つはよど号犯の岡本武です。彼は北朝鮮で、拉致被害者の福留貴美子さんと結婚していた人物ですが、80年代から、他のグループメンバーと対立し、姿を消しました。もちろん、単純に粛清されたのかもしれません。正式発表はよど号により、土砂崩れによって1988年に妻と共に事故死したとされています。しかし、一説によれば、1980年代末に漁船を奪取して北朝鮮から脱出を図ったものの捕らえられ、強制収容所に送られ死亡したという説があります。
ここから書くことは100%私の推測なのですが、岡本は強制的な結婚とはいえ、他のよど号犯とは違い、主体師匠にも共産主義とも縁のない福留さんと結ばれています。共に生活する中で、このようなことを平然と行うこの北朝鮮という国は間違っている、という意識をおそらく持つようになっていったのではないでしょうか。なお、八尾恵氏は「私の知る限りでは、岡本さんと福留さんは、亡命後のよど号グループの主体思想に従う考え方に異を唱えたので矯正のため隔離され、そして、その果てに死が待っていた」と述べています。
そしてもう一つ、60年代に北朝鮮に渡った帰国者、チョ・ホピョンさんとその妻で日本人の池田秀子さんは、1967年に北朝鮮で「スパイ罪」として逮捕され、その後消息を絶ちました。日本に残された親族が、90年代初め、国際アムネスティや人権団体と共に、彼らの消息を北朝鮮に問い合わせたところ、チョ・ホピョン一家はスパイ罪で逮捕されたが、後に脱獄、船と銃を奪って海から脱出しようとし、銃撃戦になって海に沈んだ(だから遺骨もない)という返答が北朝鮮から帰ってきました。
もちろん、上記の北の発表は絶対に嘘です。あの国でそんなに簡単に脱獄とか、銃を奪って船で逃げるとかできるとは思えず、チョ氏も学者肌の人物でそういうことができるタイプではない。しかし、このような発表があった陰には、何らかの形で、北を船で脱出しようとした人、特に帰国者などがいた可能性を示唆します。そして、その可能性はさらに薄いかもしれませんが、拉致被害者の中にそのような脱出経路を試みた人だって絶対にいないとは言い切れない。
そのようなことを考えつつ、上記映像をぜひ見てください。あの難破し壊れた船一つ一つに、人間が乗っていたことを思いつつ見てくださればと思います