パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

訃報 パルデン・ギャツォさん チベット僧




『仮称 パルデンの会』が本ブログです

このパルデンと言うのが 「パルデン・ギャツオ師」 から頂いた名称である。

師は 2008年夏に 自伝の映画化 「雪の下の炎」 の世界初の封切りに際して 来日された。
師の来日予定は1998年以前にあったが そのときは 自伝「雪の下の炎」の出版に際して シナ共産党チベット人弾圧の詳細を話すべく来日予定であったが、自民党政府は彼にビザを発行しなかった。 
支那のj共産党の人権弾圧を支えたのが 日本人左翼女性活動家であり、 あの会議が無ければ 数十万人あるいは 100万人以上の 人々の命やその家族数千万人の不幸が広がるのが防げたのかもしれない。

2008年に来日されたとき講演され、そして護国寺でのお祈り会にも参加され、つかの間の休日を
箱根で過ごされた。 当方はお祈りの会と 箱根から成田空港への移動のお手伝いをさせていただいた。
もちろん暑い中でのお祈りであったが、師の目の中に燃え上がる 炎を感じてびっくりした。
師が生きている裏に 彼が見取った数千人の    「良心の囚人』たちの叫びが聞こえたような気がしていた。
師が刑務所に「Free Tibet」を叫んだと言う罪で投獄され、33年間も拷問を受け続け,欧州のNGOの
支援により 刑務所からの出所となり、 ダラムサラ亡命政権に移住後は その33年間の苦行の著作化と
支那共産党政府の弾圧状況の暴露、当時欧州で言われていた2008年の北京オリンピック招致への
反対運動を続けたが、
北京オリンピック開催の 条件である人権弾圧の禁止をふくむ人権問題の改善は一切守られなかった。 
大量の金銭、金品が オリンピック委員会の委員の懐を肥やしただけであった。

その時期は 日本だけではなく 欧米の人間も 支那共産党の金に目がくらんだのであった。

最後になぜ 師の名前:パルデンの名 を頂いてチベット支援の会を作ったのか?

成田空港に師を送り、出国口前で何枚か記念撮影を行った。
そのとき シャッターを押した方が 大きな声を上げた! 「見て、見て」
パルデン師と記念写真のなかで、パルデン師の頭に「 光影のある 仏様 」が映りこんでいる。
仏様が 師の上に鎮座ましておられるのです。
そして 別の写真では、その後ろの ガラスにたくさんの仏様が移っているのです。
怖いとか、びっくりではなく、ものすごく充実して、ものすごく幸せの気持ちがそのとき感じました。
映した人は何枚か映して、あとで写りを確認して 「ビックリ」したのでした。

それが師とのかかわりで、師にまつわる仏たちや亡くなった「良心の囚人たち」が我々に
訴えるものが、チベット支援の会を立ち上げた理由であった。
<なぜ チベットが 支那に侵攻されたか>
理由のひとつに ー戦前ダライ・ラマ13世と日本が結んだ非公式平和条約下で、法王が連合国側がチベット越えで物資をインドから重慶に空輸することを許さなかった、ー
ことが 連合軍側が第二次世界大戦後、1951年の 人民解放軍チベット侵攻を 表だって止められなかったと言う歴史的な理由がある。
それを聞いてから、
我々日本人とチベット人との
強い結びつきを思うようになった。
(縁《えにし》を感じた)
嘘の慰安婦問題や嘘の徴用工問題 よりも 日本人のために今も支那の占領下にあるチベットの解放が
日本人の責務と思うようになった。

その パルデン師が亡くなった。
新聞紙上では80歳後半と言うが ダライラマ14世法王と同年輩と聞いたことがある。
そうであれば 83歳と思われる。確か腎臓とか肝臓が
悪いと言う話を聞いていたが、33年の刑務所暮らしでは当然の話である。

ご苦労様でした。


 
パルデン・ギャツォさん チベット
毎日新聞2018年11月30日 21時55分(最終更新 11月30日 21時55分)
 
11月30日、チベット亡命政府があるインド北部ダラムサラの病院で死去した。年齢は諸説あるが、80代後半とみられる。内臓の疾患で入院していた。病院関係者が明らかにした。
中国で30年以上投獄され、釈放後にインドに亡命。拷問を受けた経験などを記した自伝は「雪の下の炎」として邦訳され、ドキュメンタリー映画も製作された。(共同)
 
 
僧侶の祈り
 
自由と解放を求めて自らの意志を貫く
チベット人の自由と解放を求めて、不屈の精神で闘った象徴的な二人のチベット僧がいます。中国当局に拘束され、想像を絶するむごい拷問を受けながらも33年間を生き抜いたパルデン・ギャツォ氏と、中国政府がチベットに侵攻する前の旧態依然としたチベット社会にあって、溢れんばかりの才能と好奇心を持ち、アーナキーな反逆児ぶりを示し続けたゲンドゥン・チャープル氏です。ふたりの僧侶は、生きた時代や環境も違いますが、それぞれの時代に真のフリーチベットを追い求め、自らの意志を貫き通した点で通じるものがあります。強靭な精神と揺ぎ無い意志の先に、どのような祈りがあったのでしょうか。
33年の獄中を生き抜きチベット独立を主張
パルデン・ギャツォ氏は、1959年の民族蜂起で、政治犯として逮捕された数千人の中の生き残った3割のうちの一人です。その後27歳から60歳までの33年間、中国当局の激しい拷問や虐待に耐え、獄中を生き抜きました。パルデン氏の意志は驚くほど強靭なものでした。「看守を恐れるような素振りを見せてはならない、恐れこそが彼らに力を与えているのだから……私が三十年の獄中生活から学んだ教訓は、決して情けを乞うてはならないということだった。得るべきは、哀れみではないのだから……」。釈放され、インドへ亡命した後も、パルデン氏の意志は揺らぐことなく、チベットの独立を世界へ訴えかけることでした。
仏教以外の世界を知らないチベットに危機感
一方、ゲンドゥン・チャープル氏は、僧侶でありながら、画家、詩人、歴史学者、地理学者、性科学者、翻訳家で、20世紀のチベットを代表する自由主義思想家、人文主義者といわれています。彼は、チベットの歴史を徹底して紐解き、また外国を旅しながら未知なるものへの飽くなき好奇心を寄せ、自らの個性を自由気ままに表現しました。しかしながら、あくまで仏教の血脈を維持することを至上命令としていた旧チベットの指導層や、外の世界からの影響を病的にまで嫌っていた僧院勢力は、仏教にとって個人はあくまで教えを次代にわたすための器にすぎず、オリジナルの思想を見出すことも、仏教以外の分野での新しい豊かな文化を生み出すことも、その価値を認めなかったのです。外の世界を知るゲンドゥン・チャープル氏は、こうしたチベットの将来に強い危機感を抱き、チベットの閉塞感を、懸命に打ち破ろうとしたのでした。
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「もしも自分がギャツォだったならば、ここまで強い人生は送れるのか…? 人間の意志の強さ、すばらしさを感じる映画だ」クロスレビューご紹介
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「チベット問題についてどこまで自分に引き寄せて共感できるか」 ―『雪の下の炎』クロスレビュー
パルデン・ギャツォのことを、少しでも多くの人々に知ってほしい、そんな願いから、『雪の下の炎』を製作しました。パルデンは、「良心の政治的囚人」として中国占領下のチベットの監獄で、むごい拷問を受けながら、33年間を生き抜いたチベット僧です。何も悪いことはしていないのに何十年もの間、自由を奪われる、そんな人生がこの世の中にあることを想像できますか?
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パルデン・ギャツォ(左)と楽 真琴監督
パルデン・ギャツォは1959年の民族蜂起の際に逮捕された、数千人に及ぶ「良心の政治的囚人」のうち生き残った、わずか30%の中のひとりです。脱獄を試みては捕まり、懲役を延期され、それでも危険を侵してチベット解放を訴える運動を続け、再逮捕され、さらに懲役を延ばされる、そんな繰り返しのなか、彼は決して自分の意志を曲げませんでした。釈放後、インドに亡命して10年以上たった今でも、彼は自らの命よりも大切なもののために闘い続けています。それは母国チベットの再独立、そしてその志を遂げられずに、彼の目の前で牢獄で死んでいった同胞たちに誓った約束です。
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雪の下の炎
2005年夏、アメリカで行われた「フリー・チベット・ウォーク」にパルデンが参加する様子、さらに2006年2月には、チベット人青年会議団が主催した、イタリア、トリノでの断食ストライキの模様を撮影しました。2008年の北京オリンピックに対する抗議の意味を込め、冬季五輪開催にあわせて決行されたこの断食ストライキには、パルデン・ギャツォと2人の若いチベット人が参加しました。周囲の心配をよそに、自らの命をかえりみず、不屈のパルデンが時に涙や笑いをまじえながら、参加した若いチベット人たちを鼓舞する様子をカメラに収めたのです。
パルデン・ギャツォは自らの運命を受け入れましたが、断固として降伏しようとはしませんでした。彼にはハリウッド映画に登場するヒーローのような華やかさはありませんが、人間ひとりひとりが持つ精神のはかり知れない可能性を私たちに見せてくれます。だからこそ、パルデンのライフストーリーは国境や宗教を超え、苦悩と挫折を体験した全ての命に、雄弁に語りかけることができると思うのです。
いま、私たちが生きるのが苦悩と戦いに満ちた時代であるからこそ、彼の精神がひとりでも多くの生に触れることを祈りながら、この映画をお届けします。
(文:楽 真琴監督 ※パンフレットより抜粋)
 『雪の下の炎』                            2009年4月11日(土)より渋谷アップリンク他、全国順次ロードショー監督:楽真琴                            出演:パルデン・ギャツォ、ダラ・イラマ法王14世、他         2008年/アメリカ・日本/75分                    配給・宣伝:アップリンク                      公式サイト                              ★公開記念トークイベント開催!詳しくはコチラから