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22:55 (13 分前)
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天安門30年の日 Bcc通信にて失礼いたします。
有難いご感想を次々といただいています。
有難いご感想を次々といただいています。
タルナに追ったもので、長年にわたる取材の成果が顕れた興味深いものであった。
おもしろいのは、ドゥンケンの中でも「神授型」と呼ばれる、夢見をきっかけに、
神憑りのようになって「ケサル」を語り出した人々である。彼らの語りはまさに圧倒的だ。
近年草原に暮らす人々の生活環境が変化するにつれて、この型のドゥンケンは減って
いるという。残念ながら、チベット文化全体の衰退を象徴する現象のように思われる。
映画は伝統文化の賛美に終わるのではない。
は、どんどん消滅している。若者たちは中国語を話し、もはや『大王伝』の語
りの言葉を理解できない者が大半だ。ときおり挿入される建設現場の映像、大
掛かりでありながら白けたケサルのフェスティバルが、チベット文化を取り巻
く現代中国の現状を示唆する。
中国政府はそうやって伝統を背景の自然もろとも破壊しながら、博物館をつく
り、観光客向けのお祭りをでっち上げる。中国で少数民族の文化が喧伝される
とき、それはその民族文化の隅々まで中国国家の管理下におかれ、生命を奪わ
れたことを意味する。
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○G20大阪 市民サミット 6月25日26日 「アジア諸国における多数者と少数者」
○チベリン 6月22日14時 新宿常圓寺 渡辺一枝講演 テンジンクンサン演奏
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「ケサル大王製作委員会」 大谷寿一(今回はt.ootani@mac.com発信)