パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

救う会全国協議会ニュース★☆(2020.04.23)「「救う会TV」第1回「武漢肺炎と拉致問題」

武漢肺炎のため年末からの家族会の集会も少なくなってしまったが、Youtube を使った テレビ会が開始されました。

 

★☆救う会全国協議会ニュース★☆(2020.04.23)「「救う会TV」第1回「武漢肺炎と拉致問題

 第1回救う会テレビは、4月13日に収録されたもので、救う会ームページで見ることができます。

 現在、集会等の自粛要請が出されており、集会等の活動がしにくい状況ですので、この救う会テレビを今後週1回くらいのペースで続けます。

 1回分が10分程度の動画で、最新の情報を報告します。

■「救う会TV」第1回「武漢肺炎と拉致問題

 みなさん、こんにちは。きょうは、2020年令和2年4月13日です。

 これから一問一答形式で、拉致問題の現状について、日本は何をすべきかについて皆さんと考えていきたいと思っています。まず、質問をお願いします。

問:「救う会TV」を始めた理由を教えてください。

西岡:皆さんもご承知のとおり、武漢ウイルスの影響で、家族会、救う会の活動が大きく制限されています。しかし、拉致被害者は今日も救いを待っています。私たちは活動を中断させるわけにはいきません。ユーチューブという武器があるので、このユーチューブを通じて、皆さんに拉致問題の現状を発信し、そして私たちが考えること、なすべきことを共に考えていきたいと思い、「救う会TV」を始めました。

問:西岡会長はいま、拉致問題をどう見ておられますか。

西岡:北朝鮮も苦しい、しかし私たちも苦しい。両者の苦しさの戦いだと思っています。
 拉致問題を解決するためにはまず北朝鮮に圧力をかける。先、圧力。そして圧力を背景にした交渉。これしかない、とずっと言ってきました。また圧力をかけた結果、北朝鮮が崩壊してしまうことに備えて準備をしておくことも必要だと言ってきました

 今、最高度に厳しい経済制裁がかかった上、武漢ウイルスの結果、北朝鮮は体制の危機に追い込まれています。そういう点では、今、膠着状態のように見えますが、チャンスはあると思っています。ただし、私たちも苦しい。ご承知のとおり、有本恵子さんのお母さんが今年亡くなりました。横田めぐみんのお父さんも入院中です。運動を一緒にやってきた家族の皆さんが病院に入院したり、天国に行ってしまったりしている。時間がない、という私たちの苦しさがあります。両方が苦しい。しかし、ここは踏ん張りどころだと思っています。

問:北朝鮮武漢ウイルスはゼロだと言い切っていますが現在の状況はいかがでしょうか。

西岡:「3月下旬現在で、急性肺炎とされている死者が1万人を超えた」という内部情報を私は最近入手しました。そして、急性肺炎とされていますけれども、その遺体は強制的に火葬させられています。火葬場が満員で、あるご遺体などは野焼きをしているという情報があります。普通の肺炎だったらば火葬する必要はないわけです。そして、少しでも肺炎の症状があったら隔離してしまう。隔離してしまいますけれども治療は一切してくれない。それどころか隔離している場所から、食料を得るために出たら撃ち殺された例もあるという情報もあります。

 検査をしていないので武漢肺炎が一人もいないというのは、ある意味正しいかもしれませんが、しかし火葬しているということから考えて、北朝鮮当局はこの急性肺炎で死んだ1万人以上の大部分が武漢肺炎の患者だと認識しているのです。特に、平壌で多い。また、北朝鮮人民軍の中にも患者が出ているという情報もあり、大変な状況になっています。

問:それに対して、金正恩政権はどんな対応をとろうとしているのでしょうか。

西岡:まず、最高指導者の健康を守れ、というのが彼らにとって最優先です。ですから、金正恩氏はいま平壌から離れて、元山(ウォンサン)などにある宮廷並みに贅沢な造りの別荘がありまして、そこを転々としているというふうに聞いています。これは確認されてはいないのですが、一部韓国の脱北者言っているのは、金正恩氏や金与正氏を守る護衛総局という部署があるのですが、その護衛総局の部員にも感染者が出たという情報さえあります。このウイルスは目に見えないので誰が感染者か分からないという点で金正恩政権はパニックになっている。もう一つ、金正恩政権がパニックになっているのは、誰がスパイかわからないこと。誰が、外部の勢力とつながって俺を殺しに来るかわからない、というパニックになっています。

 実は、最近入手した様々な情報を総合して複数の情報があるのですが、2018年の10月に金正恩を警護している護衛司令部の司令官と、護衛司令部のナンバー2は政治委員なのですが、その2人が公開処刑されたという情報があります。護衛司令部にもスパイが入っていると、本当かどうかわかりませんが金正恩が疑っている。妹の与正(ヨジョン)を使って検閲をして、司令官まで処刑したということです。

問:拉致問題にとってこの状況はどう捉えたらいいのでしょうか。

西岡:冒頭にも言いましたが、北朝鮮を動かすためにはまず強い圧力が必要です。 北朝鮮が、2016年と2017年に40発の弾道ミサイルを撃ち、3回の核実験をした結果ですね、アメリカそして安倍政権がトランプ大統領を説得して、国連を動かして、今かつてない厳しい経済制裁がかけられています。北朝鮮輸出は、9割以上止まっています。2018年19年の北朝鮮の輸出総額はたったの3億ドルです。ふつうは30億ドルくらいあったんです。9割がなくなっている。39号室という機関があり、金正恩の独裁統治に使う統治資金をそこで扱っているのですが、その資金が枯渇しているという情報があります。

 一方、安倍政権は「拉致被害者を全員返しなさい、核ミサイルをやめなさい、そうすれば国交正常化をして北朝鮮に対して1965年に韓国にやったと同じような経済協力をする準備がある」と言っています。外貨が見えているんです。北朝鮮は追い込まれれば追い込まれるほど日本と交渉したくなる、という構造ができている。

 しかし、北朝鮮は残念ながら、まずアメリカと核の交渉をして、その後日本とやるということになっています。そして日本側も、核を抜きにして拉致だけで、多額の経済支援をすることはできませんので、今にらみ合いが続いていますが、このような構造の中で武漢肺炎の結果、より一層体制の危機が起きた。

 そして先ほど言い忘れましたけれども、患者が蔓延しているだけではなくて、中国との貿易を遮断した結果、チャンマダンと言われる市場の商売が縮小して、その結果、食べ物の値段が高騰して、一番貧乏な、子供だけの世帯とか老人世帯で餓死が出ています。このままいくと大量の餓死が出るのではないかともいわれています。そのくらい北朝鮮は追い込まれている。追い込まれたのでなければ拉致の交渉は始まらないという点では今機会はある、チャンスはあると私は思っています。

 ありがとうございました。救う会ニュースは一週間に一回くらいのペースで今後もやっていきます。どうぞよろしくお願いします。

以上

 

しかしながら 最新の情報では 金正恩氏が脳死状態となり 混乱が起き始めているところです。 我々の社会も武漢肺炎で混乱状態ですが、これを機に拉致被害者の取戻し、従来からの対応を推し進めてほしい。

 


#2020/04/24 NK国「重体」は誤報?大統領秘書官、語る