パルデンの会

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華為技術(ファーウェイ)の新型スマホ「Pura 70」に7ナノのハイシリコン・チップが搭載されていることが判明した。バイデン政権の対中ハイテク禁輸は「ザル法」だった。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024)4月29日(月曜日)弐
        通巻第8232号 
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 バイデン政権の対中ハイテク禁輸は「ザル法」だった
  7ナノ半導体をSMICが自製していたとは!
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 どうやって最先端半導体を調達したのか?
 華為技術(ファーウェイ)の新型スマホ「Pura 70」に7ナノのハイシリコン・チップが搭載されていることが判明した。
アップルとの競合市場でファーウェイのシェア回復が展望される。

米国のハイテク分析・調査企業「テクノインサイト」は、「Pura 70 の半導体はSMIC(中芯国際集成電路製造有限公司)が製造した『Kirin 9010』プロセッサだ」と特定した。
同社のハッチソン副社長は「ファーウェイは中国市場において、米国の制裁から完全に脱却した。しかし、世界市場では米国の制裁により依然として抑制されている」と述べた(「サウスチャイナ・モーニングポスト」、4月29日)。
2024年の展望として、ファーウェイは中国で5000万台以上の端末を出荷する。市場シェアは19%となり、2023年の12%から再びトップの座に戻る。

 エヌビディアの半導体、在庫市場から大量に中国へ流れていた
「エヌビディアの先端半導体を調達したのは中国科学院、山東省の人工知能研究所、湖北省地震管理局、山東大学、西南大学、黒龍江省政府系のハイテク投資会社、国有の航空研究センター、宇宙科学センターなど」とロイター(2024年4月23否)が報じている。

中国のハイテク企業が蝟集する深センの電気街、通称「華強北」が闇市場のメッカ。なにしろ偽ブランドが溢れる北京の秀水市場とともに有名で、この「華強北」(地名)では、カメラ部品からドローンまで、さまざまな商品が売られ、最先端エヌビディアの半導体を扱っている。
これは深セン特区の同市内福田区にあり、秋葉原を模しての出発だった。いまでは秋葉原の30倍規模。世界中からのバイヤーで賑わい、24時間営業の店舗も多数ある。

たとえばエヌビディアの人工知能(AI)用最先端半導体「A100」が通常価格の2倍で売られている。

2023年にバイデン政権は中国、香港への「A100」、「H100」輸出を停止するようエヌビディアに命じた。そこで裏口から小口で輸出され、蓄積された闇市場が成立しているのも中国らしい
やっぱりバイデン政権の対中ハイテク禁輸は「ザル法」だった。

    □◎み○☆や◎☆ざ○☆き◎☆◎ま○☆さ◎☆ひ◎◎ろ○☆