パルデンの会

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ペマ・ギャルポ最新刊『チベット人だからわかる 中国は消防士のフリをした放火魔』刊行

中国に「コロナウイルス」感染とその犠牲に対する責任を問え!ペマ・ギャルポ最新刊『チベット人だからわかる 中国は消防士のフリをした放火魔』刊行

チベットと同じ道をたどる香港。そして日本。

中国共産党と世界は共存できない。

 
現在進行形で民衆への虐待、民族浄化が行われているウイグル
日本で報道されない「中国 ・インド・パキスタン」の国境紛争。
周辺国を軍事的な脅しと巧みな外交・交流で属国化。
米中激突時代、きれい事はありえない。曖昧な政策はアメリカから捨てられる。
日本の再建は、経済至上主義を廃し、日本の伝統である美徳を復活せよ。


本書は、チベット出身の国際政治学者・ペマ・ギャルポ氏による最新刊である。
祖国を滅ぼされた自身の経験から、あまりに平和ボケしている日本に対し中国共産党に対する警戒を強めるよう各種メディアなどで訴えているが、本書は「新型コロナウイルス」騒動の陰で暗躍する中国の動きに焦点を当て、その上で日本はどうするべきかを説いたものである。
「はじめに」で著者はこう述べている。

新型コロナウイルスの蔓延する現在も、中国はその侵略と覇権主義を継続的に拡大させている。北は北極から南は東シナ海南シナ海まで、全世界を支配下に置く野望を実現するための具体的行動を起こしつつあるのだ。
日本の領土である尖閣列島への侵攻、インド軍に対する、専門の格闘訓練を受けた中国人による暴力的攻撃、南米エクアドルガラパゴス諸島沖合における、約二六〇隻の中国漁船団による海洋資源の乱獲、そして、香港における一国二制度を完全に消滅させ、中国の植民地にすることを目指す香港国家安全維持法の制定。これらの中国の行為をそのまま放置すれば、遠からぬ内に、インド同様に格闘訓練を積んだ中国人たちが尖閣列島に上陸し既成事実を作ろうとするかもしれない。アメリカのポンペオ国務長官が述べたように、世界の民主主義国は中国に対するこれまでの幻想を捨てて、中国共産党と世界は共存できないことを明確に認識すべき時だ」

ともすれば過激と見える本書のタイトルは、アメリカのアジア研究学者、マイケル・ソボリク氏の発言を元にしている。新型コロナウイルスの世界的なパンデミックを招きながら「マスク外交」で諸外国に恩を売るというそのやり方はまさに「消防士のフリをした放火魔」であり、同様のやり方で中国共産党に祖国を滅ぼされた著者にとって、非常に合点のいくものだったのだ。まさに「チベット人だからわかる」ということである。

著者は本書の執筆理由をこう語る。
「日本もまた一刻も早く、日中友好という美名や幻想から覚醒し、中国に立ち向かう覚悟と政治的決断を持ってほしいと思うからである。かつてのチベットウイグル南モンゴル、そして今の香港のような道を日本がたどらぬためにはただ一つ、中国と闘う決意を持つしかないことを、日本を愛するチベット人として訴えたい」
安倍首相辞任により日本国内も大きく揺れている状況ではあるが、中国のような「一党独裁国家」ではない「民主主義国家」にとって、一番重視されるのは「民意」である。
日本国民一人一人が、既存メディアの報道だけでは把握できない本書の内容を得ることで、たとえ新しい首相が誰であろうと、仮に政権が交代したとしても「揺るがない民意」を持つことが大切であると思う。
 


【書籍情報】
書名:チベット人だからわかる 中国は消防士のフリをした放火魔
著者:ペマ・ギャルポ
仕様:四六並製・232ページ
ISBN:978-4802401074
発売:2020.09.05
本体:1400円(税別)
発行:ハート出版
商品URL:http://www.810.co.jp/hon/ISBN978-4-8024-0107-4.html


【著者】ペマ・ギャルポ(Pema Gyalpo)
1953年、チベット・カム地方のニャロンに生まれる。1959年、中国軍の侵略によりインドに脱出。1965年、日本に移住。1976年、亜細亜大学法学部卒業。1980年、ダライ・ラマ法王アジア・太平洋地区担当初代代表。2005年、日本に帰化
現在、拓殖大学教授、桐蔭横浜大学客員教授岐阜女子大学名誉教授、チベット文化研究所所長、アジア自由民主連帯協議会会長。
主な著書に『犠牲者120万人 祖国を中国に奪われたチベット人が語る 侵略に気づいていない日本人』(弊社刊)、『チベット入門』(日中出版)、『「国」を捨てられない日本人の悲劇』(講談社)、『立ち上がれ日本! 目醒めよ、麗しの国』(雷韻出版)、『中国が隠し続けるチベットの真実 仏教文化チベット民族が消滅する日』(扶桑社)、『日本人が知らなかったチベットの真実』(海竜社)などがある。