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武漢肺炎、WHOは中国起源でないと言うが、ますますその疑いが濃厚、どんどん明らかに

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武漢研究所で「危険な実験」、流出説めぐり注目高まる

 山崎洋介 2021/5/31(月) 中国[中国発新型コロナ][会員向け]

 

新型コロナウイルスの起源をめぐり、中国の武漢ウイルス研究所(WIV)からの流出説の信憑(しんぴょう)性が高まってきた一因に、そこで行われていたウイルス実験に伴うリスクへの認識が広がってきたことがある。WIVの研究には、大統領首席医療顧問を務めるファウチ氏が所属する米政府の研究機関も資金を提供しており、米議会でも問題視され始めた。(ワシントン・山崎洋介)

米国が資金提供で支援

米議会でも問題視

流出説の信憑性を高めることに大きく寄与したのが、元ニューヨーク・タイムズ紙のベテラン科学ジャーナリストであるニコラス・ウエイド氏が今月上旬、オンライン学術誌に発表した長文の論考だ。

ファウチ米国立アレルギー感染症研究所長=1月21日、ワシントン(EPA時事)

ファウチ米国立アレルギー感染症研究所長=1月21日、ワシントン(EPA時事)

この中でウエイド氏は、新型コロナの起源について詳細にわたって検証。自然発生説について、2002~03年に流行した重症急性呼吸器症候群(SARS)や15年の中東呼吸器症候群(MERS)のケースと異なり1年以上たっても感染経路について手掛かりがないなどの問題点を指摘し、研究所流出説の方が、新型コロナに関する事実について「はるかに容易に説明できる」との見方を示した。

特に、コウモリ由来のウイルス研究者で「バットウーマン(コウモリ女)」の異名を持つ石正麗氏がWIVで、コウモリから取り出したコロナウイルスの遺伝子を操作し、人間の細胞に感染させる実験を行っていたことに注目。「記録が封印されているため、石氏が研究室でSARS2(新型コロナ)を生成したか否かはまだ定かでないが、確かにその方向に進んでいたようだ」と人工的に作られた可能性を提起した。

こうした研究は、「機能獲得研究」と呼ばれ、人為的にウイルスの感染性や病原性を高めることで、将来のパンデミック(世界的大流行)を予測し、ワクチン開発などにつなげることを目的とする。だが、実験で作られた危険性の高いウイルスが漏洩(ろうえい)するリスクが指摘され、論争の的となっていた。

国立衛生研究所(NIH)は14年から、SARSのようなコロナウイルスが発生するリスクを研究するため、米ニューヨークを拠点とする非営利団体エコヘルス・アライアンスに資金提供。同団体は、昨年停止されるまでの6年間でNIHから370万㌦を受け取り、そのうち約60万㌦を中国のWIVに提供した。

米政府内で機能獲得研究を支持してきたのが、NIH傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)のファウチ所長だ。今月11日の議会公聴会で、共和党ランド・ポール上院議員は、石氏らがコウモリから取り出したウイルスを「強化」し、人間の細胞に感染し得る「スーパーウイルス」にしたと訴え、この資金提供について厳しく問い質(ただ)した。

白熱したやりとりの中で、ファウチ氏は「NIHは、武漢ウイルス研究所での機能獲得研究にこれまでも、現在も資金を提供していない」と強く否定した。

だが、WIVへの資金提供が機能獲得研究に当たらないとの主張には、科学者から反論も出ている。

同研究に反対してきたラトガーズ大学教授でバイオセーフティーが専門のリチャード・エブライト氏は、ナショナル・レビュー誌で、ファウチ氏の発言は「明白な間違い」だと異議を唱えた。例えば、石氏らが17年に公開した研究論文には、資金提供者としてNIAIDが明記されている上、機能獲得研究を行ったことは明らかであるという。

「これは、パンデミックを引き起こす潜在性を持つ新たな病原体を生む、リスクの高い研究だ」。エブライト氏は、その研究内容を問題視した。

研究資金握るファウチ氏

新型コロナ自然発生説 「確信せず」と立場転換

研究所流出説が当初、「陰謀論」として排除されてきた背景には、WIVとつながりを持つ米研究者の働きもあった。

中国・武漢ウイルス研究所と関係が深い米非営利団体エコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック代表(本人のツイッターから)

中国・武漢ウイルス研究所と関係が深い米非営利団体エコヘルス・アライアンスのピーター・ダザック代表(本人のツイッターから)

特に、これまで流出説を「純粋なでたらめ」などと強く批判してきたのがエコヘルスのピーター・ダザック代表だ。同氏を含む27人の科学者は昨年2月、新型コロナが「自然起源ではないことを示唆する陰謀説を強く非難する」公開書簡に署名。これをメディアが繰り返し引用するなど、流出説を否定する根拠とされた。

ところがその後、この書簡を起草したのはダザック氏であることが米調査研究団体の情報公開請求によって昨年11月に明らかになった。同氏はエコヘルスの職員らに宛てたメールの中で、書簡の内容が「特定の組織や個人からのものであると特定できない」よう注意すべきであり、「単純に一流の科学者たちによる書簡」と見なされる必要があると伝えていた。こうして、自身が主導して作成したことが表に出ないよう図ったわけだ。

世界保健機関(WHO)が3月、新型コロナの起源を探るために中国に派遣した調査団は、報告書で動物から中間宿主を通じて人に感染したとの仮説が最も有力とし、研究所からの流出説について「極めて可能性が低い」とほぼ否定した。この調査団で米国唯一のメンバーだったのが、ダザック氏だ。WIVと深いつながりを持つ同氏の参加は、調査の信頼を著しく損なうことになった。

また、最近まで流出説を否定してきたファウチ氏の存在により、議論がタブー視されてきたことも指摘される。

18年に米外交官がWIVの安全管理体制に問題があるという内容の公電を本国に送っていたことを昨年スクープしたワシントン・ポスト紙コラムニストのジョシュ・ロギン氏は先月、ポッドキャストの番組に出演。研究資金を配分する権限を握る立場のファウチ氏が「機能獲得研究のゴッドファーザー(ボス)であり、ピラミッドの頂上にいる」存在だと言い切った。

このため、科学者たちは「機能獲得研究は危険性があり、(新型コロナは)研究所から流出した可能性があるが、キャリアや資金を失うことになるから言えない」と漏らしているという。

ウエイド氏も同様に「学界で宣告された見解に異議を唱えるウイルス学者は、助成金を出す政府機関に助言する同僚のウイルス学者によって、次の助成金申請が却下されるリスクがある」とし、自然発生説に異議を唱えると学者としてのキャリアが脅かされる環境があることを強調している。

だが、科学者たちは流出説の可能性について公然と議論し始めており、ハーバード大教授ら18人の著名な科学者が、研究所流出説を真剣に検討すべきであると指摘する書簡をサイエンス誌に発表。ファウチ氏自身も、新型コロナの自然発生を「確信していない」と述べ、流出の可能性を含めた調査を支持する立場に転換した。

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2021年6月1日

10:24

米英で再燃する武漢ウイルス研究所〝起源説〟

 河添 恵子 2021/5/31(月) コラム中国[中国発新型コロナ]

 

再び「中共責任論」高まる

中国はコロナを封じた〝勝者〟のフリをしているが、習近平国家主席は眠れない日々を過ごしているかもしれない。ウォールストリートジャーナル(5月24日)の「武漢ウイルス研究所職員、19年秋に体調不良で通院か 米報告書」によると、同研究所の3人の研究員が2019年11月に病院での治療が必要になるほどの体調不良を訴えていたことが、米情報機関の報告書から明らかになったという。

中国の官製メディアは2020年1月下旬、「武漢の海鮮市場でコウモリを食べた人から広がっていった」と報じたわけだが、それが疑わしいことはもちろん、コロナウイルス発生時期についても、習政権が隠蔽していた可能性がより濃厚になったわけだ。

ABCニュースの「衛星データは、コロナウイルスが以前に中国を襲った可能性を示唆している:研究者」(2020年6月8日)が特集した、ハーバード大学医学部ジョン・ブラウンスタイン教授(ボストン小児病院イノベーション最高責任者で医療センターの計算疫学研究所所長)の見解とも一致する。

同教授の研究チームは、2018年10月と2019年9月の「商業衛星画像」を調査、分析している。その結果、「昨年(2019年)秋に武漢の主要病院周辺の自動車交通の劇的な急増は、新型コロナウイルスが存在し、発生が最初に世界に報告されるずっと前に、中国中部に広がっていた可能性を示唆している」「武漢天祐病院の駐車場の2019年10月の車両数は、2018年の同月と比べて67%も多く、武漢同済医院の交通量も2019年9月にピークを記録した」ことなど、武漢の5か所の主要な病院の外で2019年秋に交通量が大幅に急増している観測結果を衛星画像とともに公表したのだ。

さらに同時期、中国の検索エンジン百度バイドゥ)」において、「咳」「下痢」などのキーワードで検索する回数が激増していたことも補足した。「咳」「下痢」などは、後の「武漢肺炎」の典型的な症状として挙げられている。ブラウンスタイン教授は、この分析が「状況証拠」であることを認めたうえで、「研究が新型コロナウイルスの起源の謎のなかで、重要かつ新しいデータポイントになった」と語り、「(2019年)10月に何かが起きていた」「明らかに、新型コロナウイルス大流行の始まりとして特定された以前から、ある程度の社会的混乱が起きていた」と総括している。

ウイルスの兵器化を研究か

新型コロナウイルスの起源そして正体について、米英などは今も調査を進めているようだが、最近、米国国務省が「中共が5年前にコロナウイルスを兵器化する方法を研究していたことを暴露する文書を入手した」との話が報じられ、英紙「デイリー・メール」も、人民解放軍武漢ウイルス研究所との密接な関係を〝証明〟していた。

中国の生物兵器に関する教材『非典非自然起源和人制人新種病毒基因武器』(軍事医学科学出版/2015年)がここにきて注目されているのだ。FOXテレビもクローズアップした同書には、「現代の遺伝子兵器は、動物伝承実験によって人工遺伝子組み換え生物兵器を自然源として偽装し、平時に敵対国に投入し襲う」などと記されている。

マイク・ポンペオ前国務長官は、5月24日、FOXニュースに出演して、「コロナウイルスパンデミックは中国の研究室が起源だと確信している」と述べ、「中共政府は漏れたことを隠蔽している」と非難した。

日本では政治家も識者もマスメディアも、コロナの感染数かワクチン接種に関する話しか取り上げないようだが、欧米諸国ではパンデミックへの「中共責任論」の声とともに、「生物兵器」疑惑が再び高まっている。

「天然なのか人工なのか、日本は本当に議論していないのですか?」

 

昨年7月、『習近平が隠蔽したコロナの正体~それは生物兵器だった!?』(WACBUNKO)を上梓した私は、実のところウイルス発生の当初から「生物兵器の類では?」と仮定し取材を進めていた。その最中の昨年3月初旬に来日したコロラド州立大学名誉教授のアンソニー・トゥー(台湾名は杜祖健)博士が、私やその周囲に何度か尋ねたのはこの言葉だった。

新型コロナウイルスが天然なのか人工なのか、日本は本当に議論していないのですか?」

毒物学者として現役時代、米軍のアドバイザーにも選ばれたトゥー博士は、「もし、武漢のウイルス研究所でウイルスを作っていたとしたら、やはり攻撃用でしょう。流行っていないものを研究する必要はありますか?」と語り、「中国政府は『生物兵器とはまったく関係がない、嘘だ』と言いますが、自分から『作っています』なんて言うはずがないでしょう」と笑った。

SARSなどを研究するP3レベルの実験室を、2006年に「生物兵器に絡む部署の女性主任」に案内されたトゥー博士は、武漢ウイルスを制御するため、北京から早々に派遣された人物が「軍に所属する生物兵器の専門家」だったことにも注目していた。浙江大学を卒業後、人民解放軍に入り、生物兵器の専門家となりアフリカに派遣され、エボラウイルスの研究をした女性の少将、陳薇氏である。

トゥー博士は、こうも語っている。

「この度の武漢ウイルスについて、『生物兵器ではない』という識者も確かにいます。ただ、その根拠といえば、『ばい菌やウイルスは、いずれ自分の所に戻ってくるから、そんな危ないものを使うはずがない』『中国は生物兵器禁止条約(BWC)に加盟しているから』という希薄なものでしかありません」

それにしても、多くの日本人は「コロナとの戦い」を常套句にしているが、「中共生物兵器を、敵対国に投入し襲う計画を持っていた」との話を知ったら、「陰謀論」と否定するのだろうか。

ゲイツ財団は「救世主」なのか?

コロナの起源と正体も不透明なままだが、ワクチンも早く出来すぎではないだろうか。膨大な寄付をするビル&メリンダ・ゲイツ財団が、ワクチンの開発や検査システムに深く関わっていることは周知の事実である。コロナ禍以前から、反ワクチン運動で絶大な影響力と支持者を抱えるのがロバート・F・ケネディJr氏(以降、「ケネディ弁護士」と記載)である。名前からわかる通り、ロバート・F・ケネディ元司法長官の息子でジョン・F・ケネディ元大統領の甥である。環境弁護士で作家、チルドレンズ・ヘルス・ディフェンス会長、ウォーター・キーパー・アライアンス取締役会の会長などを務める。

父と伯父が不可解な銃弾で絶命したその息子で甥、という立場のケネディ弁護士は、アフリカやアジアなどの発展途上国においてのワクチン被害者(弱者サイド)に寄り添い、命を賭して戦っている(昨年4月、ケネディ元司法長官の孫娘と息子の不審死が報じられた!!)。

独立系メディアの「グレート・インディア」(2020年4月13日)は、ケネディ弁護士が会長を務めるチルドレンズ・ヘルス・ディフェンスのサイトに掲載された「ゲイツのグローバリストのワクチンアジェンダ:製薬とウィンウィンのための必須ワクチン接種」の内容を転載している。

そこには、ゲイツ財団が長年進めてきた、インドにおけるポリオワクチン接種による死去を含む悲惨な副作用の話や、ケニア女性が強制された破傷風ワクチン接種が不妊につながっている話、アフリカや中南米などで髄膜炎の予防接種を子供に強制したところ1割に副作用、ネルソン・マンデラの元シニア・エコノミスト、パトリック・ボンド教授がゲイツ氏の慈善活動を「冷酷」「不道徳」と表現、などが記されている。ポリオ被害の具体的な数値などは、日本語のネット空間でも拡散されているが、大手メディアがファクトチェックやカウンター記事で、ケネディ弁護士の発信内容を全面否定しているのだ。

ゲイツ氏は慈善活動を通じてWHO、ユニセフ、Gaviワクチンアライアンスや非営利団体「PATHマラリア・ワクチン・イニシアチブ」を管理し、製薬会社のワクチン開発につなげ、さらには「ワクチンに対する監視と、心理的操作を行う製薬業界のフロントグループ」の大規模なネットワークに資金を提供している、という話も出ている。

ワクチンは「恐怖の人体実験」か

「ワクチンを打てば安心」と人々が考えるよう誘導する組織が、世界で密かに暗躍している、ということのようだ。マスメディアの収入源の約8割が広告料である。DS(ディープステート)と表裏一体のグローバル企業や組織=スポンサーの意向を反映するのがマスメディアだとすると、視聴者、読者は「洗脳される対象」なのだ。ゲイツ財団は、「金(カネ)の力」で、第三世界においてのワクチンの強制的な接種による〝負の側面〟を隠蔽しているのだろうか。

ビル・ゲイツのワクチンへの執着は、彼がテクノロジーで世界を救うように定められているという救世主の信念と、より小さな人間の生活を実験する神のような意欲によって煽られている」

ケネディ弁護士ら反ワクチンの烽火(のろし)で戦う識者は、こう彼を斬る。

ワクチンを「万能の神」と考えるか、「全世界の人類に向けた恐怖の人体実験」と疑うかは、個人の自由であるべきだ。ところが、日本でもワクチン強制への兆しがある。不気味としか言いようがない。

しかも、このタイミングでゲイツ夫妻の離婚が報じられた。美しい離婚に見せたかったはずだが、その後、児童買春の罪で有罪となり獄中自殺した(とされる)ジェフリー・エプスタイン氏との交流が暴露され、マイクロソフトの会長時代の女性との不適切な関係までが報じられている。ゲイツ氏の身辺も、騒がしくなるのだろうか。

そしてもう1人、米国において渦中の人物になっているのが、米国立衛生研究所(NIH)傘下の国立アレルギー感染症研究所(NIAID)所長のアンソニー・ファウチ博士である。武漢ウイルス研究所でのコロナウイルス研究のために、NIHが非営利団体のエコヘルス・アライアンスを通じて、5年間で少なくとも60万ドル寄付したことを認めた。NIHのディレクターによれば、「コウモリのコロナウイルスがヒトに感染できるかを研究するため」だったという。

新型コロナウイルスにまつわる「闇」が、すべて暴かれる時は果たして来るのだろうか。

 

インドで医師1200人死亡 コロナ感染、ワクチン急務

配信

 
共同通信

インド西部ムンバイ近郊で新型コロナウイルス患者を診察する医師=24日(ロイター=共同)

 

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中央日報日本語版