パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

中国経済、一帯一路の終焉が近いことは分かる。 しかしまだまだ中国経済を支援する 日本など金の盲者がまだ存在する。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇ 
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
宮崎正弘の国際情勢解題」 
令和三年(2021)10月11日(月曜日)
通巻第7079号  
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 中国新幹線、2035年に7万キロは達成できるのか
  西部地区の営業コスト、予測よりさらに下回っていた
***************************************

 2004年に中国新幹線網の構想が打ち上げられ、工事は2004年から開始、第一号は北京・天津間で2008年北京五輪に間に合わせて完成した。
 爾後、瞬く間に全土へ新幹線が突貫工事で敷設され、2021年9月現在、3万8000キロ(日本の新幹線の12倍!)。
 180都市の527の駅を繋いだ。世紀の大工事は、隋の煬帝の運河建設を上回る大土木事業となった。

 問題は採算がとれるか、とうかの営業コストである。中国新幹線の赤字に関しての公式見解は、「(赤字累積の行き先を懸念する声があるが)地域経済の発展に貢献しており、総合的に判断すればプラスになる」とする。
累積赤字は表向き83兆円と言われる。実際は、この倍だろうと推測されている。乗車率、運賃、運行コストには駅舎維持、メインテナンスのエンジニア待機から駅員、付帯してのサービスその他。

 中国の「地域地勢調査」に拠れば、沿海部は9%の成長しているという。(何を基準に、何が「成長」としているかは不明。乗客数なのか、沿線地区のGDP成長率なのかは明記されていない)。中央部の新幹線沿線は3・6%成長、北部は4・4%成長。ところが西部は1・5%の成長しかなかったと、国内の研究機関ですら、その赤字体質を懸念していることが分かる。

 ところで雲南省昆明からラオスビエンチャンへの敷設工事はほぼ完成し、10月2日には首都ビエンチャン新駅が完成した。年内開業の予定という。ビエンチャンの南の川を渡ればタイであり、次はタイ北部ノンカイを繋ぐ予定だという。
   ○△□◇ミ◎○△□ヤ○△□◇ザ◎○△□キ△□◇◎   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
 ◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆◇◆☆◇◆☆◇◆◇☆◆◇◆☆◇◆◇☆◇◆◇ 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

 中国軍機、四日間に149機が台湾領空を侵犯
  東沙群島の軍事占領予行演習か?
***************************************

 
 メディアは「戦争は現実的」(WAR IS REAL10月1日の国慶節。中国軍機の台湾領空侵犯は38機。翌10月2日には39機、内訳はJ16が14機、スホイ30型が4機、Y8が二機。10月1日から4日までの四日間で合計149機の中国軍機が台湾領空を侵犯した。

)と書いた。
 空域を調べると殆どは東砂岩礁領空である。台湾本島の上空は防空識別圏の南側を掠めるだけのようで、台湾の東海岸に夜間飛行訓練も行った。

 さて、東砂群島(プラタス諸島)は高雄から西南西へ150キロくらいの岩礁。一つの島を除いて満潮時には水没する。
中国空軍の行動半径はJ10でも片道600キロ、スホイ27型機で、片道750キロあるので、往復しても燃料の心配はないと言われる。

 台湾軍は岩礁の東島に100人ほどが駐屯。陳水篇、馬英九が視察したことがあるものの選挙向けジェスチャーと言われた。
東島には台湾軍の1550メートルの滑走路がある。

中国がもし、台湾へ攻撃をしかけるとすれば、金門島群島の二つの無人島か、この東沙諸島を占拠し、勝った、勝ったと言いふらすのでは?

歴史を紐解くと、1909年に清国から日本が島を購入した経緯があり、第二次世界大戦の終盤、1945年にアメリカの潜水艦が上陸し占領した。
      ○△□◇ミ◎○△□ヤ○△□◇ザ◎○△□キ△□◇◎   
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~