今治の海運会社所有の貨物船 ウクライナで被弾
ウクライナ南部の港近くで、愛媛県今治市の海運会社が所有する貨物船がミサイル攻撃を受け、損傷していたことがわかりました。 ロイター通信によりますと、砲撃されたのは、愛媛県今治市の海運会社日興汽船が所有する貨物船「ナムラ・クイーン」です。日本時間の25日午後、穀物を積んでウクライナ南部のオデッサ沖付近を航行中、ロシア軍のミサイル攻撃を受け出火したということです。ウクライナ国防省が公開した写真では、船体に大きな穴が空いているのが確認できます。日興汽船によりますと、乗組員およそ20人のうちフィリピン人の乗務員1人が軽いけがをした、ということです。
50カ国、ロシアが安保理決議案に「拒否権を乱用」と共同声明
(CNN) ロシアが25日、同国によるウクライナ侵攻を非難する国連安全保障理事会決議に拒否権を行使した。これに対し、50カ国がロシアの拒否権行使は権限の乱用にあたるとする共同声明を出した。 声明は米国のトーマスグリーンフィールド国連大使が安保理会合後に読み上げた。その周囲には署名した国々の多くの代表が並んだ。 トーマスグリーンフィールド氏は「ここに立つ我々は今日、安保理には紛争防止と戦争災禍の回避という厳粛な責務と崇高な目的があると信じている」「ロシアは今日、我々の強力な決議案に拒否権を行使して権限を乱用した」と述べた。 ロシアによるウクライナ侵攻の非難決議案には11カ国が賛成したが、中国とインド、アラブ首長国連邦(UAE)は棄権した。