パルデンの会

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1月18日英国の疫病統計で定評のあるエアフィニティは、「中国におけるコロナの一日の死者は36000人」と『上方修正』した。

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
    令和五年(2023)1月19日(木曜日)
       通巻第7595号 
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 中国のコロナ感染死は年内に一千万人を超える????
  一日の死者が36000人と英国エアフィニティが『上方修正』
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 1月18日、英国の疫病統計で定評のあるエアフィニティは、「中国におけるコロナの一日の死者は36000人」と『上方修正』した。昨師走29日の推計では一日に11000名が死んでいるとしていた。

 春節旧正月)に21億人が移動すると予測されるから、一月だけでも、@3・6万とすれば、計算上、一ヶ月で111万6000人、年内に1314万人になる。
衝撃の数字である。

 「とくに河南省甘粛省青海省雲南省で感染拡大が顕著だが、「医療施設、病院の粗末さ、医師と看護師の不足、住民の医療知識の欠如。そして病院がシステムとして機能していない」などの原因をエアフィニティのマット・リンゼイ所長が述べている(『ザ・タイムズ・オブ・インディア』、1月19日)。

 ワクチンの効能への疑問も専門筋からは指摘されている。ネットでは『死んでもコロナではなく他の病名に書き換えられている』などの投書が目立つ。

  習近平主席自身も18日に放映されたビデオメッセージで、「ゼロコロナ対策が成功し、勝利したのだ」という宣言を忘れて「猛烈で深刻な状態が地方で見られる」と公式にコメントした。
 この春節へのメッセージは「コロナに立ち向かう医師団の貢献を称え、希望を持ち、この困難に立ち向かうのだ。我々の政策は正しいのだ」と強調している。1月22日からの旧正月前に明るい希望を述べるのが恒例だったが、習演説は大半がコロナに言及しているのである。

 毛沢東の大躍進とは大飢饉だった。3600万人から4500万人が死んだ。文革での死者は少なくとも2000万人と見積もられている。

感染死拡大ニュースに追い打ちをかけたのは中国の人口減である。61年ぶりに人口減という問題に直面した。
当局は農村から都市への集中が原因としているが、若者達の人生観の激変ぶりについては触れていない。

現時点でインドに抜かれたことは確実だが、14億1000万人の中国人口は2050年には13億人に減るだろう。2022年度の人口減は85万人だった。現状を長期的に維持するには毎年400万人の新生児が必要となる。
比率から言えば日本より深刻な人口動態の変化である。

    ☆□☆◎み□☆☆□や☆□☆□ざ☆□☆□き☆□☆□