臓器あっせん、別の日本人患者も死亡…ベラルーシで肝臓・腎臓を同時移植
配信 読売新聞
NPO法人「難病患者支援の会」(東京)による臓器あっせん事件で、NPOが昨年ベラルーシに案内した日本人患者3人のうち、肝臓と腎臓の同時移植を受けた会社役員の男性(当時45歳)も手術後に死亡していたことが捜査関係者への取材でわかった。警視庁は死者が2人に上ったことも踏まえ、NPOの立件に踏み切ったという。 【写真】「難病患者支援の会」のHP…「実績と経験」とうたっている
警視庁幹部によると、NPO理事長の菊池仁達(ひろみち)容疑者(62)(臓器移植法違反容疑で逮捕)は、厚生労働相の許可を得ず、東京都内の40歳代男性にベラルーシでの肝臓移植をあっせんした疑い。男性は昨年2月の手術後、容体を悪化させ、帰国後に家族から改めて生体肝移植を受けたが、昨年11月に亡くなった。
捜査関係者によると、3人のうち、肝臓と腎臓の同時移植を受けた男性は、移植費用としてNPOに約8500万円を支払い、昨年5月にベラルーシに渡航した。同9月1日に手術を受けたが、細菌による腹膜炎を起こし、同28日に現地で死亡していた。
関係者によると、男性は肝硬変が悪化して肝臓と腎臓の移植が必要となった。ホームページでNPOの活動を知り、NPOの事務所を訪れると、菊池容疑者はベラルーシの病院の写真を示し、「帰国後は大学病院に入院できる」などと移植を勧めたという。
男性は着手金として300万円、預かり金として8200万円をNPOの口座に振り込み、NPOの案内で現地に渡った。臓器提供者(ドナー)は現地で亡くなった人で、病院からは手術が成功したと説明されたが、まもなくして容体が急変したという。
現地の病院は取材に、「(男性は)当院で移植手術を受けた後、複数の疾患のため、困難な経過をたどった」と答えた。
日本移植学会所属の移植医によると、複数の臓器の同時移植は、成功すれば劇的な回復が見込まれるが、手術が長時間かかり出血量も増えるため、感染症などの危険が高まる。また、同時移植が必要な患者は基本的に重症化しており、「渡航自体にもリスクがある」(移植医)という。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
タイトル | 中国の移植犯罪国家による臓器狩り |
---|---|
サブタイトル | |
著者 | デービッド・マタス/トルステン・トレイ |
出版社 | 自由社 |
ISBN | 9784915237799 |
出版年 | 2013/10/31 |
サイズ | 単行本 |
価格 | 1650 円 |
概要 | 医師等12名が綿密な調査に基づいて告発。無実の囚人6万5000人を臓器収奪のために殺害。臓器狩りの対象は、監禁した法輪功学習者等120万人!! |
目次 | 第1章 岐路に立つ移植医学―医学を愚弄する非倫理的な臓器摘出 第2章 汚染された供給源―移植臓器のための密輸、密売、臓器獲得 第3章 極東圏における臓器狩りの悪行 第4章 臓器を摘出された人数は?―2000年~2008年の法輪功学習者殺害に関する調査ベースの推定値 第5章 中国の臓器移植の問題点 第6章 数字 第7章 法輪功迫害について 第8章 中国の死刑囚の臓器利用がイスラエルの新移植法に与える影響 第9章 処刑された囚人を臓器提供に利用し続ける中国の現状に学界はどう対応すべきか 第10章 中国での汚れた臓器移植制度における国際製薬会社の責任 第11章 医学の使命 |