パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

中国共産党は、アルファケンタウリやさらに遠くにいる人々よりも、はるかに差し迫った脅威だ。

スパイ気球をめぐり臆測
UFOビジネス繁栄の一因に

 

 スパイ気球の中には、他の国からではなく、別の太陽系から来たものがあるのではないかという臆測が飛び交っている。

 これは、ここ数年、民間や軍のパイロットによるさまざまな未確認飛行物体(UFO)の目撃談が相次いでいるためだ。これらのUFOは、しばしば人工の乗り物ではできないような行動を取ることがあると言われている。UFOの動きは、私たちが理解している物理学の法則では説明できないというように見えるという報告もある。

真実を語らなかった空軍

 私は、映画「メン・イン・ブラック」で、シルベスター・スタローンダニー・デビートらと共に、地球人に成りすました宇宙人として出演していたので、宇宙人の可能性について語る特別な資格を与えられてもいいのではないかと思う。

 宇宙人が地球を侵略するというフィクションが初めて広まったのは、オーソン・ウェルズのラジオ番組「宇宙戦争」だったと一般には考えられている。番組中でニュースとして伝えられたため、当時、本当に宇宙人が襲来してきたと勘違いし、パニックになる人々がいた。ウェルズのこの番組は、H・G・ウェルズの1897年の同名の本を基に制作されたものだった。

中国の高高度監視気球の残骸回収のためのサルベージミッション3

中国の高高度監視気球の残骸回収のためのサルベージミッション

 第2次世界大戦後の1947年にニューメキシコ州ロズウェルで起きた有名な事件をきっかけに、地球上で宇宙人が活動している(侵略されている可能性がある)のではないかという話が世に広まった。

 スミソニアン誌は2017年、ロズウェルでの発見の歴史とその変遷を概説したドノバン・ウェブスター氏の記事を掲載した。タイトルは「1947年、高高度気球がロズウェルに墜落 エイリアンは決して去らなかった」だった。

 ウェブスター氏はこう記している。米空軍の情報将校、ジェシー・マーセルが1947年7月8日、ロズウェル・デイリー・レコード紙に、「ロズウェル陸軍飛行場の第509爆撃団の情報部はきょうの正午、この飛行場が空飛ぶ円盤に支配されたと発表した」と述べた。

 ウェブスター氏の記事はさらに、「ワシントンのスミソニアン国立航空宇宙博物館の宇宙史学芸員を最近退職したロジャー・ラウニアス氏は『どうやら、空軍は、真実を語るよりも、墜落したエイリアンの宇宙船がそこにあるとした方がいいと考えたようだ』と述べた」と記している。

 「ラウニアス氏は含み笑いをしながら『空飛ぶ円盤はモーグル計画(40年代後半に米軍が実施したソ連に対する高高度気球スパイ活動)より受け入れられやすかった。だから、この流れに乗ることになった』と述べた」

 この76年間、米国だけでなく世界の一部の人々は、何かが起こっているに違いないと思ってきた。

 そして言うまでもなく、「スタートレック」から「スター・ウォーズ」に至るまで、大衆メディアによって、私たちは宇宙旅行への想像力を掻(か)き立てられてきた。また、これらの映画や「X―ファイル」などのテレビ番組では、宇宙人が地球を脅かしているという設定になっている。これらすべてが、UFO(エイリアン問題に取り組む新政府機関は未確認航空現象=UAP=という用語を使いたいようだ)産業の繁栄につながった。

 米政府は宇宙人問題に組織として取り組もうと躍起になっている。「空中物体識別管理同期化グループ」は、2022年の国防権限法を受けて「全領域異常解決局」に改編された。この官僚組織の再編成と名称変更によって、米国民が安心するとは思えない。

 1947年から69年まで、世界中で1万2000件以上の未確認空中物体が報告されている。

 公共ラジオ(NPR)のビル・チャペル氏は1月13日にこう報じた。

 「全領域異常解決局と国家情報長官室は、新しい目撃情報の中で、171件の事例に注目している。それには『異常な飛行特性や能力を示したと思われ、さらなる分析を必要とする』事例も含まれる」

呼び名変えたがる官僚

 どうやら、米政府はUFOをUAPに変えることで国民が安心すると思っているようだ。私は、官僚がなぜUAPの方がUFOよりも明確で有用だと考えたのか、説明してほしいと思っている。普通の米国民の多くは、官僚がどう言おうとUFOを使い続けるだろう。

 メン・イン・ブラックのエイリアン配置事務所との契約があるので、これ以上、エイリアンについて話せないので、この言葉を残しておこうと思う。中国共産党は、アルファケンタウリやさらに遠くにいる人々よりも、はるかに差し迫った脅威だ。