パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

もう北朝鮮は末期状態、厳しく対応して 拉致被害者や 特定失踪者を取り戻せ。 日本の国内にいる金体制を利権にしようとする 政治家、役人、経済人を警戒!!

北朝鮮内部>「食べ物を寄こせ」と老人と困窮住民が役所に殺到 警察が機動隊投入し排除 両江道で3月末

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アジアプレス・ネットワーク

去る3月末、北朝鮮北部の両江道(リャンガンド)恵山(ヘサン)市で、腹を空かせた高齢者と貧困住民が役場や労働党庁舎などに食糧を求めて殺到する騒ぎがあり、当局が警察力を投入して解散させる事態になっていたことが分かった。現地に住む取材協力者が伝えてきた。 (チョン・ソンジュン / カン・ジウォン) <北朝鮮写真> 秘密カメラが捉えた! これが抵抗する庶民たちの姿だ(10枚)

◆発端はひとりのおばあさんの抗議だった

恵山市に住む取材協力者によると、騒動が発生したのは3月29日。その経緯を調べる過程で、事件の発端は、生活に苦しむあるお婆さんの行動だったという。取材協力者は次のように説明する。 「そのお婆さんは、洞事務所(町役場に相当)を訪ねて行って、『(金正恩)元帥様が、人民が餓死するまで食糧配給を出さないはずがない。中間で幹部たちが横取りするので食糧がなくなったのではないか。今、私には食べる物がないのだ。すぐ食糧をよこしなさい』、そう言ったそうだ」 そのお婆さんは60代で、「元帥様」まで持ち出して堂々と食糧を要求したので、洞事務所では事を穏便に済ませようと、食糧を少し渡して帰らせた。彼女の行動は間髪置かずに周辺に伝わり、事態は急展開を見せることになる。

◆警察は機動隊まで動員して収拾図る

「食べ物がもらえるらしいという噂を聞きつけた市内の老人たちは、洞事務所や、労働党と人民委員会(地方政府)の庁舎、糧穀販売所に続々と集まり、食糧を寄こせと叫ぶ騒ぎになった。さらに、食べるのに困っている貧しい人たちまで押しかけて、あちこちが騒乱のようになった。安全局の機動隊が出動して解散させたが、当局は老人たちの家族を呼び出して、家に連れて帰らせていた」 協力者は事の経緯をこのように説明する。 事態が一段落した後、当局は騒動の発端となったお婆さんを、食糧がもらえるというデマを広めた「老害者」とみなし追跡したという。処罰が下されたのかはわからない。

◆「流言飛語」を拡散させるのは「反社会主義分子」と規定

当局は、今回の事態を「流言飛語」の拡散によって社会混乱が発生した事件とみなし、住民間で情報が流通すること自体を警戒して、取り締まり強化に乗り出したという。協力者は次のように説明する。 「4月に入って、事件事故について噂を流したり、政策を非難したりした者は、老人であっても厳格に処罰すると当局から通知があった。今回の騒動については、安全局では噂を流布した者は反社会主義分子だと決めつけ、当日に洞役場付近を通った人をのべつ幕なしに調査して、情報を流布した者を探し出そうとした。 結局、誰が噂を流したのかはわからなかったのだが、事件をきっかけに、『流言飛語』や、幹部を批判、党の政策を非難したりする行為は、反社会主義行為とみなして処罰すると通知があった」 今回の騒動は、偶然が重なって発生したハプニングであったが、金正恩政権による反市場政策や統制によって、住民たち暮らしがみるみる悪くなり、不安や動揺が高まっていることが、事件の背景にあることは間違いないだろう。

 

※アジアプレスは中国の携帯電話を北朝鮮に搬入し連絡を取っている。

 

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