パルデンの会

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米国  不法移民のこどもが百万人をこえた

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 「宮崎正弘の国際情勢解題」 
     令和六年(2024)5月28日(火曜日)
        通巻第8269号  
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 不法移民のこどもが百万人をこえた
  学校、英語補習、スクールバスの増員で追加支出が激増
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 アメリカへの不法移民が増え続けている。
 何故追い返せないのか。仕組みはこうである。経済難民ではなく、政治亡命を申請すると、民主主義と平等という手前、亡命手続き上の審査がある。裁判形式だが、これがうまみのある弁護士稼業。 
組織的に利益構造ができあがっている。審査ははやくても数年、場合によっては十年かかるが、この間、地方自治体はシェルターを提供し、こどもたちには学校へ就学させなければならない。

 コロラド州デンバーを例に取ると、追加の英語の補修やシェルター建設のため、1750万ドルの追加予算を組んだ。子連れが目立つのは2021年から、つまりバイデン政権の成立とともに急増し、不法移民のうち100万人がこどもである。

 マサチューセッツでは2600万ドルを支出した。生徒数が3740名のストートン校は教室がすし詰め状態となり、新たに7人の教師を追加採用した。
英語補習の教員は7人からら17人になった。公立校へのバス通学で、運転手やスタッフ増員のため費用が増え、またシェルター収容のホームレスは7477世帯。このうちの半分が不法移民、それもハイチからの不法移民である。

シェルタ-からもあふれ出る移民を、一部自治体は付近のホテルを充てている。
また収入があって、難民シェルーから抜け出せた家庭も付近のアパートは軒並み高騰していた。地つきの人々もインフレに悩まされ、ようするにバイデンの不人気、最大の原因は、この不法移民無策、治安悪化、税金負担増への不満から来ている。

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