湖南省長沙市の恩光教会が警察の強制捜査を受ける
モ・ユアン |
湖南省の省都にある最大の家庭教会には長く美しい歴史がある。それはまた、迫害の歴史でもあり続けている。
モー・ユアン
湖南省長沙市にある長沙恩光教会は、中国の独立系家庭教会の世界ではよく知られている。この教会が再び捜索を受けた。
長沙キリスト教長老教会は清朝中国で外国人宣教師によって設立された。毛沢東時代に政府が管理する三自教会に強制的に組み入れられるまで活動を続けた。しかし、盲人や聾唖者の信者を含むグループがこの動きに抵抗し、秘密の家庭教会として存続した。最終的に、長沙の他の家庭教会と合併して、盲目のキリスト教徒である張鍾良の指導の下、恩光教会を形成した。
その後、張氏は政権に反対したために三自教会の南京神学校から追放された長老たちと合流し、 1,000人以上の会員を擁する湖南省 最大の家庭教会に成長した。
グレースライト教会は2018年に初めて家宅捜索を受け、禁止された。教会は借りた場所や個人の家で集会を続けていた。これらの集会は2019年5月に正式に禁止されたが、中止されることはなかった。2019年12月29日、長沙の南風ホテルの借りた部屋で行われていた洗礼式が家宅捜索を受け、中断された。2023年、警察は当時86歳だった張氏の自宅を家宅捜索し、逮捕はされなかったものの、虐待や脅迫を行った。
2019年から、グレースライト教会は、少人数のグループに分かれて別々に礼拝することで警察の嫌がらせを逃れようとしてきた。11月3日、約300人の信者からなるそのようなグループの一つが、借りたホテルの会議室で会合を持った。集会は警察の強制捜査を受け、信者たちの携帯電話が押収され、身元が特定された。
逮捕された者はいなかったが、グレースライト教会の指導者たちは自分たちの身の安全を心配し、他の家庭教会や人権団体に祈りの要請を送った。彼らは、グレースライト教会の10年にわたる美しい歴史がもうすぐ終わるのではないかと恐れている。
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