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「宮崎正弘の国際情勢解題」
令和七年(2025年)8月27日(水曜日)
通巻第8922号
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ペイパルマフィアのボスが動き出した。思索するグループに注目
イーロン・マスク、サマーズ、クシュナーらが呉越同舟
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“ペイパルマフィア”と言われる人脈の中心人物ピーター・ティールが会員限定のネットワーク「ダイアログ」を本格化させ、ワシントン郊外にキャンパスを建設する。すなわち政治の中心地へ殴り込みをかける。
すでにティールはトランプ政権にザッカーバーク、ペゾスら民主党支持者をくっつけ、政権中枢のAI&暗号通貨担当部署の責任者に、ティールの弟子ディビット・サックスを送り込んでいる。
またティールが創設したパランティアはすでにCIA、FBIと膨大な予算を獲得し、いくつかの契約しており、情報機関や防衛機関の主要サプライヤーとなっている。
「ダイアログ」は、有名企業CEO、シンクタンク研究員、知識人の重鎮が集まる会員限定の集まりである。ダイアログは、ネットで連携する世界で、深い思索をしたいという需要の高まりを反映している。
「ダイアログは、世界のエリート層に、携帯電話やソーシャルメディア、報道機関、そして利害関係者からのプレッシャーから離れて、イデオロギーの垣根を越えて率直に話し合う機会を提供する」とティールは言う。
ダイアログのメンバーにはテスラCEOのイーロン・マスク、スコット・ベッセント財務長官、ラリー・サマーズ前財務長官、KKR共同創業者のヘンリー・クラビス、メリーランド州ウェス・ムーア知事、コリー・ブッカー上院議員、ジャレッド・クシュナー前ホワイトハウス上級顧問、タルシ・ギャバード国家情報長官、テッド・クルーズ上院議員(共和党、テキサス州選出)などがいるといわれる。
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