パルデンの会

チベット独立と支那共産党に物言う人々の声です 転載はご自由に  HPは http://palden.org

「チベット 至宝展」ー仏像からの 声なき声 についてー

皆様へ
簡単に投げかけた言葉に 非常に重い 打ち返しがあり 開始から17日を上野で過ごしてきた自分としては少々 気分が重いですね。
しかしながら17日をやって来た甲斐はあります。
美術館関係の方から「チベット支援者が開催時からやって来た抗議はよく理解してます。世界的にチベットと中国の関係が知られ、支援者が抗議されることは当然と思っています。
できる限りトラブルが起きないようにしています」とのお話でした。
もちろん 「チベット至宝展」の関係者ではありません。

中に展示された 仏像が 結構ぞんざいに扱われているのも皆さんご承知だそうです。

九州国立博物館 と 北海道県立美術館の2か所で4月あまり開催されていたはずなのにそういった指摘もあまりなく「いいぞ!いいぞ!」というネット情報がかなりあり、見つけたあとにいろいろ、おせっかいですが書き込んできました。
現在我々が やっている抗議に準じるような運動は それぞれの美術館/博物館ではなく、上野に来てはじめて活発に行われているわけです。
土曜、日曜に 長田氏がやったツアーも 同様な物が 北海道で美術館とホテルオークラが 食事と学芸員の説明をやっていましたが、果たして長田氏が行ったものを越えていたのかどうかわかりません。 
私達の話で チベット支援者が美術展を見に行く事に垣根を作ったのであれば あやまります。 しかしながら当初より、入るなら何らかの抗議をしよう!とは提案はしていました。

明らかになっているこの展示品のそれぞれが持つ稀代な歴史を知るがゆえ、美術品として
果たして見学していいものなのかは疑問です。

そのうちの一つ、ノルブリンカからの仏像にはダライ・ラマ法王が中国に囚われないように民衆が法王を引き止め、それが法王の国外への脱出となり、12000人ものチベット人への無差別砲撃に悲劇が閉じ込められており、無差別殺戮の後にも、文化大革命時に すべての建物が引き倒されそれにまつわる多くの 僧侶、仏教徒の血が流れているわけです。
チベット支援者故ここまで知った上で その仏像を金を取られて見せられて・・・・・

皆さんを驚かす気はありませんが、仏像というものは我々を越えた世界がありますので
美術品としてみる事を進める事はしたくありません。
「だったらどうやねん?」 となりますが、いろんな意見があるわけだから 「それぞれのすきなようにやれば!」と冷たくあしらうしかないかもしれませんね。
もし 展示された仏像あるいは仏具が 本来あるべきところで皆さんとお会いできれば
本当の仏像からの声がきこえるでしょう
間違ってはいけないのは いままで行われた日本の仏像の展示会とこのチベット展は
まったく違います。
日本の阿修羅展、鑑真和像展 どちらも お寺の修復を願うために お寺より外に出ていただいて 仏像の気高きお姿を見せて その修復にかかる経費を「勧進」という形で集める日本仏教1000年の日本のやり方でした。
いくら 博物館で 一般に展示していても その根底にあるものは 平和そのものであり、
我々を幸福にすることを願った上での 仏像の一般公開でありました。

逆に今回のチベット仏像は お寺から取り外されて、見世物のごとく赤裸々に一般に見せられ、仏像に封じ込められた嘗ての人のぬくもりをも 取り戻すことなく 遠い異国の地に運ばれてきたものであります。
チベットの労働改造キャンプに囚われている 多くの信仰をとがめられた チベット人と同様 信仰を取り上げられ がんじがらめで 時の経つのをまっているわけです。

展示会の初日、巡礼に参加されたお坊さんのお話によると、上野の森美術館前でお経を
唱えた後、その巡礼のあとを たくさんのチベットの亡霊が続いたそうです。
その亡霊の中には いまだに自分の不遇を訴える者もおり、これらが見える女性の方からは かなり重たいものを 亡霊たちは抱えているとの事でした。
そのため お坊さんの中には参加された時に、巡礼開始の30分前、巡礼開始後の30分後
を 毎回 成仏を祈り、ご供養されている方がいます。
それほど強い霊的な存在感がある今回の展示会 よく注意して 行動されることを望みます。 
展示開始以来 入館された何人かの方が 体調の不快感を感じて、展示会を見学後
天海僧正毛髪塔前で 「りんか」している我々に訴えてこられました。
我々とて 除霊などできないわけですから、20~30分 一緒にお話ししていただいて、
気持ちよくなっていただき、チべット問題解決への支援者に 変身してもらっています。

われわれは 土、日曜に リンカしておりますが、その中に気功をやってくださる方も
いますので、もし気分が悪くなった場合、毛髪塔へ飛び込んできてください。
もちろん ボランティアでやっております。
最後に I LOVE TIBETの長田氏のツアーに関して、
長田氏の備忘録では 土曜、日曜のツアーでは 赤字であったような事が書かれて
いるようです。
ツアーを続けるために 自発的ボランティア方式で、毎週何時になったら集合して
前回ツアーに参加した方が次回の先達になって集団で行動されてはどうなんでしょうか?
お金を集めて 食事、お礼、チケットの支払をやるぐらいであれば、すべてボランティア
でやれば問題ないのではないのでしょうか?

毎週 毛髪塔前には上野のボランティアの歴史ガイドさんに先導されて、散策の方がこられます。毛髪塔をお世話をしている方から、我々がリンカをすることで、ゲートを開けて安全に、皆さんに天海僧正の毛髪塔にお参りしてもらうように依頼されました。
毎週来る方が喜んでおられるのを見て、同じようにできないか?非常に期待します。